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2児のママ、ニッチェ・江上。長男は“キムタク期”に突入し、長女は絶賛イヤイヤ期。食卓で納豆のねばねばをこねくり回した先にある事件とは!?

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江上さんと息子さん、娘さんのスリーショット。
江上さんと長男、長女とのスリーショット。

お笑い芸人として忙しい日々を送る、ニッチェの江上敬子さん。4歳の長男・とっちゃんと、2歳の長女・さっちゃんのママとして、日々の子育てに奮闘している様子がブログでも赤裸々に語られています。今回は、毎日驚くことだらけの子どもたちとの日々について、また、自身のロールモデルであるという母親との話を聞きました。
全2回インタビューの後編です。

▼<関連記事>前編を読む

生後2〜3カ月で仕事復帰!仕事をしながら子育てするほうが、自分らしくいられる

長男が小さいころの、親子3人の写真。
長男が小さいころの、親子3人の写真。

――子どもたちは、現在は保育園に通っているんですか?

江上さん(以下敬称略) 2人とも、同じ保育園に生後2〜3カ月ぐらいで入園し、今も通っています。保育園の先生方にもかわいがってもらい、息子や娘はみんなに育ててもらっているという感覚でいます。

子どもたちを早くに保育園に預けることは、いろいろな意見がありますよね。私もブログに書いたところ、「早すぎないですか?」とか「かわいそう」というコメントをもらいました。そういう考えの人はもちろんいるだろうなと想像していましたし、人は人、自分は自分と思っています。

私が早くに預けたのは、相方がいたというのもあります。私が長く休むと、その分、相方の近藤さんの仕事も減ってしまうので、それはちょっとなという思いがあったんです。近藤さんは、「気にしなくていいよ、好きにしていいよ」とは言ってくれたんですけど、私が気になってしまって。

それと、私の母親はバリバリ働いていたので、私自身も保育園で育ったし、保育園が好きだったんです。私は母のことが大好きだし、すごく尊敬していたので、自分の中で「かわいそう」という感覚はなかったですね。

――夜間の仕事や地方ロケなどで、不在のときもあるのでしょうか。

江上 はい、ありますね。そういうときは、家のことや子どものことはすべて夫がしてくれます。もちろん、仕事が入った段階で、夫に相談しますけどね。そうすると、「じゃあ、その期間は早めに退社するけど、その代わりにこの時期は遅くまで仕事をさせてほしい」という感じで、お互いに仕事の調整をしながら、2人で仕事と子育てを両立させています。

私は、自分が働いているマインドのほうが、子育てをするうえでも、いい状態だと思っているんです。子どもに対する接し方が、ちょっと変わってくるのかなと思っています。

――仕事と子育てを両立させていきたいという気持ちは、ずっとあったんですか?

江上 私の人生のロールモデルが、学校の先生をしている母親なんです。今ではちょっと時代錯誤かもしれないですが、家に仕事を持ち帰っては、深夜12時や1時ぐらいまで仕事をするような人でした。

私は、そうやって遅くまで仕事をしている母の横で、一緒に起きているのが好きだったんです。2人でお茶を飲みながら、今日あったことなどをよく話していました。

母親のまわりには、学校関係の人や教え子など常に人がいて、たくさんの人から愛されて、尊敬されているのを子どもながらに感じていました。そんな母親が、私はとっても自慢だったんですよ。だから子どもたちにとっても、私がそのようになれたらいいなとひっそりと思っているんです。

上の子のイヤイヤ期が抜けたら、今度は下の子が!食べ物が飛んでくるのは日常茶飯事

江上さんファミリーのある日の食卓。
江上さんファミリーのある日の食卓。

――ブログでは、普段から食卓の様子が投稿されています。食事は、江上さんにとってどんな時間ですか?

江上 日中は保育園に行っているので、平日の触れ合いは、朝ごはんと夕ごはんの時間なんです。そこを穏やかに、すてきなものにしたいとずっと思ってはいたんですけど、まあそうもいかないですよね(笑)

ちょうど上の子が、やっとイヤイヤ期が抜けて、ちゃんと座ってごはんを食べられるようになったんですけど、次は下の子がイヤイヤ期に突入。長女は1歳半ぐらいから自己主張がすごくて、言葉で表すことは比較的できますが、何が嫌なのか自分でわかっていないのかなと感じます。

ごはんは確実に投げられてしまうので、「投げられてもいいや」という心持ちでいないと。今では、投げやすい食べ物は出すのをやめようかなという感じです。ほかにも、汁ものだと、飛び散るショックが大きいので、乾いた食べ物がいいかなとか。

納豆も粘るのが楽しいみたいで、こねくり回して、最後にシャンプーのように頭にすりこんじゃうんですよ(笑)。だから、朝には納豆は絶対に出せないですね。納豆シャンプーは何度か経験しましたが、とにかく恐ろしかったです(笑)

あと、もうひとつの大きな悩みが、2人の好きなものと嫌いなものが全然かみ合っていないこと。上の子はお肉系のハンバーグとギョーザが好きで、トマトやチーズが嫌い。逆に下の子は、トマトとチーズが大好きで、ハンバーグやギョーザを絶対に食べてくれないんです。だから、毎回2種類作らないといけないので、それが今は大変ですね。

――ほかにも、子育てでの悩み事はありますか?

