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新生児から月齢ごとのミルクの量や授乳間隔は?「たりない・飲みすぎ」の見分け方【助産師監修】

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新生児に必要なミルクの量は? たりない・飲みすぎ・欲しがるへの対処法
●写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

新生児期は、「ミルクはたりている?」「飲ませすぎではない?」と不安になることがありますよね。ミルクの量には月齢ごとの目安がありますが、赤ちゃんによって必要な量は異なります。大切なのはミルク量の数字だけで判断せず、体重の増え方やおしっこ、機嫌などもあわせて見ることです。
この記事では、月齢別のミルク量の目安、たりている・たりないサイン、飲みすぎの見分け方を、助産師監修のもとわかりやすく解説します。

新生児のミルクの量・授乳回数の基本は?目安量を週数別に解説

まずは、授乳スタイルがミルク中心の新生児期から見ていきましょう。

新生児とは、生後28日未満の赤ちゃんのことをいいます。この時期は、産院での指導や粉ミルク缶の表示を参考にしながら、生後日数ごとの目安を見ていきます。
ただし、目安量から少し外れたことだけで「多い」「少ない」とは決められません。また、母乳中心や混合では、飲ませる量も変わってきますので、ここに示すのはあくまでも目安です。迷ったときは産婦人科や母乳外来などで相談してください。

新生児のミルク量早見表【生後日数別】

時期1回量の目安1日の授乳間隔の目安1日の回数目安見るポイント
誕生〜生後7日ごろ日数×10mL2~3時間8~10回産院の指導を優先し、生後日数に応じて少しずつ増やしていきましょう。
生後8〜14日ごろ80mL程度3〜4時間7〜8回ミルク缶の表示だけでなく、体重・尿・機嫌も合わせて見ます。
生後15〜28日ごろ80mL~120mL3〜4時間7〜8回飲みムラがある場合は、1回量ではなく1日のトータル量で見ていきましょう。
生後1~2カ月120mL~160mL3~4時間6〜7回1回量より1日のトータル量や体重の増え方を見ましょう。
生後3~4カ月160mL~200mL4〜5時間5〜6回授乳回数が減っても、体重が順調に増えているなら心配ないことが多いです。

※数字はあくまでも目安です

早産児、低出生体重児、病気がある赤ちゃん、医療機関から個別指示がある赤ちゃんは、この表よりも個別の指示を優先しましょう。

ミルクの量がたりない?飲みすぎ?新生児が出す適量のサイン

観察したいことたりているサインたりていないサイン飲みすぎサイン
全体の様子血色がよく元気そう元気がない、ぐずりが強い状態が続く飲んだあと苦しそうに泣く
体重その子なりに増えている増えない、減る増え方が大きい
尿・便普段どおり出ている尿が少ない気がするおなかがパンパンに張っている、苦しそうにいきむ様子がみられる、便秘や下痢が続く
授乳後の様子少し落ち着くことが多いすぐに強く欲しがる状態が続く口からこぼれる、授乳間隔が長く空くことが多い
吐き戻し少量で元気なら様子を見ることも激しく吐いて体重が減る吐き戻しが多く、量や勢いが強い

「ミルクがたりている」新生児が出すサイン

目安量より少なくても、授乳後に少し落ち着く、血色がよい、おしっこが普段どおり出ている、健診などで体重が増えているなら、心配しすぎなくても大丈夫でしょう。
とはいえ、「このサインがあれば絶対にOK」とは言い切れません。1回だけで判断せず、1日単位、数日単位で見ていくことが大切です。

「ミルクがたりていない」新生児が出すサイン

体重が増えない、尿が少ない気がする、授乳後すぐに強く欲しがる状態が続く、元気がない、激しく吐くなどが重なるときは、一度、小児科や助産師へ相談してみましょう。
ただし、泣く理由は空腹だけではありません。眠い、おむつが気持ち悪い、暑い寒い、げっぷが苦しい、抱っこしてほしいなど、いろいろな理由があります。量を増やす前に、前回の授乳からの時間、尿や便、機嫌も一緒に確認しましょう。

「ミルクを飲みすぎ」新生児が出すサイン

吐き戻しが多い、口からミルクがこぼれやすい、授乳間隔が長く空きすぎる、おなかが張っている(ふくらんでいる)、苦しそうにいきむ様子が見られる、便秘や下痢が気になるといった場合は、飲みすぎの可能性もあります。
ただし、吐き戻しは新生児によく見られることもあります。吐いたことだけで飲ませすぎと決めるのではなく、哺乳びんの乳首サイズ、飲むスピード、げっぷ、授乳姿勢などを見直しつつ、全身の様子も合わせて見ましょう。

