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お笑い芸人・やしろ優。「イッテQ!」のメンバーは最強のママ友。子育て悩み相談から夫のグチまで・・・、私らしい超ポジティブ育児を広めたい!

更新

やしろさんと夫・野村さん、息子さんと3人で、新幹線に乗ってお出かけ。
やしろさんと夫・野村さん、息子さんと3人で、新幹線に乗ってお出かけ。

モノマネタレントとしてもおなじみの、やしろ優さん。2016年に同じく芸人である夫・野村辰二さんと結婚し、2022年に第1子長男「やさ丸」くんが誕生。夫や家族と一緒のチーム育児で、仕事も子育ても全力の毎日を送っています。
やさ丸くんの子育てやパパとしての野村さんのこと、また芸人さん同士のママトークなどについても聞きました。
全2回インタビューの後編です。

▼<関連記事>前編を読む

晴れの日に長靴を選んだってOK!自分で選んだり、考えさせることが大事

家の中で体を動かして遊ぶ、やしろ優さんとやさ丸くん。
家の中で体を動かして遊ぶ、やしろ優さんとやさ丸くん。

――やさ丸くんとの日々の様子を、Instagramなどで投稿していますね。コミュニケーションの中で、これだけは気をつけているということはありますか?

やしろ優 息子に「これをしてはダメだよ」と伝えたいときに、ただ「ダメ」というだけではなくて、どうしてダメなのかの理由を話すようにしています。たとえば、いたずらをしているのも、本人は好きでやっていたり、いいと思ってやっているので、急に「それはダメ!」と言われても、困ってしまったり何が悪いかわからないんですよね。

息子が小さいときに、おにぎりをふざけて投げたことがあったんです。そのときに私は、お米ってどうして大事なのかを泣きながら伝えました。そうすると息子にも私の思いが伝わって、それからはきちんとごはんを食べるようになったんです。

あとは、「〇〇しなさい」という言い方はしないようにしています。それは、私が親に言われてイヤだったからなんです。代わりに、「これ、やってみない?」とか、「これしてほしいんだけど、どう?」などという言葉で伝えるようにしています。

それから、なるべく自分で考えさせるようにもしていますね。息子のおもちゃや洋服を買うときにも、必ず本人に「どっちがいいかな?」と、自分で考えさせたり、意見を聞くようにするんです。こういう私の問いかけに、息子がどんな答えで返してくるのか、それを私自身が楽しみにしているところもありますね。

――やしろさんは、保育士・幼稚園・ベビーシッター資格を持っているそうです。やさ丸くんを育てる中で、役立っているなと感じることはありますか? 

やしろ優 実習などで、いろいろな子どもたちに会いましたが、それぞれにタイプが違いました。「〇〇しなさい」と言われたほうがしっくりする子もいるかもしれません。ただうちの子の場合は、自分で決めさせたほうがいいかなと思ったので、そのような声がけをしてきています。

たとえば、めちゃくちゃ晴れている日に、息子は長靴を選んだりするんですよ。そのときに、「晴れてるんだから、長靴は履いちゃダメだよ」と言うことは、私はなんだかしっくりこなくて。それだったら、靴は私が持っていってあげて、途中で替えたいと言ったら、履き替えさせればいいかなと思うんです。

親が何を選ぶといいのかを決めてしまうと、本人にとっては面白くないと思うんですよね。自分で決めることで、責任のようなものが生まれるし、絶対にそっちのほうが楽しいんじゃないかなと。

私の夢は、家の中を幼稚園みたいにすることなんです。だから、子どもがたくさんいたらうれしいんですけどね。今は、夢への第1歩がかなって、息子との毎日をとことん楽しんでいます。

息子がどうしても寝ないときは、部屋を真っ暗にして“エア絵本”を

一緒に絵本を楽しむ、やしろ優さんとやさ丸くん。
一緒に絵本を楽しむ、やしろ優さんとやさ丸くん。

――Instagramで拝見しましたが、やさ丸くんと歌遊びをしたりと、スキンシップも大切にしていますね。

やしろ優 保育士のために勉強していたときに、歌や、身近にある材料でできる工作などもたくさん学んできました。その知識を、今の育児にも活用したいなと思いながら、日々息子と一緒に遊んでいます。

認定こども園(以下、こども園)で習ってきた歌を家でも歌ってくれるので、それを一緒に歌ったりもしますね。それから息子は今、忍者にハマっていて、いつも剣を振り回しているんですよ(笑)。それで、「やられた〜」と言って倒れると、それだけでゲラゲラ笑っています。私自身も体力勝負ではありますが、息子がこども園から帰ってきたら、今度は家の中が園のように楽しくあってくれたらうれしいです。

そんな感じで、わが家はいつでもにぎやかなのですが、ずっと下の階へ足音などが響いていないか心配していたんです。実は、階下に大家さんが住んでいて。それで先日お会いしたときに聞いてみたら、ちょうど真下は駐輪場だったので大丈夫と言ってくださって。心の中で、「よっしゃ〜〜!」って感じでした。

――読み聞かせなどもしていますか?

