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2~3歳児にオススメ! 近所の公園から始める自然体験/見守りのコツ

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子どもに【自然体験】をさせることの意味や価値についてはこれまでもお伝えしてきましたが、うちの子は何から始めようかな?とお悩みのママも多いはず。前回の0歳~1歳児向けに続き、今回は2歳、3歳のお子さんの場合についてお届けします!

アウトドアプロデューサーであり、THE NORTH FACEの「KIDS NATURE SCHOOL」企画・運営メンバーでもある長谷部雅一さんにお話を伺いました。

公園や、近所の森から始めよう


編集部:
立って好きなように動き回るようになった2歳、3歳児に「自然体験」を増やしてあげたい場合、どんなところから始めればいいでしょうか?

長谷部:
2歳なら、ご近所からお出かけ先まで、どこにでもある「公園」で楽しめます。成長度合いにもよりますが、3歳なら「森」くらいまで範囲を広げてもいいでしょう。

公園の楽しみかた


長谷部:
公園の中でも、土の地面があるところが良いですね。大人だと気にもとめない程度の「地面のでこぼこ」が、お子さんにとっては「起伏がたくさんある場所」になります。バランスをとりながら歩いたり走ったりすることで、体幹トレーニングにもなりますよ。

公園には、子どもの身長を超えるような植え込みや、子どもしか通れない小さいすきま道のようなものがあったりします。そういうところを見つけたら、ぜひお子さんに歩かせてあげてください。大人の目の高さでは気づかないところに、お子さんが興味を持つかもしれません。

率先して遊んでほしい

編集部:
2-3歳だと、まだ親の言葉が100%通じているわけではないですよね。遊ばせかたのポイントはありますか?

長谷部:
逆に思えるかもしれませんが、本来的には、親が率先して自然の中で色んな体験をしてほしいですね。

自然の中には、風や、虫、葉っぱ、においなど、大小さまざまな誘惑があります。誘惑につられて子どもがあっちこっちへ自由に行こうとするときに、それを「許せる」か否かは、親の経験値の幅が基準になってしまうからです。

親の経験の幅を拡げてほしいという思いもあって、KIDS NATURE SCHOOLでは親子一緒にご参加いただくプログラムを用意しています。

編集部:
親自身も自然に親しんでみることが、お子さんの活動の幅を拡げていく上で重要なんですね。

夏休みの時期はKIDS NATURE SCHOOLのほかにも、全国各地で様々な親子参加プログラムが開催されていますので、身近な場所で一度参加してみるのがよさそうです!

見守りは「成長」を知るチャンス

編集部:
お子さんと外遊びに行くこと自体に慣れてくると、お母さんがほかの大人との会話やスマホに夢中で、お子さんを見守っていない状態が起きたりしますよね。

長谷部:
そうですね。
見守っていないと、お子さんの安全を確保できないというのはもちろんですが、同時に、お子さんの成長にも気付いてあげられなくなるんです。

実は日々すこしずつ、お子さんができることは増えているのですが、それを把握していないとつい、「あれやっちゃダメ」「これやっちゃダメ」と、禁止する形でリスク回避をしてしまいます。

近くで見て、一緒に歩き回っていたら、「できる」ことはもっといっぱい見つかりますよ。

子どもを「支配」しない遊びかた


編集部:
「ダメ」と制限しすぎず、自然の中で子どもを遊ばせる…というのは、加減が難しそうだなと感じます。

長谷部:
まず、お子さんが集中して遊ぶ時間は短くてもいい、ということを知っておいていただけると、難しく考えすぎなくて良いと思います。

授業時間を思い出してみると、大学の授業は90分1コマでしたよね。小学校は半分の、45分です。幼稚園・保育園だと、体操の先生がお子さんに教えるのがだいたい30分1コマです。

私たちも、授業時間の間、ずっと100%集中できていたわけじゃないですよね(笑)。そう考えると、幼いときは、集中する時間が最初は1分くらいからでいいんですよ。15分、30分続けて集中させて遊ばせるのは無理があると思います。

いま何に興味を持っているか?を見極める


長谷部:
親子で遊ぶときによくあるのが、親が「これをやらせたい」と決めすぎてしまうケースです。

子どもの興味・気持ちが別のものに向かっているのに、親がやらせたいものを「ほら」「これで遊ぼう」と提示し続けてしまう。これだと、子どもは反応しないし、楽しく遊べない。空振りのような状態です。

この空振りを繰り返した挙句、「うちの子はこれが嫌いなんだな」と勘違いしてしまうことはよくあります。

編集部:
それはちょっと残念なすれ違いですね。

長谷部:
このすれ違いを減らすためにも、お子さんが今、何に注目しているか、何に意識が向いているかを、親御さんがそばでゆっくり見てあげられるといいと思います。

ゆるい広さで考える

編集部:
親御さんとしては、「ああいう遊びができるようになったらいいな」や、「こういうものに触れあってほしいな」など、お子さんへの願いや思いが、ついつい前面に出てしまうことが多いのかもしれません。

長谷部:
遊びに行くときに、「あそこに行って」「何々をしよう」まで、最初から決めすぎないほうが良いかもしれませんね。「あそこに行って遊ぼう」ぐらいの、ゆるい広さで考えておいて、あとは行った先でお子さんが興味を持った物・コトをやればいいですよ。

特別なことをしよう!と意気込みすぎなくていいんです。自然の中でお子さんが「歩きたいところ」、「行きたいところ」、「座りたいところ」で過ごすことから始めてみてください。

今回お話を聞いた人


◆長谷部雅一(はせべ まさかず)さん
有限会社ビーネイチャー取締役。KIDS NATURE SCHOOLの企画・運営に携わる。アウトドアイベントの企画・運営、研修講師、自然ガイドなども務める一方、幼稚園・保育園での活動にも力を入れており、自然体験を通じたボディーバランスや感性、社会性を育む教育などを行っている。
39歳。4歳の娘の父。著書に「ネイチャーエデュケーション 身近な公園で子どもを夢中にさせる自然教育」などがある。

◆KIDS NATURE SCHOOL
http://www.goldwin.co.jp/tnf/kids-ns/
親子が自然に触れる体験を通じて、「生きる力」を育むことを目指したイベント・空間を2012年から提供。2016年はこの後も長野や大阪など、全国各地で季節に合ったイベントを予定しています。あなたのご近所のイベントもあるかも?ぜひWEBサイトをチェックしてみてくださいね。

※この記事はインタビューを基に編集部にて構成しました。

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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