江上 夫婦間で、子育ての方針の違いを感じることが多いです。たとえば食事の場面で、上の子も下の子も、まったく食べない時期があったんです。そのときに私は、おなかすいたら食べるっしょという感覚で、「食べないならいいよ、いすから降りな」と言って、「その代わり、おなかすいても知らないからね」と。子どもたちには、自分の食べる意欲を大事にしてほしかったんです。

でも夫は、とにかく体が心配なようです。2人とも、食べたくないときは本当にまったく食べてくれないんですよ。それでも、朝ごはんも夕ごはんも大事だから、どうにかしてでも食べさせたいという考え方でした。YouTubeをつけて見せておき、その間に親が口に持っていって、なんとか完食させていました。

2人で何度も話し合いましたけど、今は夫のほうが子どもと一緒にいる時間が多くて、メインで子育てをしてくれているので、夫の意見を尊重しています。両親がそれぞれの考えでやってしまうと、子どもが混乱してしまうと思うんですよね。

ただ、本当に違うと思ったときは、夫婦で話し合って決めるようにしています。

私に気をつかって甘い言葉をイケメンに伝えてくる息子に、今はメロメロ!

長男と江上さんのツーショット。お出かけ先で。
長男と江上さんのツーショット。お出かけ先で。

――息子さんが「キムタク期」という時期に入ったそうですね(笑)

江上 キムタク期というのは、漫画家・東村アキコさんの子育てエッセイ『ママはテンパリスト』に登場するエピソードからきています。そのエッセイの中で、息子さんが木村拓哉さんばりのイケメンチックな発言を繰り出す時期を「キムタク期」と命名しているんですよ。

息子は最近、「ママはかわいいよね〜」とか「本当に愛してるよ」とか言ってくるんですよ。パパはそんなことは言わないので、パパのまねではなくて、私が子どもたちに「愛してるよ!」と言い続けてきた影響かもしれないですね。そして最近は、その言葉を、ちょっとカッコつけて言うようになりました(笑)。「ほっぺ貸して」と言ってきてほっぺを出すと、「おやすみ」と甘い声で言いながらチュッとしてくるんですよ!たぶん、とっておきのほめ言葉だというのを学んだんでしょうね。

これもいつまで続くかわかりませんが、今は存分に楽しみたいと思います!

――子どもたちには、これからどのように育っていってほしいですか?

江上 好きなことを見つけてくれたらいいなとは思っています。人生に彩りが加わるような楽しいこと、好きなことをして、さらにそれが仕事にもつながったら、もっといいかなと。あとは、2人とも優しく育ってくれたらいいですね。

――これから仕事面では何か新たに挑戦したいことはありますか?

江上 ずっとやってみたいなと思っているのは、ミュージカルです。私は、プライベートで俳優の戸田恵子さんと仲よくさせてもらっていて、会うたびに、「敬子ちゃん、絶対にミュージカルやりなよ。あなたならできるわ」と言ってくださるんです。

戸田さんには、「自信ないっす」と答えているんですけど、いつかチャンスがあるならやってみたいなという気持ちがあります。ただ、先日も舞台があったのですが、出産を2度経験したことで、すごく体力が落ちてしまったことを実感して・・・。でもいつか、ミュージカルには挑戦してみたいです。

お話・写真提供/江上敬子さん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部

長男のイヤイヤ期から脱したと思ったら、今度は下の子のイヤイヤ期。そして、長男にやってきた、ママメロメロの“キムタク期”と、成長が著しい子どもたちとの暮らしを楽しそうに語ってくれた江上さん。自身の母親をロールモデルとして尊敬する気持ちから、自分が一生懸命に仕事をする姿が子どもたちに少しでも伝わるようにと願っています。
夫婦で協力しながら、これからもにぎやかで自然体の江上さんの子育てが続きそうです。

江上敬子さん(えのうえけいこ)

江上さんのプロフィール画像

PROFILE
1984年、島根県生まれ。2005年、日本映画学校で出会った近藤くみこさんとお笑いコンビ『ニッチェ』を結成。2011年、「NHK新人演芸大賞」演芸部門大賞を受賞。2015年、8歳年上の一般男性と結婚し、2020年に第1子となる男の子、2022年に第2子となる女の子を出産。

江上敬子さんの公式ブログ

江上敬子さんのX

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