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赤ちゃんに発疹が出た! その原因と対処法は?

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赤ちゃんの皮膚は薄く、バリア機能が未熟なため、発疹が出やすいのが特徴。肌トラブルによる発疹のほか、感染症や全身性の病気の症状として発疹が出ることもあります。

発疹の症状

発疹とひと言で言っても症状はさまざま。発疹を伴う病気はたくさんあるので、体のどこに現れたのか、かゆみはあるのか、発疹以外の症状はあるかなどをしっかりと観察してください。

発疹の種類

発疹とは、病気が原因で生じる、目で見てわかる皮膚の変化のことです。

☆代表的な発疹
水疱(すいほう):皮膚のすぐ下に水がたまって、ふくらんでいる状態。いわゆる水ぶくれ。水ぼうそうやとびひなどで見られます。
丘疹(きゅうしん):皮膚表面がドーム状に丸く盛り上がったもの。大きさは直径0.5mm~5mmくらい。あせもなどで見られます。
膨疹(ぼうしん):皮膚が盛り上がっている発疹。形や大きさはさまざまですが、境界がはっきりしているのが特徴。じんましんなどで見られます。
斑(はん):皮膚が局部的に赤、青、紫になった状態。皮膚の盛り上がりはありません。あざやりんご病などで見られます。

発疹が出る病気

発疹が出る病気にはいろいろなものがありますが、考えられる主な病気には以下のものがあります。

●感染症
突発性発疹(とっぱつせいほっしん):高熱が出て解熱後に赤い発疹が広がる
水ぼうそう:かゆみの強い水疱が全身に広がる
手足口病(てあしくちびょう):口の中に赤い発疹、手足に水疱ができる
麻疹(ましん・はしか):風邪症状から始まり、全身に赤い発疹が出る
風疹(ふうしん・三日ばしか):赤い発疹が現れ、3日ほどで消える

●皮膚の病気
乳児湿疹(にゅうじしっしん):顔や頭を中心に赤い発疹が出る
乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん):皮脂分泌が多い時期にみられる湿疹
あせも:汗腺がふさがれ炎症を起こしたことでできる赤や白っぽい小さなブツブツ
おむつかぶれ:おしりの皮膚が赤くただれた状態
皮膚カンジダ症:カビ菌が原因で起きた皮膚の炎症
とびひ:傷に細菌が感染し、水疱が広がる
水いぼ:水を含んだようないぼが肌のやわらかいところにできる

●アレルギー
じんましん:皮膚の一部が盛り上がった発疹が出る
食物アレルギー:特定の食物に反応して起こりじんましんなどの症状が出る
虫刺され:虫に刺され、赤く腫れたりかゆみが出る

受診の目安

症状がみられたら、以下のことを確認して、受診の有無をチェックしましょう。

1 症状が現れた部位、状態を確認
どのような発疹ができているかで診断・治療が異なります。赤ちゃんを裸にして発疹が現れた部位、発疹の形や色を観察。口の中や目も忘れずにチェックします。時間がたつと消えてしまう発疹もあるので、写真を撮っておくと医師が診断しやすくなります。

2 発熱などほかの症状がないか確認
ウイルスや細菌が原因の病気や、全身性の病気で発疹が出ることもあります。その場合は発熱や鼻水などほかの症状を伴うことが多いので、まずは体温を測って確認します。

3 日ごろの状態と比べて違いを確認
普段の皮膚の状態との違いを確認しましょう。毎日のおふろや着替えのとき全身を確認する習慣をつけておくと、違いに気づきやすくなります。

○診療時間内に受診
・発熱を伴う  
・せき、鼻水などの症状がある 
・目が赤く充血している  
・手や足が腫れている  
・かゆがっている  
・症状が長引いたり、広がってきた  
・皮膚がジュクジュクしたり、ただれてきた

○診療時間外でも受診
・高熱が出てぐったりいている  
・おしっこの回数が減ったり、おしっこやよだれが出ない  
・ゼロゼロやせきを伴って、呼吸が苦しそう  
・全身にじんましんが出て、かゆがって眠れない  
・薬を飲んだあとにひどい発疹が出た

○緊急受診
・ハチに刺されて呼吸がおかしい

病院で医師に伝えたいこと

受診したときには、医師に以下のことを伝えると診断がつきやすくなります。

・発疹が出たタイミング  
・発疹が出ている場所  
・かゆみや痛みの有無  
・発疹の形状  
・発熱の有無(ある場合はいつから、何度か)  
・症状が出始めてから今までの変化

発疹が出たときのホームケア

発疹は悪化させないことが大切。かゆがるときはかゆみを軽減するケアを行いましょう。また、普段以上に肌の清潔を意識することも重要です。

かゆがるとき

かゆがるときは冷水で絞ったタオルで患部を冷やすと楽になります。汗をかいたり、ムレたりするとかゆみが増すので、着せるものを調節したり、こまめに下着やおむつを替えましょう。暑い時期は冷房を上手に活用して。

かきこわしの予防

かきこわさないように、つめは角を落とすようになめらかに切ります。寝ている間にひっかく場合は、ミトンを利用するのもいいでしょう。ひっかいて水疱などがつぶれると、症状が広がってしまう場合(水いぼやとびひなど)は、患部にガーゼを当てて保護します。

おふろ

1日1回は入浴し、石けんを泡立ててやさしく洗います。汗をかく季節は、それ以外にシャワーで流します。体が温まるとかゆみが強くなるので、湯温をぬるめにし、長ぶろは避けましょう。熱があって機嫌が悪いときは、湯で絞ったタオルで全身をふくだけでもOK。

薬の塗り方

塗り薬は、患部や塗る人の手を清潔にしてから塗ります。塗る回数や量、やめるタイミングは自己判断せず、医師の指示通りに行うこと。複数の薬を処方されたときは、塗る順番も確認しましょう。

発疹が出たときのNGケア

・薬を自己判断で使う→合わない薬を使うとかえって悪化することも
・発疹の診断がつく前に外出する→外出することで悪化したり、感染症の場合はほかの人にうつしてしまう心配あり

まとめ

疹は原因によって対処法や薬が違うため、受診して医師の指示を仰ぐことが大切です。感染症による発疹と診断されたら、家族はもちろん、ほかの赤ちゃんなどにうつさないように配慮することも忘れないでくださいね。(文/ひよこクラブ編集部)

監修
横田俊一郎先生
横田小児科医院院長。東京大学医学部付属病院小児科、社会保険中央総合病院(東京都新宿区)小児科部長などを経て、1993年に開業。ありふれた病気、健康増進のための医学、子育て支援をテーマに勉強を続けていらっしゃいます。

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