やしろ優 先日、森三中の大島さんに、息子さんである笑福(えふ)くんが読んでいた絵本をたくさんゆずっていただいたんです。だから、わが家の本棚には今、絵本がたくさん並んでいて、なかでも「そらまめくんシリーズ」がお気に入りです。

読み聞かせをするときには、息子が自分で読みたい本を選んで持ってきてもらいます。パパと読みたい日があったり、私と読みたい日があったりと、読んでもらう人を気分で変えているみたいですね。

あとは、息子が全然寝てくれないときは、部屋を真っ暗にして、“エア絵本”で私の想像の中の『ももたろう』を話してあげます。そのときに、物語の先を息子に想像させることもあります。そのうち、夫も加わったりすると、ももたろうからストーリーがだいぶかけ離れていきますけど、それはそれで楽しいですよ(笑)

ゲーム好きで課金しまくりのだらしない夫が、パパになって変わった!

やしろさんと野村さん、やさ丸くんの3人でお出かけ。
やしろさんと野村さん、やさ丸くんの3人でお出かけ。

――夫・野村さんは、やしろさんから見てどんなパパですか?

やしろ優 ちょっとずるいな〜なんて思うんですが、私が息子をしかる役になりがちで、夫が息子をなぐさめる役になるんですよ。息子のイヤイヤが発動して、もう私ではどうにもできなくなくなってしまうと、「僕がいくよ!」と息子を外に連れ出して、とにかくやさしくなぐさめているみたいです。

そんな感じで、夫はパパとして、いいところばかりもっていくんですよ(笑)。息子に甘くてしかることができないようなのですが、やっぱり本当に必要なときは、きちんとしかってほしいんですけどね。私は悪者になることも多くて、息子からは「ママ、嫌い!」なんて言われることもあります。

夫は、ちょっとだらしないところがあって、夫婦だけで暮らしているときはゲームばかりやっていたんです。「どんだけ課金するんだよ〜!」と、けんかばかりしていました。でも子どもが生まれてから、夫はすごく変わったと思います。何より、息子のことを第一に考えてくれているなと感じます。

息子がまだ新生児期などで、3時間おきに泣いて起きていたときも、必ず一緒になって起きてくれました。「こういうことはちゃんとやってくれる人なんだ」と、意外に思いましたね。まあ、基本的には息子に甘々ですけどね(笑)

――芸人さん同士の夫婦だと、家の中の雰囲気はどうですか?

やしろ優 夫は意外と笑いに厳しいんですよ。鉄板の笑いがあって、息子がちょっと違うことを言うと、「今のはちょっとちゃうで。こう言ったほうがウケたで」という感じで。お笑いの英才教育をしていますね。

YouTubeのお笑いの動画を流して家族で見ることもあります。息子が小さいころはドリフをよく見ていました。それでゲラゲラウケているので、「こんなにちっちゃくても、ドリフのオチわかるんや〜」と夫は感心していましたね。

家族3人でのお仕事をいただくこともあります。ただ、夫もある意味イヤイヤ期で、私と一緒に出ることを嫌がるんですよ。でも、せっかくいただいたお仕事なんだからと、なんとか説得して一緒に出させてもらっています。まあ、実際出るとなればうまくやってくれるんですけどね。

週3日は息子のお弁当作り。なんでもよく食べ、食の好みがまるで“おじさん”

やしろ優さんが作った、やさ丸くんのお弁当。見た目にも楽しめるように工夫を。
やしろ優さんが作った、やさ丸くんのお弁当。見た目にも楽しめるように工夫を。

――こども園に行く日は、お弁当を毎回作っているんですか?