「泣くたびにミルクを足してもいい?」増やす前に見たいチェックポイント

泣くたびにすぐミルクを足したくなることはありますが、まずは次の点を見たいところです。

• 前回の授乳からどのくらい時間がたっているか
• おむつがぬれていないか
• 暑すぎたり寒すぎたりしないか
• 眠い、抱っこしてほしい、げっぷが苦しいなどほかの理由がないか
• 機嫌、尿、吐き戻しにいつもとの違いがないか


量を増やすより先に、抱っこしたり、げっぷを促したり、環境を整えたりすると落ち着くこともあります。自己判断で増減を続けるより、迷う状態が続くときは、授乳量のメモを持って相談するほうが安心です。

母乳中心・混合の場合のミルク量はどう考える?

母乳中心や混合では、母乳がどのくらい飲めているか見えにくいため、ミルク量を数字だけで決めにくいものです。母乳を続けたい場合は、まず母乳を吸ってもらい、その後の赤ちゃんの様子や体重、尿、機嫌を見ながら、必要に応じてミルクを足していきましょう。

助産師が回答!新生児の授乳の不安、悩みQ&A

助産師が回答!新生児の授乳の不安、悩みQ&A
●写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

Q.【ミルク育児の悩み】授乳後30分から1時間後に大泣き。たりないの?

生後37日の完ミ派です。今は1回100~120mLを1日7~8回で残しませんが、飲んだあとも目はパッチリ。30分から1時間後に大泣きします。抱っこでユラユラすると寝るのですが、次の授乳時間も熟睡するので、起こしてミルクを与えることがほとんど。ミルク缶に書いてある目安より増やしても状況は変わらず…。ミルクがたりていないのでしょうか?
( 生後1カ月、男の子ママ)

A.たりていないわけではない、まだ上手に眠ることができていない可能性も

赤ちゃんに合ったミルク量を考えながら育児されていて素晴らしいですね。
また、授乳時間になったら熟睡中も起こして授乳しているとありますが、生後1カ月を超えて体重増加が順調であれば、必ずしも毎回起こして飲ませる必要はありません(体重増加が十分でない場合は起こして飲ませる必要があります)。ミルクの量はミルク缶に書いてある1回量を目安にしますが、1日のトータル量で調整して大丈夫です。

ミルクが足りているかどうかは、
• おしっこがしっかり出ている
• 体重が順調に増えている
• 顔色や活気がある

といった点で判断しましょう。
ご相談の方は、ミルクが足りないわけではなく、眠いのにうまく眠れず泣いてしまっているのかもしれません。不安な場合は、健診時などに体重の増え方を確認してもらうと安心だと思います。

Q.【ミルク育児の悩み】うちの子に合った必要なミルク量と授乳間隔を知る方法は?

ほぼミルク派です。いろいろ調べ、1回のミルク量140mL×1日6回、4時間おきにあげているのですが、全然持ちません。泣いている理由はミルクだけじゃないと思って、おむつ替えをしたり、検温したり、抱っこするなどトライしましたが、3時間持たせるのが限界です。ミルクの与えすぎはよくないと聞き、100mLや120mLを3時間おきに飲ませてみましたが、授乳後すぐご機嫌ななめに。うちの子に合ったミルク量と授乳間隔をつかむ方法は?
(生後1カ月、女の子ママ)

A. 乳首のサイズを見直してみたり、10mL程度ミルクを増やしてみては

ミルクの量や授乳間隔について調べながら、お子さんに合う方法を探しているんですね。必要なミルク量は、出生体重や現在の体重によって、同じ月齢でも異なります。
まずは140mL前後で様子をみながら、欲しがるようなら3時間で授乳してもいいですよ。1日の哺乳量、体重の増え方、おしっこうんちの回数なども合わせて見ていくといいですね。

また、授乳時は赤ちゃんの体を起こした姿勢で抱き、ゆっくり飲めるようにしてみたり、乳首のサイズが合っているかも確認してみましょう。
体重増加が順調であれば、目安量にぴったり合わせる必要はありません。不安なときは母乳外来や小児科に相談してみましょう。

監修/中村真奈美さん(助産師・保健師) たまひよONLINE編集部

生後すぐの赤ちゃんは、2~3時間おきに寝起きを繰り返し、授乳リズムが整うのも2~3カ月かかる場合も。ミルクの量と回数も赤ちゃんの月齢、体重、個性によって一人一人異なります。不安なことがあればひとりで抱え込まなくて大丈夫です。ママやパパ、家族で情報を共有しながら、必要なときは小児科や助産師、産院、保健センターに相談しましょう。

●記事の内容は2026年6月の情報であり、現在と異なる場合があります。


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