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【小児科医に聞く】“はいはい”の期間は長いほうがいいって本当?

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LuminaStock/gettyimages

「赤ちゃんのはいはいの期間は、長いほうがいい」というウワサを、聞いたことはありませんか? はいはいとは、両手両足を床についておなかを持ち上げ、手と脚を交互に前に出して前進する、赤ちゃんの運動発達の一つ。8~9ケ月ごろにはいはいを始める子が多いようです。「はいはいで運動神経がよくなる」「あんよし始めたときに転ばない子になる」など、はいはいの期間が長いことでのメリットも多く聞かれます。これらのウワサは本当なのでしょうか? はいはいの本当のところを、赤ちゃんの発達に詳しい、小児科医の本田真美先生に聞きました。

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「はいはいが長いほうがいい」説は本当か?

はいはいには、脚の筋肉を発達させ、骨盤の働きをよくする効果があります。そのため、はいはいの期間が長いほうがあんよを始めたときに転びにくく、股関節も強くなるという説があります。けれど、はっきりとした科学的なデータがあるわけではありません。また、「はいはいが長いほうが、運動神経がよくなる」という説もありますが、はいはい期間の長さだけで運動神経が決まるわけではありません。いずれの説もこれといった研究データがないので、うのみにはできませんが、はいはいが手や足を使う全身運動ということには変わりありません。はいはいをたくさんすることでのデメリットは少ないと考えられますので、積極的にその機会をつくってみてください。

はいはいの期間が短い場合はどうしたらいいのか?

立っちやあんよの開始が早い子は、その分だけはいはいの期間が短くなることが考えられます。手で体を支える経験が少ないと、「転んだときにけがをしないか」と心配になるママ・パパもいることでしょう。実際に、はいはいの経験が少ないことで「転んだときに手が出にくい」という傾向はあるようです。手で体を支える経験をさせてあげたいのであれば、遊びの中ではいはいを取り入れることをおすすめします。たとえば、階段などの段差をはいはいで登らせてみる、布団の山をはいはいで登らせてみる。それだけでも、手で体を支える経験になります。もちろん、安全のために保護者がきちんとフォローしてあげる必要があります。

はいはい期間の長い・短いが赤ちゃんの成長に及ぼす影響については、さまざまなことが語られています。しかしその多くは、科学的根拠のある話ではないことが多いでしょう。ウワサや根拠のない情報に振り回されないように気をつけながら、赤ちゃんのペースや機嫌に合わせて、はいはいを促してあげましょう。(取材・文/香川 誠、ひよこクラブ編集部)

監修/本田真美先生
みくりキッズくりにっく 院長。小児神経専門医。東京慈恵会医科大学卒業。国立成育医療研究センター、都立東部療育センターなどを経て現職。おもちゃコーディネーターでもあります。

参考/ひよこクラブ2014年5月号「はいはいの気がかりホントのところ」より

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