あやしのプロが伝授! 泣く子を笑顔にするおもちゃ&テク
※たまひよの写真スタジオにて撮影
お出かけした先で子どもがグズって泣きやまずゆっくりできなかった、なんて経験ありませんか? たくさんの人がいる中で子どもが泣いたりぐずり続けたりすると、ママは焦る気持ちと申し訳ない思いで気が気じゃありません。
そこで、子どもの笑顔を引き出すあやしのプロ、『たまひよの写真スタジオ』スーパーバイザーの藍郷友香さんに、泣いている子どもを笑顔に変える"とっておきワザ"を教えてもらいました!
見慣れたおもちゃは効果なし! ぐずったときの最後の切り札は?
※たまひよの写真スタジオにて撮影
――外出するときは子どもが好きなおもちゃをバッグに入れ、ぐずったら出してご機嫌をとるママは多いと思いますが、なかなか泣き止んでくれません。
「お子さまが好きなおもちゃを持ち歩き、泣いたら出すのは基本的にはアリです。ただ、ダダをこねているときは、見慣れている物を出してもあまり効果がありません。
『たまひよの写真スタジオ』にいらっしゃるママも、お子さまの好きなおもちゃを持ってきてくださるのですが、出してあやそうとするとむしろ〝知ってる!なにそれ!〟とよけい怒って大泣きしたり(笑)。急いでご機嫌をなおしたいときは、目新しいものの方が効果的です」。
――目新しいものというと?
「出かけたときだけ見せる〝外出用おもちゃ〟を、2〜3個用意しておくと効果的です。なかでも首から下げるタイプの小型シャボン玉はおすすめです。
『たまひよの写真スタジオ』でもいろいろなおもちゃを出してダメなとき、最後の切り札としてシャボン玉を出すんです。普段見ることがないし、あまりに不思議なものなので、泣いていても眠くても気がまぎれちゃうみたい。けっこうな確率で笑顔を引き出せます。
ただ、まれにシャボン玉が怖いというお子さまもいますので、よけい泣いてしまう場合はすぐにやめた方がいいですね」。
――シャボン玉を見せればご機嫌がよくなるのですか?
「シャボン玉を見て笑うというより、吹いている私の顔が変で笑うんです(笑)。だから吹くときにおもしろい顔をするのがコツ。息だけじゃなく声も一緒に出すと、お子さまの注意が引けますし、自然ともおもしろい顔になりますよ。
フーっと吹いた後にくしゃみをすると、さらに高い確率で笑ってくれます(笑)」。
場所見知りの子を慣れさせるにはボール
※たまひよの写真スタジオにて撮影
――お出かけした先で、場所見知りして泣いてしまう子もよくいます。
「『たまひよの写真スタジオ』でもときどきいらっしゃいます。そういうときは場所に慣れることが大切なので、一緒に遊ぶところから始めます。このとき活躍するのがボールです。
1歳以上のお子さまはたいがいボールが好きです。ママがリードして遊び、ここが楽しくて安全な場所だとわかれば、お子さまは意外と早く慣れてくれます。
できれば、ボールもお出かけ専用のものを用意するといいですね。100均などで買える小さいボールで十分。目に留まりやすい赤や黄色がおすすめです」。
――逆に、ママがやってはいけないことはありますか?
「当然ですが、怒るのはいちばんダメ。ママの気持ちはお子さまに伝染するので、ママが怒ると子どもも緊張したりイライラしてしまいます。同じ理由で〝笑って〟も禁句です。
あまり笑わそうと懸命にならず、ママ自身も楽しんで一緒に遊ぶくらいがいいと思いますよ」。
年齢別★笑顔を引き出すとっておき小道具
※たまひよの写真スタジオにて撮影
――子どもの年齢別に、ぐずったときに効果的なおもちゃを教えてください。
「0歳だったら音が出るもの。おもちゃよりも口の音の方がよく笑ってくれます。唇をブーっとふるわせたり、パッパッとはじいて音を鳴らしたり。1歳まではおもちゃなしで大丈夫です。
1歳以上になるとこれではきかないのですが、おもちゃよりもおなかを触る方がよく笑ってくれます。触り方がポイントで、小刻みに振動させるように動かすのがコツ。きっと細かい震えがおもしろくなるんでしょう。
私は柔らかいボールなどをおなかに当てて振動させますが、ママなら直接手でやっても大丈夫だと思います」。
――2歳以上は何が効果的ですか?
「楽器やお歌ですね。私のおすすめは100均ショップなどで売っているタンバリン。タンバリンの音は普段あまり聞かない音なので興味を示してくれますし、軽くて持ち運びにも便利です。持たせてあげると楽しんで遊ぶ子が多いです。それに合わせてママが手拍子してあげると、すごくのってくれますよ」。
『たまひよの写真スタジオ』では、必ずカメラマンの他に〝お子さまの笑顔を引き出す担当〟がついて、2人で撮影をしています。お子さまの月齢に応じたプロのあやしで、かわいい笑顔を写真に収めることができます。
万が一、人見知り、場所見知りなどで笑顔が引き出せず、お写真に満足できなかった場合、そのシーンについては無料で再撮影をさせていただいております。ぜひ、プロのあやし、体験してみてください。
詳しくはたまひよの写真スタジオ公式サイトをチェック!(取材・文 かきの木のりみ)
【今回教えてくれたのはこの方!】
藍郷友香さん
『たまひよの写真スタジオ』スーパーバイザー。撮影テクニックからからお子さまの笑顔の引き出し方まで、幅広い知識を持つ赤ちゃん・家族撮影のスペシャリストです。
たまひよの写真スタジオ公式サイトはこちら
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。