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【子どものしつけ】いつから始める?たたいちゃダメなの?

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PaulBiryukov/gettyimages

「子どものしつけは、いつから始めるといいの?」「どんなことをしつけるといいの?」「しつけで、たたくのはダメなの?」――そんなママ・パパたちのしつけに関するギモンを、子どもの心理に詳しい竹内エリカ先生に教えてもらいました。

0~4歳代★年齢別しつけの基本

しつけは子どもの成長に応じて内容が変わるもの。0~4歳代の年齢別しつけの基本を紹介します。

0歳代 規則正しい生活リズムを
0歳代は、早起き・早寝や、決まった時間に離乳食を食べたり、お散歩に行ったりなど、規則正しい生活リズムを築くことが第一。生活リズムが整っていると、後のしつけもしやすくなります。

1歳代 危険なことを教えて
1歳代は、歩き始めて行動範囲が広がるので、「道路に飛び出さない」「危ないものに触らない」など、危険を回避することを教えていきましょう。

2歳代 親子の信頼関係を深める
2歳代はイヤイヤ期が本格化する時期ですが、しかるのではなく子どもの気持ちに寄り添って、信頼関係を深めましょう。「手伝おうか?」と声をかけて、一緒にやることの楽しさも教えてあげて。

3歳代 最後までやり遂げるようにサポート
何でも「自分でしたい!」と思う自立の時期なので、危険でないことはやらせてあげて。また片づけなどは、ママ・パパが手伝いながら最後までやり遂げることを教えましょう。

4歳代 社会や家庭のルールを教える
我慢や約束ができるようになる年齢です。そのため「病院の中では静かにしようね」など約束を通して、社会や家庭の中でのルールを教えて。

しつけでたたくのは絶対ダメ?

しつけでたたくのは何歳になっても基本的にはNG。たたかれると「怖かった!」「痛かった!」という思いが先に立ち、なぜ怒られたのか理解できません。万一、たたきそうになったときは、次の方法に切り替えてみて!

1)手をつかんだりして、気づかせる

車道に飛び出すなど危険なときは、手をつかんで「ダメ!」と真剣に伝えましょう。手をつかまれたりする感覚刺激によって、ママ・パパが怒っていることに気づきます。

2)何度、注意してもわからないときは、対応を見直す

繰り返し言葉や態度で注意してもわからないときは、たたくよりも対応を見直すほうが有効。よくあるのは「何やっているの!」「いい加減にしなさい!」と怒って、子どもに通じないケースです。しかるときは「熱いから触っちゃダメ!」など、短い言葉で何をやったらいけないか、具体的な行動を示して注意するのがいいでしょう。

0~4歳代のしつけの基本、参考になりましたか? 何度、注意しても言うことを聞かないとき、「つい、たたいてしまう!」というママ・パパもいるかも知れませんが、万一たたいたときは、気持ちをクールダウン。それから子どもを抱きしめて「痛かった? ごめんね!」と謝りましょう。ママ・パパが素直に謝る姿を見せることも、大切なしつけです。(取材・文/麻生珠恵・ひよこクラブ編集部)

監修/竹内エリカ先生

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