外出先は?夜間は?うんちは?おむつはずれの“コレ、どうする?”を解決
「お出かけ先や就寝中は、トイレにどう誘ったらいいの?」など、日中のおうちでのおむつはずれは順調だけれど、外出先や夜間はどうすればいいのか、悩んでいませんか? また、「おしっこはトイレでできるけれど、うんちはおむつの中でしたがる」という子もいますよね。おむつはずれの3つの壁“お出かけ先”“夜間”“うんち”の進め方とコツを、小児科医の若江恵利子先生に聞きました。
“お出かけ先”“夜間”“うんち”のおむつはずれ、どう進める?
まずは、お出かけ先でのトイレの誘い方について聞きました。おむつはずれの進み具合を踏まえてチェックしてくださいね。
1~2歳代は余裕があるときに誘えばOK!
「おうちに比べて、お出かけ先のトイレは使い勝手や雰囲気が違って落ち着かないものです。また、お出かけ中は楽しいことに夢中で“おしっこが出そう”なことに気づかず、おもらししてしまうケースもあります。外出先でおもらしすると、ママ・パパがあわてて片づける様子や、周囲の反応を目の当たりにするため、子どもにとっては嫌な経験になることもあります。1~2歳代は余裕のあるときだけ誘い、子どもが嫌がるなら無理強いはNG。3歳ごろまでは、おむつをはかせて出かけるのが安心です」(若江先生)
5歳ごろまで“おねしょ”は当たり前!夜は紙おむつで
夜ぐっすり眠る子が主流になる1歳・2歳。おむつはずれがうまく進んでいるからと、布パンツで寝かせたらおもらし多発…なんてことも。
「夜間に起こしてトイレに誘うのはNG! 夜はおむつをはかせて寝かせ、就寝前と起床後にトイレに誘う習慣をつけましょう。しだいに朝、目が覚めるまでおしっこを我慢できるようになります。排尿機能がきちんと整うのは5歳ごろ。それまでは“おねしょ”をすることは当たり前だと思って。日中のおしっこがトイレでできて、自分から『おしっこ』と言えるようになったら、就寝前と起床後にトイレに誘ってみましょう」(若江先生)
うんちのおむつはずれは個人差大!早い場合は1歳代でできる子も
うんちのタイミングや落ち着く姿勢には個人差が大きいのも事実。夜間やうんちのおむつはずれはどんなふうに進めたらいいのでしょうか?
「おしっこと違い、うんちは力まないと出ないので、“出す”“出さない”は自分である程度のコントロールができる反面、リラックスしていないと出にくいことも。落ち着く姿勢や場所など、子どもなりのこだわりもあるため、その意思を尊重して無理強いしないようにしましょう。1~2歳代は出したいときに出せればOK! 日中のおむつがはずれてから、2~3歳を目安にトイレでうんちするように誘ってみるといいでしょう」
日中、おうちにいるときのおむつはずれが、お出かけ先や夜間、うんちのおむつはずれにもつながっていくようですね。おむつはずれは一進一退がつきもの。「昨日はできたけれど、今日はダメ…」ということもあるかもしれませんが、子どもは一歩ずつ前進しています。様子を見て、時にはお休みするなどして、あせらず進めていけるといいですね。(取材・文/茶畑美治子・ひよこクラブ編集部)
参考/「1才2才のひよこクラブ」2017年夏秋号「ストレスフリーのおむつはずれ」より
育児中におススメのアプリ
アプリ「まいにちのたまひよ」
妊娠日数・生後日数に合わせて専門家のアドバイスを毎日お届け。同じ出産月のママ同士で情報交換したり、励ましあったりできる「ルーム」や、写真だけでは伝わらない”できごと”を簡単に記録できる「成長きろく」も大人気!
ダウンロード(無料)育児中におススメの本
最新! 初めての育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)
大人気「新百科シリーズ」の「育児新百科」がリニューアル!
新生児から3歳まで、月齢別に毎日の赤ちゃんの成長の様子とママ&パパができることを徹底紹介。
毎日のお世話を基本からていねいに解説。
新生児期からのお世話も写真でよくわかる! 月齢別に、体・心の成長とかかわりかたを掲載。
ワンオペおふろの手順など、ママ・パパの「困った!」を具体的なテクで解決。
予防接種や乳幼児健診、事故・けがの予防と対策、病気の受診の目安などもわかりやすく紹介しています。
切り取って使える、「赤ちゃんの月齢別 発育・発達見通し表」つき。