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子どもの思考力を伸ばすためにしてあげたいこととは?

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Kerke/gettyimages

子どもはいろいろなことを自分で考えて行動しています。その力をさらに伸ばしてあげるために、親がしてあげられることは何でしょうか? 白百合女子大学人間総合学部の秦野悦子先生(発達心理学)に、子どもの思考力を伸ばすために親ができることを聞きました。

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言葉で考える前と、言葉で考えられるようになってからの思考力の伸ばし方

子どもの思考力はいつごろから伸び始めるのでしょうか?

言葉で考える力を「思考力」と定義するのであれば、言葉で話すことができるようになる3歳ごろからそういった力が伸び始めます。もっと広い意味で、見る力、取り組む力、考える力も思考力ととらえれば、言葉を覚える前にもその力は伸びています。積み木を積みきる、ブロックをつなげきる、といったことに集中して取り組む経験は、広い意味での思考力、判断力、目的意識を育てているといえるでしょう。そういう意味では、手先を使った遊びを経験させることも、思考力を伸ばすには大切なことです。

言葉で考えるようになってからは、どのように思考力が伸びていきますか?

言語には、コミュニケーション、行動調整、思考の3つの機能があるといわれます。コミュニケーションは、ある程度の言葉を覚えることで豊かになります。3歳ごろから備わってくるといわれる行動機能は、たとえば「ヨーイドン!」という合図で走りだす。「順番だよ」と言われたら待つ。「がまんだよ」と言われたら気持ちを落ち着ける。リズムに合わせて動物などの動きをまねする。言葉によって気持ちや行動を調整する機能をいいます。思考は先ほども述べたように、言葉で考える力です。自分の言いたいことを、自分の知っている言葉で伝えるためには、言葉を覚えていくことと同時に、聞く力、考える力、想像する力を伸ばすことが大切です。

具体的にはどのようなことをすると、聞く力、考える力、想像する力を伸ばせますか?

いちばんいいのは、絵本の読み聞かせです。読み聞かせは2歳や3歳の幼児期だけでなく、小学校入学後も続けることが大事だといわれるので、年齢に合わせて興味のある絵本や児童書を読んであげるといいでしょう。また、学齢期になってもまだひらがな読みができない子の場合は、ひらがなの練習をするよりも読み聞かせや音あそび、しりとり遊びをするほうが効果的だといわれます。

忙しくてなかなかできないというママ、パパも多いと思いますが、大事なことなんですね。

短めの絵本は2~3分で読めますよね。寝る前に絵本を読む、歯磨きをしたら絵本を読む、といったように、ルーティンにしておくといいと思います。絵本を読むと、大人もゆったりとリラックスできるし、優しい気持ちになれると思いますよ(笑)。

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絵本を読んであげたくても、忙しくてできない、疲れていてできないというママ・パパも多いでしょう。でも絵本は子どもに多くの言葉を教えてくれ、思考力も育んでくれる頼もしいツール。一気にたくさん読むのは大変ですが、無理のない範囲で取り入れたいですね。心温まる絵本を読めば、大人にもいい影響があるかもしれません。(取材・文/香川 誠、ひよこクラブ編集部)

秦野悦子先生
白百合女子大学大学院文学研究科発達心理学専攻、人間総合学部発達心理学科教授(学科長)、発達語用論、障害児のコンサルテーション、子育て支援が専門。『子どもの気になる性格はお母さん次第でみるみる変わる』(PHP研究所)など著書多数。

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