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恐怖の保育園呼び出し・・・。なんで入園後は病気だらけになるの

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monkeybusinessimages/gettyimages

子どもが保育園や幼稚園などの集団生活に入ると、「しょっちゅう病気にかかる!」と嘆くママ・パパの話をよく聞きますよね。子どもたちが集団生活に入ると、どうして病気にかかるのでしょうか? また、かかりやすい病気にはどんなものがあるのでしょうか? 「ひよこクラブ」の人気連載「すくすく成長日記」の監修でおなじみ、小児科医の若江恵利子先生に聞きました。

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ウイルスや細菌による感染症にかかりやすい!

子どもがかかりやすいのは、ウイルス・細菌に感染して発症する感染症です。集団生活はたくさんの子どもたちが1つの場所に集まって生活するので、いろいろなウイルス・細菌を持ち寄ってしまうのです。ウイルス・細菌に免疫のない子は、いくら健康な子でも病気にかかってしまうことがあります。
ウイルス・細菌には、通年みられるものと、ある季節に限りみられるものがあります。ただ、最近は海外との行き来が盛んになり、ウイルスが海外から持ち込まれるようになったため、病気によっては季節性が薄れてきている病気もあります。細菌は抗菌薬で治しますが、ウイルスにはインフルエンザ以外、特効薬がありません。ウイルスによる感染症の場合は、対症療法で自然に治るのを待つことになります。

集団生活で通年みられる主な病気

●風邪症候群
鼻やのどの粘膜からウイルスに感染し、発熱、鼻水、せき、のどの痛みなどの症状が出ます。発熱がきっかけで熱性けいれんを起こすこともあります。

●ウイルス性胃腸炎
ノロウイルスやロタウイルスなどが胃腸に入り込み、下痢、嘔吐、発熱などを発症。脱水症状やけいれんを起こすことも。ノロウイルスによる感染の流行は、以前は秋~冬でしたが、最近は通年出ています。なお、ロタウイルスによる胃腸炎は予防接種により激減しています。

●溶連菌感染症
溶血性連鎖球菌という細菌により起こります。発熱、のどの痛み、いちご舌(いちごのように赤くブツブツしている)といった症状が特徴。集団生活ではやりやすいです。特効薬の抗菌剤を10日以上飲みきって治します。

●アデノウイルス感染症
以前、消毒の不十分なプールで流行したため「プール熱」と呼ばれましたが、年間を通じてみられます。高熱が4~5日続き、のどが腫れるのが特徴です。結膜炎や下痢の症状が出ることも。

●RSウイルス感染症
以前は秋~冬に流行していましたが、1年中みられるように。RSウイルスが呼吸器に感染し、発熱、鼻水、せきなどの症状が出ます。細気管支炎や肺炎になることもあります。

集団生活でみられる季節性の病気

●手足口病
ウイルスが原因の夏風邪です。夏に発症が多いものの、秋~初冬に流行することも。手のひらや足の裏などに小さな水疱ができます。口内粘膜には赤い小さな水疱ができることもあり、食事のときに痛がることも。集団生活をしていれば、かなりの確率でかかります。

●ヘルパンギーナ
真夏に多い病気です。突然、高熱が出て、のどの奥に水疱が数個~数十個できます。のどの痛みがひどく、食欲が低下します。これも集団生活していれば、ほぼかかる病気です。

●ヒトメタニューモウイルス感染症
春先に多い病気です。RSウイルス感染症に似た症状で、3日以上高熱が続き、ひどいせきの症状が出ます。小さい子は気管支炎を起こすことも。

●インフルエンザ
毎年、寒い冬の時期にはやります。インフルエンザウイルスの感染で起こり、高熱、全身のだるさや筋肉痛、せきや鼻水などの症状が出ます。場合によっては迅速検査で診断し、抗ウイルス薬が処方されます。なお、インフルエンザの予防接種は、6カ月から可能。集団生活する子は、重症化を防ぐためにも秋ごろに受けておくのがおすすめ。

体調が悪そうな場合は早めに休ませましょう

集団生活をする以上、感染症を100%防ぐのは難しいもの。とはいえ、少しでも体調が悪そうな場合は、保育園や幼稚園を休ませることが大事です。休ませるかどうか迷ったときは、以下を確認し、1つでも当てはまる場合は休ませることを検討してみましょう。

子どもの体調が悪そうなときのチェックリスト
1 朝食を食べない
2 元気がない、機嫌がよくない
3 前の晩に嘔吐や下痢をした
4 いつもと様子が違う

ママ・パパが「あれ、今日はおかしいな」と感じたら、保育園や幼稚園を休み、家庭で安静に過ごしましょう。軽いせきや鼻水程度なら登園しても構いません。ただし、一晩中せき込んでいて苦しそうならば、登園前に小児科を受診し、登園可能かどうか医師に相談してください。
無理な登園は子どもの体だけではなく、心に負担をかけることもあります。たとえば、下痢の子がうんちをもらして恥ずかしい思いをしたり、嘔吐がお友だちにかかってしまい精神的なショックを受けたりすることもあります。くれぐれも親の都合だけで子どもに無理をさせるのはやめましょう。

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子どもが集団生活に入り、いろいろな病気にかかるのは避けられないこと。けれど、子どもは何度も病気になることで、だんだんと免疫を得て、病気に負けない体をつくっていきます。子どもには極力無理をさせず、早め早めのケアを心がけたいものですね。(取材・文/永井篤美、ひよこクラブ編集部)

監修/若江恵利子先生
医療法人恵徳会あさかクリニック理事長。小児科医。東邦大学大森病院新生児科、愛育病院小児科を経て、栃木県で開業。

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