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電動歯ブラシって赤ちゃんの歯磨きにも使える?使うときの注意点は?

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evgenyatamanenko/gettyimages

電動歯ブラシは、普通の歯ブラシでのブラッシングよりこまかく振動するため、歯の汚れをラクに落としてくれる便利なアイテム。愛用しているママやパパも多いと思います。
最近は、0歳から使える電動歯ブラシも登場してきているので、「電動歯ブラシで磨いたほうがいいのかな…」と購入を検討している人もいるでしょう。ところが、多くの小児歯科医師は、電動歯ブラシを積極的にはおすすめしていないそう。それには、理由があるのです。お話を伺ったのは、東京・麻布十番「キッズデンタル」の院長・坂部潤先生。

「赤ちゃんのころは、歯磨き習慣を身につける時期。そういう時期の電動歯ブラシの使用にはプラス面とマイナス面があるので、それを理解した上で、電動歯ブラシを使うかどうかを検討してほしいです」(坂部先生)

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赤ちゃんの歯磨きで大切なこと

まず、乳幼児期の歯磨きで大切なことはどんなことなのかを知っておきましょう。赤ちゃんの歯ブラシ選びのポイントもわかってきます。

“きれいに磨く”ことよりも“毎日磨く”を習慣づけること

「大人は“歯磨きはむし歯予防のために必要なこと”とわかっているので毎日磨きますが、赤ちゃんは歯磨きの必要性がわかっていませんし、自分で磨くこともできません。ですから、大人が毎日、赤ちゃんの歯のケアを続けることが大切です。

最初は、口の中に歯ブラシが入ることにまず慣れさせますが、赤ちゃんのお口まわりは敏感。いきなり口の中に歯ブラシが入ってくると、赤ちゃんは反射的に嫌がってしまいます。だから、まず、赤ちゃんのファースト歯ブラシは、赤ちゃんの口に合った大きさで、ブラシ部分はやわらかいものがベスト。そして、最初は動かさずに口に入れるだけにしますから、あえて電動歯ブラシを使う必要はありません」

歯ブラシの正しい使い方をマスターすること

「赤ちゃんに歯ブラシを持たせても、口の中に入れてブラシをガジガジかじるだけなので、自分で磨けるようになるまでは、大人が赤ちゃんの歯を磨く“仕上げ磨き”が必須。赤ちゃんは大人に磨いてもらいながら、自然と歯ブラシの持ち方、手の動かし方、歯の磨き方を覚えて、やがて自分で磨けるようになっていきます。

仕上げ磨きは大人が行うので、普通の歯ブラシでも電動歯ブラシでもかまいません。ただ、電動歯ブラシは振動したり、独特の機械音がしたりするので、赤ちゃんが驚いてしまうこともあるので気をつけましょう」

電動歯ブラシを使うなら、こんなときがおすすめ

電動歯ブラシにもメリットはあります。けれども、うまく使わないと、そのメリットを生かすことはできません。使うならどんなときに使えばいいのでしょうか?

歯磨きイヤイヤの時期対策グッズに

「赤ちゃんが歯磨きに慣れてくると、ママやパパに仕上げ磨きをされることに抵抗する子が出てきます。これは、仕上げ磨きの間、赤ちゃんはじっとしていなくてはならず、それが嫌だから。ママたちはいろいろと策を練り、歯磨きに興味を持ってもらえるように、遊ぶように歯磨きに誘ったり、楽しく歌いながら磨いたりと、苦労していると思います。

そんなときこそ、赤ちゃん用電動歯ブラシが役に立つかもしれません。珍しい道具に心引かれ、使いたがる子もいますから。ただ、その動き、音を怖がる子もいますので、お子さんの様子をみながら使ってください」

使うときは歯磨き粉は使わずに

「また、赤ちゃん用電動歯ブラシは、歯ブラシを嫌がる赤ちゃんの仕上げ磨きにも役立ちます。仕上げ磨きを嫌がる子は、時間をかけてていねいに歯を磨くことができません。そんなとき、電動歯ブラシが便利です。

赤ちゃん用電動歯ブラシは、『アシスト型電動歯ブラシ』と『音波歯ブラシ』があります。『アシスト型電動歯ブラシ』は、ブラシ部分が振動しますが、手で磨くのと同じように手を動かす必要があります。『音波歯ブラシ』は、振動回数が高速で、手で動かさなくても汚れが落とせます。どちらのタイプも磨き残しがないように、口の中をよく見ながら磨いてあげましょう。歯磨き粉をつけてしまうと、どの歯を磨いているのかわからなくなるので、水をつけるだけで磨くのがおすすめです」

電動歯ブラシを使うときの注意点

電動歯ブラシは、使い方によってはデメリットも。どのようなところに注意したらいいのか聞きました。

かき出す力が強いが磨き残しも

「電動歯ブラシの利点は、手をこまかく動かす必要がないこと、かき出す力が強いことですが、こまかい部分を磨くときの調整がしにくく、磨き残ししやすいというデメリットもあります。

そこで、歯磨きの基本がわかっている大人が、上手に使うととても重宝。とくに手の力が弱ってきた高齢者にはおすすめです。けれども、子どもが自分で歯磨きを始めるときは、電動歯ブラシでなく、普通の歯ブラシをおすすめしたいです」

正しい歯磨きのしかたを覚えてから

「電動歯ブラシは、持ち方も動かし方も普通の歯ブラシとは違うので、電動歯ブラシで慣れてしまうと、普通の歯ブラシで正しく歯を磨けなくなる心配があるのです。

子どもには、まずは普通の歯ブラシでこまかい部分をうまく調整しながら歯を磨く、歯磨きの正しい方法を覚えてほしいです。手で磨くほうが時間はかかりますが、正しく磨けば普通の歯ブラシで磨くほうがきれいに磨けますから」

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赤ちゃんの歯磨きは、最初は普通の歯ブラシで始めて、毎日、歯磨きをする習慣をつけるほうがよさそう。慣れてきたら、赤ちゃんの様子に合わせて、電動歯ブラシを取り入れてみてもいいですね。(取材・文/白鳥紀久子、ひよこクラブ編集部)

■監修:坂部潤先生
キッズデンタル 代表。日本歯科学会認定小児歯科専門医。歯学博士。東京都内3か所で小児歯科専門医院を運営。大学病院での小児歯科専門医療の実践や米国UCLA小児矯正科への留学経験、また3児の父親としての経験を生かし、子どもたちの歯を長い目で見守り、継続して治療する小児歯科専門医療のエキスパート。

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