赤ちゃんのうんち、赤・黒・白は病気のサインって覚えて!
「僕はイクメン」と思っているパパのみなさん、赤ちゃんのうんちのおむつ替えはしていますか?「ママ~助けて~」などと言わず、嫌がることなくしていますか?
「うんちのおむつ」が替えられるか替えられないかでパパのイクメン度をはかるという時代も、すでに過去のものとなりつつあります。今の若いパパたちは率先して替える人も増えています。おむつ替えは単なるお世話ではなく、大切な体調管理の手がかりともなります。
赤ちゃんのうんちはおなかからの大切な夏のお手紙
赤ちゃんのうんちはおなかからの大切な夏のお手紙。
「うんちはおなかからのお手紙」とは本当にわかりやすい言葉で、まだおしゃべりができない赤ちゃんの健康状態を知る上で、うんちがとても大切だということをあらわしています。「なんかおなかがシクシクする」とか「お口の中が痛いの~」とか「頭がぼーっとする」なんて、まだまだ言葉で教えてくれるわけはないのですから…。
赤ちゃんのうんちは月齢によっても、飲んだもの食べたものによっても、そして消化器官の発達によっても変わっていきます。レモン色といってもいいくらいの薄い黄色の液体のような0カ月ごろのうんちから、離乳食をスタートし、大人の食事に近づくにつれ、うんちも大人のようになっていくのです。
おっぱいやミルクを飲んではすぐにうんちが出ていたころと比べて、おなかの中にうんちがとどまっている時間が長くなれば、腐敗が進むわけですからにおいだって変わってくるのは当然です。
夏は感染症が流行る季節でもあり、また体温調節機能が未発達な赤ちゃんは、外気温の変化や室内環境の整え方次第で体調を崩しやすくなる季節でもあります。
うんちの様子がいつもと違うと思ったら、赤ちゃんの体調を心配しましょう。
●血のようなものと粘膜が混じっているような「赤い」うんちが出たら、こわい細菌性胃腸炎が疑われます。
●粘り気がある、粘度が高い「黒」っぽいうんちが出たら、消化管のどこかから出血をしているかもしれない、と心配されます。
●お米のとぎ汁のような粒粒が少しでほとんど液体のようなそして「白い」うんちが出たら、ウイルス感染による乳児下痢症が疑われます。脱水症状や脳症を起こすおそれがある怖い病気の場合もあります。
もちろん、ここで紹介したものは一例だけですが、「赤・黒・白のうんちに注意をしよう」ということは覚えておきましょう。小児科にかかったほうがいいのかどうか、の見極めもママとパパの大切な役割です。
いつものうんちとの違いに気づくためには、もちろん「いつものうんち」を知っておかなければダメだというこにもなります。
泣くことでしたか要求を伝えられない赤ちゃんだから、なんか調子が悪くてもグズグズするだけ、ということもあるでしょう。おなかからの大切なお手紙はしっかり受け取れるように、毎日の「おむつ替え」の大切さをしっかり認識しましょう!
(ひよこクラブ編集部)
参考/ひよこクラブ2015年10月号「心配うんちチェックシート」
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。