【医師監修】[5~11ヶ月]おすわり~はいはい期!赤ちゃんのハートをつかむお世話のコツ15
おすわりやはいはいをするなど、動きが活発になり、目が離せなくなる5~11ヶ月ごろ。情緒も発達し、ママとのかかわりが大切になります。この時期の赤ちゃんが喜ぶ、お世話の秘訣はあるのでしょうか? 親子のコミュニケーションもどんどん生まれる、この時期のお世話のポイントを、小児科医の山中龍宏先生に教えていただきました。
赤ちゃんのハートをつかむには?
まずは、このころの赤ちゃんの心と体の成長、様子を知って、毎日のお世話の中で、赤ちゃんをよく観察してみましょう。
「生活習慣」に関するお世話のポイント
□動きたくてじっとしていない時期。お世話は赤ちゃんに話しかけながら手早く済ませて。
□日中に眠る時間が減ります。毎日、同じリズムで過ごすことをめざしましょう。
□歯が生えたら、離乳食後や就寝前に歯磨きの習慣づけを。ぬらしたガーゼや乳歯用歯ブラシで始めましょう。
□おすわりやはいはいをするなど、動きが活発になり、目が離せなくなります。情緒も発達し、ママとのかかわりが大切になります。
□昼寝の時間が短くなり、夜の睡眠時間がさらに増えます。
□なかなか寝なくて苦労することも。寝かしつけはあせらず、心にゆとりを持って。
□夜泣きが続いている赤ちゃんもいるでしょう。でも、もうしばらくつき合ってあげてください。
「遊び・お散歩」に関するお世話のポイント
□赤ちゃんは何でも口に入れたがります。小さなものや危険物は手の届かない場所に保管して。
□はいはいで、お部屋中を探索することも。安全対策を万全に。
□1日1回は、公園などで、外遊びを。
□近くに公園がなければ、ベビーカーなどでお散歩を。
□お散歩は、赤ちゃんの五感を刺激します。おすわりができるようになると、手を使って遊べるように。手指を動かす遊びで発達を促して。
「授乳・離乳食」に関するお世話のポイント
□離乳食スタートから1カ月くらいたち、慣れてきたら1日2回食に。
□離乳食タイムは「食事が楽しい」と感じることが大切。笑顔で楽しく!
□小食や好き嫌い、遊び食べなどが気になることも。でも、しからずに赤ちゃんのペースで進めて。
離乳食が始まったり、昼寝の時間が短くなったり、行動範囲が広がったり・・・。赤ちゃんが日中に元気に過ごすようになると目が離せないから、家事や息抜きの時間帯も見直しが必要かもしれませんね。ママのイライラは赤ちゃんに伝わります。たまには市販のお弁当で夕食を済ますなどして、気持ちにゆとりを持つように工夫できたらいいですね。(文・ひよこクラブ編集部)
■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)
初回公開日 2018/09/15
育児中におススメのアプリ
アプリ「まいにちのたまひよ」

妊娠日数・生後日数に合わせて専門家のアドバイスを毎日お届け。同じ出産月のママ同士で情報交換したり、励ましあったりできる「ルーム」や、写真だけでは伝わらない”できごと”を簡単に記録できる「成長きろく」も大人気!
ダウンロード(無料)育児中におススメの本
最新! 初めての育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)
大人気「新百科シリーズ」の「育児新百科」がリニューアル!
新生児から3歳まで、月齢別に毎日の赤ちゃんの成長の様子とママ&パパができることを徹底紹介。
毎日のお世話を基本からていねいに解説。
新生児期からのお世話も写真でよくわかる! 月齢別に、体・心の成長とかかわりかたを掲載。
ワンオペおふろの手順など、ママ・パパの「困った!」を具体的なテクで解決。
予防接種や乳幼児健診、事故・けがの予防と対策、病気の受診の目安などもわかりやすく紹介しています。
切り取って使える、「赤ちゃんの月齢別 発育・発達見通し表」つき。