1. トップ
  2. 赤ちゃんの子育て・育児
  3. 【乳幼児健診】1歳健診・1歳6ケ月健診ってどんなことをするの?

【乳幼児健診】1歳健診・1歳6ケ月健診ってどんなことをするの?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

danr13/gettyimages

1歳になると、子どもによっては「ママ」「ワンワン」など、意味のある言葉を話すようになります。身長と体重の増え方は緩やかになるものの、歩き始めてからは行動範囲が一気に広がります。1歳健診、1歳6ケ月健診では、身体測定、問診、視診、聴診、触診、口の中の観察など、ほかの月齢でも行われるチェックを一通り行います。それ以外にはどんなことをチェックするのでしょうか? 赤ちゃんの成長・発達に詳しい、小児科医の本田真美先生に聞きました。

関連:1歳~1歳6ケ月 ねんね・寝かしつけの「これが知りたい!」

受診率は低いが受けておきたい1歳健診

1歳健診ではつかまり立ちや伝い歩きなど運動面における発達や、言葉の理解度などをチェックします。自費での受診となることも多く、受診率はほかの月齢の健診よりも低いようですが、この時期にトラブルが見つかることもあります。気になることがある場合は、1歳健診の受診も検討してみましょう。

【体の発達チェック】
はいはいで移動する様子、はいはいの姿勢から壁やママ・パパなどにつかまって立つ様子、伝い歩きでの全身のバランス、親指と人さし指を使って物をつまむかどうかを中心に見ます。

立った状態から、体を支えて左右に倒したときのバランス機能もチェック。このとき、倒した側と反対の脚が交差してバランスを取ろうとします。この反応をホッピング反応といい、10ケ月ごろから徐々に見られるようになります。

1歳児は、1人で立つ「独り立ち」ができることが、平均的な運動発達とされます。伝い歩きの子からすでに歩き始める子まで個人差もありますが、伝い歩きができていれば問題ありません。9~10ケ月健診時と比べ、その子なりの成長が見られれば大丈夫です。

【心・言葉の発達チェック】
「ちょうだい」といった言葉を理解できるか、「バイバイ」と手を振ったらまねをするかなど、言葉の理解や精神の発達状況を確認します。早い子では「マンマ」など意味のある言葉を発しますが、類似音を出せれば十分です。

このころになると、自分の感情を全身で表現するようになり、診察を嫌がることもあります。すべての診察項目をこなせない場合もありますが、普段の生活でそれができていれば問題ありません。ママ・パパから普段の様子を聞き、確認します。

必ず受診!1歳6ケ月健診

1歳6ケ月健診は、母子健康法で市区町村が行わなければならないと定められている健診です。多くの自治体は無料で行っているので、自治体のホームページなどをチェックしてみてください。

【体の発達チェック】
1歳6ケ月になると、多くの子が歩けるようになっています。健診では、1人で転ばずに歩くか、歩行の様子をチェックします。腕を途中まで下ろし、バランスを取って歩いているかを確認。内またや外またが気になるママ・パパも多いようですが、心配なときは医師に相談を。

【心・言葉の発達チェック】
言葉をきちんと理解しているかを確認するため、写真や絵を見せながら「ワンワンどれかな?」などと質問をし、赤ちゃんに指さしで答えてもらいます。この際、意思疎通のとり方もチェックします。また、「ママ」「ワンワン」など意味のある言葉を3語以上話せるかも確認しますが、健診時に話せなくても大丈夫。普段出ている場合は、そのことを伝えましょう。

【遊び方のチェック】
子どもにとって、遊びは脳の発達においてもとても重要な役割を果たします。そこから生活習慣を学ぶことも。健診では、手に持ったおもちゃを動かす様子などを確認します。また、「ゴミをポイして」などと言われて、その通りに行動するかなど、大人の言うことを理解してそれに対応できるかどうかをチェックします。

【歯のチェック】
多くの自治体では、1歳6ケ月健診の際に、歯科医師による歯科健診も行われています。1歳6ケ月ごろになると、前歯が生えそろい、早い子では奥歯も生え始めます。むし歯はないか、かみ合わせに異常はないか、口腔環境が良好か、といったことをチェックします。歯磨きの指導や、食事(食べ物の硬さ、大きさ、粘性など)の指導もあります。離乳食から幼児食へと移行するこの時期に、歯の大切さを親子で学んでいきましょう。

まとめ文
赤ちゃんの行動範囲がどんどん広がり、ママ・パパとのコミュニケーションも活発になるころに行われる1歳、1歳6ケ月の健診は、どちらも大事な健診です。継続的に医師に診てもらうことで、赤ちゃんの成長をきちんと把握でき、トラブルなども早く発見できます。忘れずに受診するようにしましょう。(取材・文/香川 誠、ひよこクラブ編集部)

監修/本田真美先生
みくりキッズくりにっく 院長。小児神経専門医。東京慈恵会医科大学卒業。国立成育医療研究センター、都立東部療育センターなどを経て現職。おもちゃコーディネーターでもあります。

参考/ひよこクラブ2017年12月号「赤ちゃんの発育・発達ポイント&かかわり方新定義」、社団法人日本歯科医師会「母子健康手帳活用ガイド」より

関連:生後1歳~ 赤ちゃんの発育発達、生活とお世話のポイント、親子のコミュニケーション

■おすすめ記事
<PR>“3つのしない!”で、1歳代の意欲を引き出す

子育て・育児

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新着記事

新着記事をもっと見る

赤ちゃんの子育て・育児の人気記事ランキング

関連記事