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親として子どもにかけたい言葉1位は「ありがとう」。絶対に言わないと決めているNGワードは…? 言葉かけの大切さを専門家が解説

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●写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

「たまひよ」アプリユーザーに「子育てをするうえで『子どもに絶対に言わない』または『子どもに言ってあげよう』と心に決めている言葉はありますか?」と、質問。言ってあげたい言葉トップ3は「ありがとう」「大好き・愛してる・大切だよ」「褒める」でした。言わない言葉トップ3は「否定的な言い方・ネガティブな言葉」「他人と比較する」「兄だから・姉だから」でした。子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。

その存在自体が感謝。かけたい言葉トップは「ありがとう」

「毎晩寝る前に『生まれてきてくれてありがとう!大好きだよ!』と、伝えて、今日素敵だったところを5つくらい伝えるようにしています」(2人のママ)

「『◯◯くんのおかげで助かった、ありがとう』です。感謝の言葉だけではなく『ごめんね』も言います。素直に謝れることも大事だと感じています」(ゆう)

「親の真似をして、物を持ってきてくれたりした時に『お手伝いしてくれてありがとう!』と言っていたら、1歳のころから食べたお皿を片付けたり、洗濯物を干す手伝いをしてくれるようになりました」(みみ)

「子どもが何かしてくれたら、必ず『ありがとう』と言います。それが失敗したり、余計なことだったりでも、まずは肯定的に受け止める。その後に『もっとこうしてほしい』『今はしてほしくなかったな』など、説明します」(rikakkuma)

「大好き・愛してる・大切だよ」「褒める」も僅差で上位に

「亡き父は、いつもいつも私に『大好き』と言ってくれました。10代以降は正直、照れくささのほうが強かったですが、おかげで親からの愛、自分に味方がいることを疑ったことがありません。私も毎日『大好き』と言い続ける予定です」(ねるママ)

「かのチャップリンのお母さんのように、日々、無条件にただ『そのままのあなたが大好きだよ』と、伝えています」(ほりん)

「下の子が生まれてからは、とくに上の子に『愛してるよ』と伝えています」(あかりん)

「子どもが『これできたよ』と伝えにきたら、小さなことでもちゃんと褒めてあげようと思っています。私は自分の親に褒められた経験が少なく、そのせいか今も自己肯定感が低いので」(しんちゃお)

「たとえ失敗しても挑戦したこと、頑張ったことを褒めたいです。私自身がしてほしかったことだから…」(おあいこ)

「『頑張れ』とは言わずに『頑張っているね』と言うようにしています」(あい)

少数派では「挨拶」「共感する」「ちゃんと説明する」など

「ぐずっているときは『●●したかったんだよね』『●●が嫌だったんだね』と、言葉にして共感するようにしています。気持ちを受け止めることで子どもが安心し、やがて自分の気持ちを言葉で説明してくれるようになると思うからです」(あさこ)

「『どうしてダメなのか』を、ちゃんと説明することです。私自身が子どものころ、『これはダメ』と言われただけで、何がダメなのか、知りたかったからです」(有希)

「失敗した時でも頑張りを認めて、悔しさや残念に思う気持ちに共感し、『そういうこともあるよね』と、気持ちを立て直せるような声かけをするようにしています」(きなこんぐ)

かけたくない言葉トップは「否定的な言い方・ネガティブな言葉」

「『〇〇する子は嫌い』『悪い子だね』など、子どもを不安にさせるような言葉は使いたくありません。たとえ赤ちゃんでもひとりの人間として尊重し、大人がされて嫌なことはしない・言わないと心がけています」(ごんぬ)

「子どもの自尊心を傷つけることは言わないようにしたいです。例えるなら『太るよ』や『太ったね』など」(なぎまま)

「『〇〇しないで』と否定するのではなく、『△△しようね』と具体的に教えるようにしています。例えるなら『走らないで』ではなく『歩こうね』みたいな」(あいあい)

「脅し育児は絶対したくないです。私が母から『もう好きにしなさい(好きにしたらもっと怒られる)』『もう家のことやらないから』と言われて辛かったことを、この歳になっても覚えています。私は子どもなりに自分で考えて話せたほうだったので、我が子を信じてきちんとお話しして伝えたいです」(石ころころいん)

「私自身、母から『出産するか迷った』と言われた経験があります。予期せぬタイミングで授かった息子ですが、幼いころから『みんな、幸せになるために生まれてきたんだよ』と、繰り返し伝えています」(ノエル)

自身も嫌だった「〇〇ちゃんはできるのに~」と、比較する言葉

「私自身が、親から知人と比較されながら育ったため、自己肯定感がとにかく低いです。改善したくても染みついていて…。わが子は人格を尊重しながら育ててあげたいです」(わわ)

「他人と比較する言葉です。『うちの子は鈍臭くて~』みたいなネガティブな言葉や決めつけはしたくない。私自身が言われてずっと嫌でした。なるべくポジティブな言い回しで、会話したり褒めたりしたい」(もりもり)

「人と比較しない。ありのままでのびのび過ごしてね、自分が好きだと思うこと楽しいと思うことにまっすぐに突き進んでね、と伝えたいです。そして少しでも成長を感じたら、たくさん褒めてあげたいです」(ReSnow)

理不尽な「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなのに」はNO!

