1. トップ
  2. 赤ちゃんの子育て・育児
  3. 寝るのは好き?きらい? 5歳の子の夜の世界がのぞける絵本

寝るのは好き?きらい? 5歳の子の夜の世界がのぞける絵本

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Sladic/gettyimages

「もうこんな時間よ、早く寝なさい!」

毎日やってくる夜のこの時間。早く寝てもらいたい大人側と、まだまだ遊んでいたい子どもたち。ママやパパが子どもだった頃、いやそのずっと前から続いてる攻防戦です。小さな子が上手に寝入ることが出来ないのは当然かもしれませんが、5歳位になってくると、素直に寝る前にその逞しい想像力を使って「自分だけの夜の世界」をつくりあげちゃうようで……ちょっとのぞいてみたくありませんか? 子どもたちの夜の世界。

そんな子どもたちの想像の世界を、親子で一緒に楽しめる絵本を5冊。日本最大級の絵本情報サイト「絵本ナビ」の編集長・磯崎 園子さんが紹介します!

おかあさんには見えないの? ぼくだけの「ねるじかん」

どうにか息子に早く寝て欲しいと思っている母親と、まだまだ遊んでいたくてぱっちり目が開いている息子。この場合、大抵「はやくねなさいよ」と言っている方が先に寝てしまうのです。そうすると……?

出典:絵本ナビ

ねるじかん」(作/鈴木のりたけ アリス館)

寝たいような、寝たくないような。夜の世界って怖いような、でものぞいてみたいような。子どもたちに毎日訪れる、そんな曖昧な時間。だけど、子どもたちには逞しい想像力があるのです。昼間に存分に遊べば遊ぶほど、夜の世界が豊かになっていき、すんなりそこへ入っていけるのかもしれません。作者の鈴木のりたけさんは、その圧倒的な画力でユーモラスで不思議で素敵な世界を描き出し、忘れかけていたであろう大人にも見せてくれるのです。(あのおもちゃがこんなところに!時計が…新幹線が…!?)
これは邪魔をしちゃいけませんよね。ああ、こんな夢。いつか見たことあったなあ…ムニャムニャ。さあ、今夜も一緒に絵本を読みながら、先に寝ちゃったのはどっちでしょう。起きたらあなたの「ねるじかん」教えてね。

寝る前に、ちょっとの「ドキドキ」を楽しんで

「おかあさん おやすみなさーい」
ベッドに入って、電気を消して、目をつむると…。色んな音が聞こえてくるのです。
コチコチコチ、これは時計の音。
ヒューヒュー カタカタ、これは何の音?
へへへ ハハハ…もしかして、おばけの声!?
ビャオーー! ウォーン ワォォーン、ドーンドーン!
ひょっとして、ひょっとして…?

出典:絵本ナビ

ちがうちがう」(作/accototo ふくだとしお+あきこ 大日本図書)

…さて、音の正体は?
本当だったら、ちょっと怖い。いえ、結構怖い。
だけど、どうしたって想像と好奇心はとまらない。
そんな子どもたちの気持ちにぴったりとくるおやすみ絵本です。
今夜はまだ眠れない、そんな日に親子で一緒に読んであげてくださいね。

アンソニーの眠っている間、夢をかなえてくれるのは…?

「パパ、月ってすごいね。ぼく、月にいってみたい!」
こんなアンソニー少年の夢をかなえようとしてくれるのは、なんとチョークで黒板に描かれたくまさん。板にチョークで何かを描きはじめます。ふと目が覚めたアンソニーは気づきます。あっ、宇宙船の部品を描いているんだね! くま、きみって天才!
明日の目覚めが楽しみになる、おやすみ前の一冊にぴったりの絵本です。

出典:絵本ナビ

こくばんくまさんつきへいく」(作/マーサ・アレクサンダー 訳/風木 一人 ほるぷ出版)

夜の不思議な時間や友情を描いた絵本はたくさんあるけれど、その相手がチョークで描かれたくまさんとは! 黒板から抜け出てくる、やわらかな線のくまさんの可愛らしさ、アンソニーの愛くるしさにほっこりした気持ちになります。絵も、くまさんと少年のやりとりも、優しくてふんわり包みこまれるようです。

「あ、なんか怖い。でも目が離せない…。」

物語はこんなつぶやきから始まります。
「満月の夜がきた。さあ、出発しよう」
空には怪しく輝く満月。どこから来たのか、それぞれの家から子どもたちがそっと出てきます。その顔は月の光に照らされて少し青白く、その移動は大人が全く想像もつかない方法で、どこかの同じ方向に一直線に進んでいくのです。良い子はぐっすり寝ている時間、起きているのは僕らだけ。その先にはいったい何が待っているのでしょう?

出典:絵本ナビ

まんげつのこどもたち」(作/ 軽部武宏  イースト・プレス)
「怖さ」に敏感な子どもたち。でも昼間とは全く表情の違う「夜の闇の世界」にワクワクしてしまう気持ちもあったりして。いつの間にか絵本の世界に入り込み、秘密を共有していくのです。

「ゆうら ゆう らいいいいい きいの しいたあ ようううう」

「はあは べえどおわあ かあでえ やあさあし まあすう」
もしも、森の奥からこんな奇妙な声が聞こえてきたとしたら。
あなたらどうするでしょう?
不思議な声に誘われて、物語の世界に入っていきます。
その先に待っているのは、思いもよらないやさしい世界。
「こわい!だけど たしかめたい!」
おやすみ前の時間にちょうどいい冒険の物語です。

出典:絵本ナビ

ゆめみるじかんよこどもたち」(文/ティモシー・ナップマン 絵/ヘレン・オクセンバリー 訳/石井 睦美 BL出版)

美しい森の景色を背景に、対照的に描かれたこわがりな弟と好奇心旺盛なお姉さん。愛らしい二人のやりとりを見ながら、それぞれの視点から味わうことのできる絵本です。

似ているようで全然違う、全然違うようでなんだか似ている。そんな子どもたちの生み出す「夜の世界」。親子で一緒に楽しみながら、また新しい世界を創造していく子ども達を、優しく大きな目で見守ってあげてくださいね。


磯崎 園子(絵本ナビ編集長)
日本最大級の絵本情報サイト「絵本ナビ」
https://www.ehonnavi.net/
関連記事
"朝さんぽ"で、夜コテンと寝る子になる!

■おすすめ記事
そのおもちゃ、大丈夫? 知っておきたい安全・安心なおもちゃの選び方

子育て・育児

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •  

新着記事

新着記事をもっと見る

赤ちゃんの子育て・育児の人気記事ランキング

関連記事