やしろ優 今は週3日で園に通っているので、その日はお弁当を作っています。お弁当づくりは好きなのですごく楽しいんですが、献立を考えるのはなかなか難しいですね。ついつい、似たようなメニューばかりになってしまうんです。

息子は、いわゆる子どもが好きそうなメニューよりも、「おじさんかっ!」って思うぐらい、渋いメニューが好きなんですよ。大根の煮ものやしょうが焼きも好きで、よくお弁当に入れています。

――やしろさんはおすしをよく食べられているようですね。「たまひよ」ではたびたび、子どものお寿司デビューの時期が話題になります。やさ丸くんはもう食べていますか?

やしろ優 今年の5月ごろ、神奈川県三崎に、家族3人で移住体験をする番組があったんです。三崎は、まぐろがすごく新鮮でおいしく食べられるので、そのときに息子もおすしデビューをしました。2歳半ぐらいのときですね。

ただ、ネットで調べると、「おすしは3歳以上から」と出てくるので、そんなにひんぱんにはあげていないです。本人が「食べたい!」と言ったら、息子の体調を見ながらあげる感じです。

私の実家が、おすし大好き一家なんです。父はサラリーマンなんですが、おすしが握れる人で。私自身も、自宅でおすしを握って楽しんでいます。父に聞くと、私はけっこう小さいころからお寿司を食べていたようで、息子にも早くこのおいしさを知ってほしい気持ちはありますね。

ロケの滞在先で、芸人さん同士で子育てトークをすることも

韓国ロケに行ったときの、やしろさんのオフショット写真。
韓国ロケに行ったときの、やしろさんのオフショット写真。

――番組で共演している芸人さんと、子育てトークをすることはありますか?

やしろ優 森三中の大島さんは先輩ママですし、イモトさんはお子さんが息子と1カ月違い、バービーさんは後輩ママになりましたね。よく、楽屋などでママトークもしていますよ。

イモトさんとは、「優、子どもの習い事ってどこ行ってるの?」と聞いてきてくれたり、「最近、子どもが食事のときに集中力がなくて困ってるんですよね」などと私が相談したりもします。先日も、『イッテQ!』の合同合宿があって、イモトさんと同室だったんです。部屋にテラス席があったので、そこで夜空を眺めながら、ぶどうジュース片手に子育てトークをしていました(笑)

芸人仲間が続々と、ママになってきているのはうれしいです。仕事先で、「最近、子育てどう?」などと声をかけられたり、悩みを相談ができるのは本当に心強いです。あとは、芸人同士ということもあって、夫の愚痴なども聞いてもらったりしています。

――これから、どのような仕事に取り組んでいきたいですか?

やしろ優 後輩2人とやっているYouTubeチャンネルは自分で編集もしていて、少しずつ登録者数や再生数も増えてきたので、これからも積極的に発信していきたいですね。あとはもう少し、子育てについて話せる機会がたくさんあったらいいなと思いますね。

私はもともとポジティブな性格ということもあって、子育てでもあまり悩まないタイプなんです。でも、すごく悩んでいる人からしたら、「ポジティブな性格だから、いいよね」と思われるんじゃないかなと。夫はどちらかというと私と反対の性格なので、私の考えを受け入れてくれることもあるし、「ちょっとそれは響かないかな」というときもあるみたいで、そこはなかなか難しく感じています。

ただ、私は子育てを発信することを仕事のひとつにさせてもらえているし、こういう仕事をしているからこそ広められるチャンスでもあるので、私らしい超ポジティブ育児を、たくさんのママたちに広められたらいいなと思います。

お話・写真提供/やしろ優さん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部

やさ丸くんのイヤイヤ期まっただ中ではあっても、保育士としての経験をいかし、自分らしい子育てをしているやしろさん。芸人仲間の中にはママも多く、楽屋やロケ先などでは、子育てトークに花が咲くことも多いそう。悩みを相談しながら、ときにグチを吐き出しながら、息子さんの子育てを全力で楽しんでいて、このポジティブな育児をより多くの人に広めていきたいと語ります。

やしろ優(やしろゆう)さん

やしろ優さんのプロフィール画像

PROFILE
1987年、神奈川県生まれ。2013年ごろより、倖田來未や芦田愛菜のモノマネで話題を呼び、さまざまなバラエティー番組に出演。2016年には、お笑いコンビ・笑撃戦隊の野村辰ニと結婚し、2022年には第1子となる・やさ丸くんを出産。

やしろ優さんのInstagram

やしろ優さんが参加するYouTubeチャンネル『ぽちゃHOME』

●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2024年11月の情報で、現在と異なる場合があります。

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