【医師監修】生後1~2ヶ月ごろの赤ちゃんとの過ごし方、お世話のコツを小児科医が解説
1ヶ月健診を終えると、赤ちゃんとの生活も少し慣れてきますが、まだ「お世話の忙しさはあまり変わらず…」と思うママやパパが多数派のよう。そこで、小児科医の山中龍宏先生に、1~2ヶ月ごろの赤ちゃんの1日の過ごし方と、お世話のポイントを伺いました。迷ったときの参考にしてください。
生後1~2ヶ月のころ、赤ちゃんの1日はどんな感じ?
昼夜の区別はまだなく、睡眠リズムも整っていませんが、1ヶ月ごろからは起きている時間が少しずつ長くなります。ねんねのタイミングは、赤ちゃんのペースに合わせてOK。ただし朝はカーテンを開ける、夜は部屋を暗くするなど、昼夜の違いを意識するといいでしょう。
■1~2ヶ月ごろの1日の過ごし方(例)
5:00 授乳①
7:00 起床・授乳②→昼寝
9:00 外気浴、授乳③
*外気浴は、外の気温や日ざしが穏やかな時間帯を選んで
11:00 授乳④→昼寝
14:00 授乳⑤→昼寝
17:00 おふろ
18:00 授乳⑥
20:00 就寝
*寝て起きるの繰り返しでも、就寝したらお部屋は暗く静かに
22:00 授乳⑦
1:00 授乳⑧
生後1~2ヶ月ごろの過ごし方、4つのポイント
1~2ヶ月ごろの赤ちゃんとの生活の中で、ママやパパが注意したいお世話のポイントをまとめました。
ポイント1:昼夜のメリハリをつけて過ごして
寝る・起きるの繰り返しでも、日中はお部屋を明るく、夜は暗く静かな環境にし、昼夜の区別をつけて。赤ちゃんが日中寝ているときに、生活音を無理に控える必要はありません。
ポイント2:そろそろ外気浴を始めてもOK
日ざしや風が穏やかな時間帯に、ベランダや屋外に出て、外気浴をスタートさせましょう。最初は5~10分から始め、徐々に時間を延ばしていきます。起きている時間はスキンシップ遊びなどで活動的に過ごして。
ポイント3:大人と同じおふろに入れるように
1ヶ月健診で医師からOKが出たら、大人と一緒におふろに入れるようになります。でも、入浴は遅くても20時くらいまでに。もし、パパがおふろ担当でも、帰りが遅いときはママが1人で入れられるように工夫を。
ポイント4:授乳後はげっぷをさせてあげて
赤ちゃんは、胃と食道のつながりの部分が緩く、体調が悪くなくても吐くことがあります。とくに授乳後は吐きやすく、これは授乳時に一緒に空気を飲み込んでいるから。授乳後は、げっぷをさせてあげて。
初めての外気浴や大人と一緒のおふろ、ドキドキしますよね。赤ちゃんの機嫌やママの体調などを見て、あせらず進めていいんです。ママ1人でおふろに入れるときはベビーバスを使うなど、お世話は無理せず、楽しみながら進められるといいですね。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
初回公開日 2018/07/20
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