イヤイヤ期の子にも効果あり！？　アロマで目指せ「脱お疲れママ」

2017/08/25 更新

「2歳の娘が朝なかなか起きてくれなくて......」。筆者がぼやいていると、ママ友が「うちは、起きる直前にレモンとマンダリンのアロマスプレーを子どもの頭の上にシュッと吹きかけてる。ご機嫌で目覚めてくれるよ！」と教えてくれました。

育児や仕事に余裕がない中で、優雅にアロマを使う日々とは無縁だよ～！なんて思っていたけれど、アロマって育児にけっこう役立つの...！？　そこで、アロマで有名なオーガニックヘルス＆ビューティブランド「ニールズヤードレメディーズ」さんにお話を伺いました！

心身ともにお疲れモードには「ネロリ」がおすすめ

「お疲れママさんほど、ぜひアロマを使っていただきたいです！」と力強く語る広報担当の鷹見恵美さんは、ご自身も10歳と5歳のお子さんを持つワーキングマザー。

「ニールズヤードで扱っているアロマは、天然の植物から得られる芳香成分を濃縮したエッセンシャルオイル（精油）です。昔から西洋では、精油を『アロマセラピー（芳香療法）』として医療現場でも用いてきました。

香りをかぐと、頭で考えるより先にリラックスしたり、元気が出ますよね。それは、嗅覚は五感の中で唯一、大脳にダイレクトに刺激を伝える感覚であり、大脳から視床下部へ指令がいき、体温調整やホルモン分泌などを通して体調や気分に働きかけてくれるからだといわれています。最近では、認知症の改善・予防策として期待できるという大学の研究データも出ているんですよ」。

――へえ～！　アロマと一言でいっても、いろいろな種類がありますよね。特に私たち母親におすすめの香りはありますか？

「子育ては体力もいるし、常に子どものペースで自分の時間もない。そんな気力・体力ともお疲れぎみのママさんなら、ネロリがおすすめです。ネロリはビターオレンジの花から抽出される爽やかな香り。“心の軟膏”といわれるほど気分をゆったり安定させてくれる香りです。

それと、お子さんと一緒に使うなら、リラックスの代表ラベンダーもいいですね。私も、寝る前によく寝室でラベンダーを焚くのですが、子どもたちの寝つきもよくなりますよ」。

簡単に作れる天然の「アロマ虫よけ」

――子どもと一緒に使えるのはいいですね！　私の友達は、朝に子どもたちをレモンとマンリンの香りで目覚めさせているそうです。

「とてもいいと思いますよ！　お子さんにお使いになる場合、レモンやマンダリン、オレンジなど、食べ物でもなじみのある柑橘系の香りが親しみやすいのでおすすめです。それと、今の季節でしたら、虫がいやがる香りのユーカリやレモングラスでアロマスプレーを作るのもいいですね」。

――市販の虫よけだと化学物質などの成分が気になりますが、天然のアロマなら子どもにも安心して使えそうですね。

「そうですね。アロマスプレーの作り方は、ドラッグストアなどで購入できる無水エタノール5mlにお好きな精油を計1～5滴たらし、水25mlを加えれば完成です。だいたい2週間をめどに使い切ってください」。

（※注）手作りのアロマスプレーを子どもに使用する場合は、「香りの好き嫌いを自分で話せるようになってから」がスタートの目安。乳幼児には薄めに、1～2滴程度で試してみてください。「顔を避けて、スプレー量は控えめに」がポイントです。

取り入れやすい方法で香りを楽しんで

――お部屋で香らせたい場合はどうすればいいですか？　我が家には産前に使っていたアロマポットがあるんですけど、子どもの前で火を使うのは不安です。

「専用のアロマディフューザーやアロマチャームをお使いいただく方法もありますが、ティッシュにしみこませて枕元に置いていただくのもいいですし、お湯を注いだマグカップに精油を数滴加えてもOKです。身近にあるものを使って、気軽に楽しんでくださいね！」

＜商品紹介＞
アロマパルスナイトタイム
https://www.nealsyard.co.jp/onlineshopping/item/detail.php?i_id=293
気分をすっきり明るくするネロリをはじめ、やさしいフローラル系の香りをブレンドしたフレグランス。手首や首筋に塗るだけの簡単さは忙しいママにぴったり。