【医師監修】意外と知らない? 女の子赤ちゃんのおまたのふき方・洗い方
女の子赤ちゃんの”おまた”の正しいふき方・洗い方を知っていますか? 性器まわりの話は、ママ友だちにもなかなか聞きづらいですよね。 小児科医の黒澤先生がわかりやすくまとめてくださいました。
おむつ替えでのふき方は「やさしく」が大前提
女の子のおまたは、おしっこのときもうんちのときも、毎回ふいてあげましょう。やさしくふくのが基本です。
おしっこのときはこすらずにふく
「おしっこのときも、やさしくおまたをふいてあげるのが基本。デリケートなので、こすったり、力を入れてふくのはダメ。おしりふきをやさしく当てるようにふきましょう」(黒澤先生・以下同)
うんちのとき:①まずは肛門周辺を前から後ろにむかってふく
「おまたにうんちがつかないよう、前から後ろへふきます。脚を上げ、おしりふきでおまたから肛門に向かって汚れをふき取って。尿道口や膣口にうんちが入らないよう注意」
うんちのとき:②ふともものつけ根をしっかりふく
「肛門まわりをふいたら、汚れのたまりやすい太もものつけ根をふきましょう。最後に腰を軽く浮かせて、おしりに残った汚れをなでるようにていねいにふき取ればOK。ふき取ったあとは、おしりやおまたを乾かしてから新しいおむつをつけます」
洗うときは「手」でやさしく洗いましょう
おまたはとてもデリケートなので、手でやさしく洗いましょう。割れ目よりさらに内側の膣口のほうまでは洗う必要はありません。
おまた全体と割れ目を少し開き洗う
「よく泡立てた洗浄料をおまたにつけ、手でやさしく洗います。割れ目は指を使って少しだけ開き、片方の手でなでるように洗います」
割れ目の内側のひだもなでるように洗う
「割れ目の内側のひだも、洗浄料の泡をつけてなでるように洗います。割れ目を強く開かないと見えない膣口まで洗う必要はありません」
肛門まわりやふともものつけ根も洗う
「泡立てた洗浄料で、肛門まわりを洗います。太もものつけ根は汚れがたまりやすいので、しわをのばして洗います。洗うのが終わったら、おまた→太もものつけ根→肛門周辺の順に、洗い残しがないように、しっかり洗い流します」
女の子の性器は男の子に比べて複雑な構造ですが、やさしくあわてずにケアをすれば大丈夫。清潔な状態を保てるように、ふき方・洗い方をママ・パパで共有できるといいですね。(取材・文/ひよこクラブ編集部)
初回公開日 2018/08/25
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