1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 赤ちゃんの肌にトラブルが起きた原因、病院へ行く前に確認すること、受診の目安やホームケア

赤ちゃんの肌にトラブルが起きた原因、病院へ行く前に確認すること、受診の目安やホームケア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

生後0ヶ月~3歳ごろまでの赤ちゃん・子どもの肌にトラブルが起きたとき、ママ・パパが何をすればいいか、を受診の前後に分けてまとめました。
また、その症状の程度によって、夜間や休日でも受診したほうがいいのか、診療時間まで待って受診すればいいのか、などの判断の目安を示しました。

肌にトラブルが起きた原因と気をつけること

乳幼児の皮膚は薄いため、バリアー機能が未発達です。汗や汚れ、乾燥など、ちょっとした刺激に敏感で、赤くなったり、発疹が出たり、カサカサしたりしがちです。
また、薬や虫などが原因の場合や、感染症や全身性の病気の一症状であることもあります。

発熱など、ほかの症状がないか観察します

肌は清潔にして、保湿するなどの日ごろのケアが大切です。もし肌トラブルが起きたら、原因によって対処や薬が違うため、肌や全身の様子をよく観察しましょう。診断は難しいので、自己判断で薬を塗ったり、民間療法を行うと症状を悪化させる場合もあります。

考えられる主な病気

突発性発疹(とっぱつせいほっしん)
水ぼうそう・水痘(すいとう)
手足口病(てあしくちびょう)
乳児湿疹(にゅうじしっしん)・乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)
あせも
おむつかぶれ
とびひ・伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)
じんましん
アトピー性皮膚炎
あざ
食物アレルギー
など

肌にトラブルが起きたとき まず確認すること


肌が赤い、発疹が出ているときは発熱など、ほかの症状がないか確認。
ウイルスや細菌が原因の病気や、全身性の病気で発疹が出ることもあります。その場合は発熱や鼻水など、ほかの症状を伴うことも多くなります。まずは体温を測って確認します。

【肌が赤い、発疹が出ているとき】または【肌がカサカサしているとき】


症状が現れた部位、状態を確認。
代表的な発疹は、水疱(とびひ水ぼうそうなど)、丘疹(あせもなど)膨疹(じんましんなど)斑(あざなど)があります。診断の手がかりになるので、裸にして現れた部位、形や色を確認しましょう。口の中や目も忘れずにチェック。

【アトピー性皮膚炎の症状は?】

赤く湿ったブツブツ(丘疹)が、顔まわりや首、関節、おなか、背中などに出ます。ジュクジュクしたり、カサカサしたり年齢によっても状態が変わります。よくなったり、悪くなったりして長く続くことが大きな特徴です。

【あざがある、部分的に腫れているときなど】日ごろの状態と比べてみる


生まれつきの肌トラブルか、虫刺されや打ち身などによる変化か、日ごろの状態との違いを確認します。毎日のおふろのお世話のときに全身を観察する習慣をつけておくと、違いに気づきやすくなります。

関連:赤ちゃんの肌“ブツブツ”“ジュクジュク”病院に行くべき?ケアのし方は?

肌が赤い、発疹が出ているの受診タイミング

【時間外でも受診】
 □高熱が出てぐったりしている
 □おしっこの回数が減ったり、鼻水やよだれが出ない
 □ゼロゼロやせきを伴って、呼吸が苦しそう
 □全身にじんましんが出て、かゆがって眠れない
 □薬を飲んだあとに発疹が出た

【時間内に受診】
 □発熱を伴うとき
 □せきや鼻水などの症状がある
 □目が赤く充血している
 □手や足が腫れている
 □かゆがっている
 □症状が長引いたり、広がってきた
 □皮膚がジュクジュクしたり、ただれてきた

肌がカサカサしているときの受診タイミング


【時間内に受診】
 □浸出液がとても多く出ている
 □症状が長引いたり、悪化している
 □かゆがっている

あざがある、部分的に腫れているときの受診タイミング

【緊急受診!!】
 □ハチに刺されて、呼吸がおかしい

【時間外でも受診】
 □急激に大きく腫れた

【時間内に受診】
 □腫れがなかなか引かない
 □かゆみが強そう
 □かきこわしてジュクジュクしてきた

肌にトラブルが起きたとき 受診前にチェック!先生に伝えたいこと

 □発疹の形、色、かゆみがあるか
 □肌トラブルが出ている部位はどこか
 □肌トラブルが出た時期はいつか
 □熱はあるか

前後の関連性もチェック。余裕があれば写真を撮って


肌トラブルが現れたときの状況や、前後のことを思い出しておきましょう。また、最初の症状を写真に撮っておくと医師も診断しやすくなります。

関連:赤ちゃんに発疹が出た! その原因と対処法は?

