おむつ卒業の近道には法則あり!? 「トイレでおしっこ」を進める秘策に迫る
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子どもが1歳・2歳になると、おむつはずれを意識し始めるママ・パパも多いことでしょう。でも、「トイレに誘っても、あまり乗り気じゃなくて…」「早くおむつを卒業したいのに、進め方がわからない」と悩みを抱えるママ・パパもいるのでは? おむつ卒業への近道は“子どもが楽しい!と感じるきっかけづくり”と“無理せず小さなステップを踏むこと”の2つにあります。
子どもが楽しい!と感じるきっかけづくり
子どもがトイレでおしっこをすることに興味を示すように、ママ・パパがきっかけをつくってみましょう。例を3つ紹介するので、取り入れてみて。
①トイレに誘うときは歌って誘う
トイレをテーマにした歌を歌ったり、お気に入りの歌の替え歌でトイレに誘ったりするのがおすすめ。子どもはワクワクして、トイレに興味を持ってくれるでしょう。
②お気に入りのパンツでやる気を引き出す
子どもが気に入っているキャラクターがついたパンツや、子ども自らが選んだパンツをはかせることで、楽しさを演出。おむつから布パンツになることで、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になった!」という成長を感じさせて。
③大好きなぬいぐるみで声かけ
ごっこ遊びに使ったり、一緒に寝たりしている、子どもが大好きなぬいぐるみはありませんか? そのぬいぐるみを使って、楽しくトイレに誘ってみて。「こどもちゃれんじ」のしまじろうも、子どもが大好きなキャラクターの一つ。しまじろうを登場させる手もあります。
無理せず小さなステップを踏むこと
トイレトレーニングを失敗して怒られると、途端に嫌になってしまうのが1歳・2歳の特徴。無理せず小さなステップを踏むことで、達成感を育てていきましょう。4つのステップを紹介します。
①環境を整える
トイレにシールやポスターなどを貼って、楽しい雰囲気を演出。踏み台を置くなど子どもが自分でトイレに座りやすい工夫をしてあげましょう。
②トイレに行ける
これまでのおむつではなく、トイレで排せつすることは、子どもにとって大きな変化。トイレで排せつするイメージがわく工夫をしたり、トイレで排せつをすることの必要性を伝えたりしましょう。
③トイレに座れる
ただ座るだけではなく、リラックスして出るまで座っていられるようになることが成功へのカギ。トイレに座って待つ時間を持ちましょう。
④「おしっこでる」と言える
最初はママ・パパが出るタイミングを見計らってトイレに座らせますが、おむつの卒業間近には、おしっこが出る前に「トイレ」と言えるように。10回中9回言えたら、ひとまずゴール!
トイレに座ることはできても、始めてまもなくはおしっこが出ない子も少なくありません。でも、あせらずに楽しくトイレに誘い続けるうちに、“トイレでおしっこできた!”という経験が増えていくでしょう。おむつはずれは、一進一退。逆戻りするときもあるかもしれません。でも、小さなことでも“できたらほめる”を大切にして、ママ・パパが頑張りすぎず、無理なく進めることを心がけたいものですね。(取材・文/茶畑美治子)
取材協力/こどもちゃれんじ
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