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頭のいい子にするために1~2歳からできる知育遊び

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Nadezhda1906/gettyimages

遊びの中にも知育を取り入れたいと考えているママ・パパは多いはず。楽しみながら地頭のいい子に育てるには、どんな遊びが効果的なのでしょうか。おもちゃコーディネーターでもある小児科医、みくりキッズくりにっく院長の本田真美先生に、1~2歳の子どもにぴったりな遊びについて伺いました。

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手指の動きや五感を育む遊びのコツ

手指の動きや五感が発達することで、子どもはいろいろな遊びを覚えられるようになります。1~2歳の遊びは、手指の動きや五感に働きかけるようなものがいいでしょう。知育遊びの土台づくりともいえます。

●1歳ごろからの手指の動きを使った遊びとは?
ティッシュペーパーを箱から取り出したり、テレビのリモコンのボタンを押したりといった遊びがいいでしょう。でも日用品を子どもに使われてしまうと、ちょっと困ることも。
そこで「しかけおもちゃ」などを使うと、手指を動かすような遊びを楽しくサポートできます。取っ手を引っ張ると音が鳴るおもちゃ、ボールを入れてコロコロと転がすおもちゃ、電話を模したおもちゃ、ピアノや太鼓のおもちゃなどは、視覚や聴覚も刺激してくれます。

一緒に遊ぶときのコツは、サポートを最小限にとどめるということ。1歳代は「まだおもちゃを上手に使えていないのかな」と思って、つい手伝ってしまいがちですが、正しい使い方ができなくても子どもは何かしら発見しようとしています。子どもの考える力を養うためにも、ある程度は自由に遊ばせましょう。

●2歳代になったら?
「ほら、ここをたたくと、トントンって音が鳴るよ」、「ここにはめると音が出るね」といった具合に、親子で会話をしながら遊ぶと言葉の理解も深まります。

創造力・表現力を伸ばす遊びのコツ

何かを創作しようとする創造力や表現力も、1歳ごろから養うことができます。色鉛筆やクレヨンで線や丸を描いたり、粘土をこねて自分の頭でイメージしているものを形にしようとしたりする行為は、子どもの脳にもいい刺激となります。

●1歳ごろからの創造力・表現力を伸ばす遊びとは?
1歳代でできることは、クレヨンで紙の上をたたいたり、粘土を握ったりといったことくらいです。「上手に遊べていないな」と思うかもしれませんが、子どもは「紙に色がつく、点や線が現れる」、「粘土を握ると形が変わる」といったことを楽しんでいます。

●2歳ごろからの創造力・表現力を伸ばす遊びとは?
2歳代でもまだなぐり描きのような状態ですが、手の動きがだんだんとコントロールできるようになって、円を描こうとすることもあります。粘土もただ握るのではなく、形を作ろうとします。

こういった遊びをする際は「床や服を汚さないかな」、「口に入れたらどうしよう」と心配になりますが、水のペンで色のつく特殊なお絵描きシート、磁石式のお絵描きボード、食品素材の小麦や寒天を使った粘土などを使えば、そういったことを心配することなくのびのびと遊ばせることができます。

「お花はこういうふうに描くの」、「太陽は赤だよ」といった価値観の押しつけをせずに、子どもの自由な自己表現を促しましょう。

集中力・構成力を養う遊びのコツ

積み木やブロック遊びの、積む、崩す、並べる、はめるといった作業は、集中力や構成力を養ってくれます。子どもは「これはこうするとどうなるのかな」と集中しながら“研究”に取り組んでいるので、その邪魔にならないように、横で見守ってあげましょう。

●1歳からの集中力・構成力を養う遊びとは?
1歳代はまだ、ブロックや積み木で形を作っていくのは難しいかもしれませんが、積み上げたり崩したりといったことを繰り返しながら、それぞれの色や形の違いなどを覚えていきます。ブロックの場合はつかみやすい、はめやすい、大きめのものがおすすめです。

●2歳からの集中力・構成力を養う遊びとは?
2歳代になると、電車や家など、自分の知っている形のものを作ろうとします。自分の頭の中で仕上がりを想像しながら、集中して取り組みます。

「転んで積み木の角に頭をぶつけたら大変」、「踏んだら痛そう」と心配な場合は、やわらかい素材を使ったものや角の丸いものもあるので、検討してみてください。

想像力・コミュニケーションを伸ばす遊びのコツ

積み木を電車や自動車に見立てるような「ごっこ遊び」は、いろいろな場面やそこにないものを想像する力を伸ばします。集中しているときは邪魔をせずに見守ることも大切ですが、時には一緒に遊んであげましょう。親子で「○○ごっこ」をすることで、子どもの想像する世界がさらに広がります。

●2歳からの想像力・コミュニケーションを伸ばす遊びとは?
ママやパパのまねっこ遊び、店員さんや運転手さんなど働く人のまねっこ遊びは、コミュニケーション力を育むとともに、生活習慣を身につけるきっかけにもなります。2歳代から、ぬいぐるみに飲み物や食べ物をあげるような遊びをする子もいますが、これはママ・パパのまねっこといえるでしょう。

「男の子なのに人形ごっこ?」、「女の子なのに電車ごっこ?」と、親のイメージと違う遊びをすることもあるかもしれませんが、大人目線で遊び方を決めつけずに、なるべく子どもの興味の向くままに自由に遊ばせてあげてください。

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「知育」というと、何か特別な教育をするのかと思う人もいるかもしれませんが、子どもにとっては日常の中に知的好奇心をくすぐる「知育」になるものがたくさんあります。時には想像力をふくらませながら、時には集中力を高めて、子どもは遊びを通して日々五感を働かせています。子どもの遊びを「それは違うよ」と安易に止めず、じっくりと見守ってあげたいものですね。(取材・文/香川 誠、ひよこクラブ編集部)

監修/本田真美先生
みくりキッズくりにっく院長。小児神経専門医。東京慈恵会医科大学卒業。国立成育医療研究センター、都立東部療育センターなどを経て現職。おもちゃコーディネーターでもあります。

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