肌にトラブルが起きたとき <症状別>受診前のホームケア

赤ちゃんの肌にトラブルが起きたとき、小児科を受診する前に自宅では下記の点を注意してください。

【発疹が出ていて全身に熱があるとき】


発熱していたら、少しずつ何度も水分補給します。熱が出ていたら、湯冷ましや麦茶を少しずつ何度も与え、脱水症状を防ぎます。高熱が出ている場合は、乳幼児用イオン飲料、赤ちゃんの場合はおっぱいやミルクでもいいでしょう。

【発疹や腫れがあって、かゆがっているとき】


かゆがる場合は、患部を冷やします。
患部を手でかこうとしたり、抱っこした人の胸や布団に顔や体をこすりつけていたら、かゆみがあるサインです。冷水で絞ったタオルで患部を冷やすと楽になります。
なるべくかきこわさないように注意してあげましょう。つめもきちんと切っておきましょう。

【肌が赤い、発疹が出ているとき、カサカサしているとき】


肌を清潔にし、カサカサ肌は保湿をします。
発熱などの症状がなければ、よく泡立てた石けんでやさしく洗い流します。それからタオルでやさしく押しぶきして、肌を清潔にしましょう。
カサカサ肌の場合は、そのあとすぐに乳幼児用の保湿剤を塗って皮膚を保護します。

肌にトラブルが起きたとき 様子を見るときや、受診のあとのホームケア

赤ちゃんの肌にトラブルが起きたとき、自宅では下記の点を注意してください。

【おふろ】1日1回は入浴させて肌を清潔に保ちます。


1日1回はおふろで、石けんを泡立ててやさしく洗います。汗をかく季節は、それ以外にもシャワーで流しましょう。熱があって機嫌が悪いときは、湯で絞ったタオルで体をふきます。

【着せ方】汗をかきすぎたり、むれない工夫を。


汗をかいたり、むれたりしないように着せるものを調節したり、こまめに肌着やおむつを替えましょう。体温が上がるとかゆくなります。とくに暑い季節は冷房を上手に活用しましょう。

【つめの手入れ】かきこわさないようつめを切りましょう。


発疹をかきこわさないように、つめは角を落とすように滑らかに切ります。寝ている間に引っかいてしまう場合は、ミトンを利用してもいいでしょう。

【病院で処方された薬】肌を清潔にしてから 医師の指示どおりに塗り薬を塗ります。


塗り薬は、肌を清潔にして塗ります。塗る回数や量、やめるタイミングは、ママ・パパが自己判断せず、医師の指示を守ります。塗り薬が複数処方された場合は、塗る順番も確認しましょう。

【水分補給】熱がある場合は、水分を少しずつ何度も与えます。


熱が出ているときは、水分補給が大切です。一度にたくさん飲ませず、こまめに与え、脱水症状を防ぎましょう。スプーンなどで少しずつ含ませるように与えるといいでしょう。

【かゆみのケア】かゆがるときは患部を冷やしてかゆみを軽減します。


体が温まると、かゆみが強まります。つらそうなら、冷水で絞ったタオルで患部を冷やしてあげます。おふろに入れるときは湯温をぬるめにして、長湯は避けましょう。

【悪化防止】ジュクジュクしているときは患部にガーゼをあてます。


水いぼやとびひの水疱が、引っかいてつぶれると、広がってしまいます。早めに受診し、患部をガーゼで保護します。ほかの人との水遊びは控え、タオルも家族とは別にします。

【虫刺され】蚊に刺された場合は、抗ヒスタミン薬入り塗り薬を塗ります。


明らかに蚊に刺されたことがわかっている場合は、市販の抗ヒスタミン薬入りの塗り薬を塗って様子を見ましょう。かゆみが強いときは、患部を冷やすと和らぎます。

肌トラブルのときにやってはいけないこと

【乳児脂漏性湿疹のかさぶたを無理にはがす】
無理にかさぶたをはがすと、いつまでも治りません。ベビーオイルなどをたっぷり含んだガーゼをあててふやかしてから、石けんできれいに洗い、シャワーで流します。

【薬を自己判断で使う】
肌トラブルの原因がわからないまま、自己判断で市販薬を使うと、かえって悪化させることもあります。また、市販薬もステロイド薬が含まれているものもあるので、必ず医師の指導のもとで使うようにします。

【発疹の診断がつく前に外出する】
発疹が出ているときは感染症の場合もあります。感染症の場合、外出することで悪化したり、ほかの人にうつしてしまう心配もあります。診断がつく前に外出することは控えましょう。

【患部やママ・パパの手が汚れたままで薬をつける】
塗り薬をつけるときは、患部だけでなく、薬を塗るママ・パパの手も清潔にしましょう。不潔なままでは、雑菌も一緒に塗り込んで、症状を悪化させてしまう心配があります。

関連:赤ちゃんのじんましんの主な原因と対処法

■監修:松井潔 先生


神奈川県立こども医療センター 総合診療科部長
2005年より現職。専門各科と連携しながら、総合診療科で治療に努めていらっしゃいます。

●イラスト/仲川かな・小西優子

▼参照:『最新!赤ちゃんの病気新百科』

※表記している、月齢・年齢、季節、症状の様子などはあくまで一般的な目安です。
※この情報は、2019年4月のものです。

赤ちゃんの病気・いざというときのための緊急受診ガイド

赤ちゃんがかかりやすい病気・症状別・予防接種・お薬ガイド

■おすすめ記事
そのおもちゃ、大丈夫? 知っておきたい安全・安心なおもちゃの選び方

赤ちゃん・育児

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新着記事

新着記事をもっと見る

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング

関連記事