「『お姉ちゃんなんだから』は、絶対に言わないと決めています。私自身が言われて嫌だったからです。同じ理不尽を上の子に感じてほしくないし、姉としての自覚は自然に芽生えているようなので、あえて言う必要はないと感じています」(あさり)

「『お兄ちゃんなんだから』とか『男の子なんだから』は言いたくないです。本人は好きでなったわけではないし、こればっかりは選べないので」(一休さん)

「『お兄ちゃんなんだから』『みんなやってることだから』ではなく、やらなければいけないことには理由があるので、それをきちんと説明して理解させることが大事なのかなと思っています」(焼うどん)

「『お姉ちゃんだから』は絶対言わない。というか『お姉ちゃん』とは呼ばず、〇〇ちゃんと名前で呼びたい』(有希)

2児の母であり、子育てアドバイザーの長島ともこさんに聞きました。

「わが子にかける言葉を大切にしながらも、どうか自分自身にもやさしい言葉をかけてあげてください」と、長島ともこさん

みなさんからのアンケートを拝見して、「ありがとう」や「大好き」といった言葉を大切にしているという声がとても多く、日々の子育ての中で、わが子との関係をていねいに紡いでいこうとする姿が目に浮かびました。
こうした言葉を意識していること自体、とても素敵なことだと思います。

かくいう私も、子どもたちが小さいころは「ありがとう!」をよく口にしていました。お手伝いをしてくれたとき、疲れてリビングで横になっていたら「ママ、大丈夫?」と肩をもんでくれたときなど、うれしさや感謝の気持ちから自然に出てくる言葉でした。

「ありがとう」は、言った側も言われた側も少し温かい気持ちになれる、不思議な力を持った言葉なのかもしれませんね。

現在、子どもたちは2人とも成人しましたが、日常の中で自然に「ありがとう」を口にする姿を見るたびに、言葉は案外こうして受け継がれていくものなのかもしれないな、と感じます。ただ、それは家庭の中だけで育まれたものではなく、祖父母や先生、友人など、多くの人とのかかわりの中で育まれてきたものなのでしょう。

ただ一方で、子育ては、どうしても思いどおりにいかないことの連続でもあります。否定的な言葉やネガティブな言葉、比較する言葉、「お兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから」という言葉はかけたくないと思いつつ、余裕がないときにはきつい言い方になってしまったり、「またやってしまったな」と後から振り返ることも少なくないのではないでしょうか。
私自身、振り返れば反省することばかりです。

だからこそ、「いつも穏やかでやさしい言葉をかけなければ」と、気負いすぎなくてもいいのかなとも思っています。親だって失敗することがあります。でも、「さっきは言いすぎたね」と伝えたり、自分の気持ちを言葉にしたりする姿を見せることも、親子の大切なコミュニケーションなのではないでしょうか。

以前、ベテランの保育士さんが「お母さんは怒っても大丈夫。その何百倍も愛情を注いでいるんだから」と話していたことがあります。その言葉を聞いたとき、私自身とても気持ちが楽になりました。

たった一度の失敗で親子関係が決まるわけではありません。日々のかかわりの積み重ねの中で、子どもは親の愛情を受け取っていくのだと思います。

今回のアンケートからは、たくさんのママ・パパの「子どもを大切に思う気持ち」が伝わってきました。その思いがあること自体が、子育ての大きな力になっているのだと思います。

わが子にかける言葉を大切にしながらも、どうか自分自身にもやさしい言葉をかけてあげてください。毎日、頑張っていることを、まずは自分で認めてあげてほしいと思います。

長島ともこ

PROFILE)
フリーライター、エディター、認定子育てアドバイザー。教育、育児、妊娠&出産を中心に幅広い分野で取材、執筆、企画ディレクション等を行う。PTA活動にも数多く携わり、その経験をもとに、書籍『PTA広報誌づくりがウソのように楽しくラクになる本』『卒対を楽しくラクに乗り切る本』(厚有出版)を出版。All About子育て・PTA情報ガイド。子どもアドボカシー基礎講座修了。プライベートでは2人の子どもの母親。

https://www.tomokonagashima.com/

(取材・文/和兎 尊美、たまひよONLINE編集部)

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2026年6月の情報で、現在と異なる場合があります。

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