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ヘルパンギーナで保育園は何日休む? 登園許可は必要?

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毎年、夏から秋にかけて流行するヘルパンギーナ。のどの奥に水疱(すいほう)ができて強い痛みを伴うのが特徴で、いわゆる夏風邪の一種です。保育園に赤ちゃんを預けて働くママにとっては、保育園を休む期間や登園基準も気になりますね。ヘルパンギーナの症状とともに、これらについても紹介します。

ヘルパンギーナにかかると、どんな症状が起こる?

そもそも、ヘルパンギーナという名前は聞いたことがあっても、詳しい原因や症状を知らない人も多いかもしれません。ヘルパンギーナは夏にはやる風邪のウイルスによって起こる病気で、高熱やのどの痛みが特徴です。詳しい症状を見ていきましょう。

とにかくのどが痛い!

ヘルパンギーナにかかると、突然39度前後の高熱が出て、のどの奥(のどちんこの根元付近)に小さな水疱が数個~数十個できます。のどが腫(は)れて痛みますが、2~3日して水疱がつぶれると、さらにのどの痛みが強まります。赤ちゃんは症状をうまく伝えられませんが、機嫌が悪くなり、食欲が低下し、唾液を飲み込むのがつらいため、よだれが多くなることでしょう。せきや鼻水などの症状は一般的にありません。熱は2~3日、水疱も1週間ほどで治ります。手足口病と混同されがちですが、手足口病では手のひらや足の裏、口の中などに発疹が出るのに対して、ヘルパンギーナはのどや上あごに水疱ができる傾向があります。

合併症に注意!

合併症として、熱性けいれんを伴うことがあります。ごくまれに髄膜炎(ずいまくえん)を合併することがあるので、発熱以外に嘔吐を何度も繰り返したり、頭痛があるようなときには注意が必要です。

ヘルパンギーナにかかる原因と感染経路

ヘルパンギーナの主な感染経路はくしゃみやせきなどによる飛沫感染と便に排せつされたウイルスによる経口感染です。乳幼児の集団生活などで感染することがあります。

ヘルパンギーナの流行時期

ヘルパンギーナは夏から秋にかけて流行します。例年、流行のピークは7月中旬以降となることが多いようです。9月~10月にはほとんど見られなくなります。夏に突然の高熱が続き、せきや鼻水などの症状がない場合はヘルパンギーナであることが疑われるようです。

ヘルパンギーナの治療法と対処法

ヘルパンギーナにかかったときの治療法や対処法を紹介します。

対症療法が主体

発熱や頭痛などへの対症療法が中心になります。解熱鎮痛剤(アンヒバ、アルピニー、カロナールなど)が処方されることが一般的です。

家庭での対処法

口の中が痛くなるので、次の食べ物や飲み物に注意して与えましょう。
<避けたほうがいいもの>
 ・熱いもの
 ・酸っぱいもの
 ・刺激の強いもの
例)柑橘類のジュース、トマトなど

<与えてもいいもの>
 ・薄味のもの
 ・やわらかいもの
 ・のどごしのいいもの
例)豆腐、ゼリー、おかゆなど

水分補給をこまめに行い、脱水症状を起こさないように気をつけます。安静にしていれば自然に治りますが、高熱が出たり、水分もとれないほどのどが痛んだりする場合は、受診しましょう。高熱が出ても元気であれば、ぬるめのシャワーを浴びても大丈夫です。

ヘルパンギーナで保育園を休む日数や登園基準

さて、ヘルパンギーナについてひと通り解説してきましたが、働くママにとって気になるのは、保育園を休まなくてはいけない日数や登園の基準ですね。登園許可や登園の目安について紹介します。

保育園を何日休む?

ヘルパンギーナにかかると、熱は2~3日で下がり、のどの痛みや口の中にできた水疱なども1週間程度で治まります。ヘルパンギーナには、インフルエンザのように決められた登園停止期間があるわけではありません。厚生労働省の「2012年改訂版保育所における感染症対策ガイドライン」によると、登園の目安は「発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること」となっています。一般的には、症状がよくなり、普段どおりの食事ができるのにおおよそ数日から1週間です。ただし、便の中からウイルスが1カ月程度は排せつされるので、おむつ替えには注意が必要です。

登園許可は必要?

ヘルパンギーナはインフルエンザや水ぼうそうのように、医師による登園許可書が必要な感染症ではありません。ただし、厚生労働省のガイドラインでは、登園する際には、医師の診断を受け、保護者記入の「登園届」を提出することが望ましいとしています。自治体や園独自の基準を設けていることもあるので、通っている保育園に確認してみましょう。

まとめ

幼児期までに大半の子どもが1度はかかるとも言われるヘルパンギーナ。唾液を飲み込むことすら痛がる赤ちゃんをそばで見ているのは、心が痛みますね。保育園を休む日数や登園の目安などを知っておき、ヘルパンギーナにかかったときの心の準備が事前にできていれば、ママも落ち着いて行動できるので、仕事の調整などもしやすくなるかもしれませんね。
(文/ひよこクラブ編集部)

監修
横田俊一郎先生
横田小児科医院院長。東京大学医学部付属病院小児科、社会保険中央総合病院(東京都新宿区)小児科部長などを経て、1993年に開業。ありふれた病気、健康増進のための医学、子育て支援をテーマに勉強を続けていらっしゃいます。

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