【保健師監修】インフルエンザにかからないために。赤ちゃんと人込みに行くときの予防対策
インフルエンザの患者数が過去最多といわれている今季。できるだけ人が多い場所には行きたくないけれど、おうちでママと赤ちゃん2人きりで過ごすばかりなのもなかなか大変。たまには児童館などで思い切り遊ばせてあげたい!と思ったり、また、「これはもしや風邪!?」と小児科を受診したいときもありますよね。
人が多い場所に行かなくてはならないとき、どんなことに気をつければインフルエンザに感染するリスクが減るのか、保健師の中村真奈美先生に伺いました。
児童館に行くときは…
「悪天候の日などに利用したい児童館ですが、時間によっては小学生や中学生がたくさんいます。『児童館でお兄ちゃんたちと遊んだら、翌日赤ちゃんが発熱した』といったママの声も。遊びに行く場合に注意したいことは、下記の2点です」(中村さん・以下同)
対策1:短時間の利用にしましょう
「長時間滞在すると、それだけ多くの人と触れ合うことになり、感染のリスクも高くなります。気分転換程度に連れていくようにしましょう」
対策2:「赤ちゃんタイム」など人数が少ない時間帯を選びましょう
「児童館によっては、“午前は赤ちゃんのみ(「赤ちゃんタイム」)、午後は小学生以降”など利用時間に年齢制限を設けている場所もあります。できれば、赤ちゃんだけが利用できる時間帯に行くようにしてください。
ただし、地域の保育園や小学校などでインフルエンザが流行している場合には、行かないほうが賢明。ママ友や近所の方から情報収集をしましょう」
病院に行くときは…
「少しせきが出るからと、病院に行く機会もありますよね。しかし、病院に着くとぐったりと体調の悪そうな患者がいっぱい。病院に行ったことで赤ちゃんの体調がさらに悪化してしまう、ということもあります。下記の3点を意識してください」
対策1:予約をしてから行きましょう
「小児科は予約できるところが多いです。また、一般的な内科で予約ができなかったとしても、事前に電話で相談すれば、患者が少ない時間帯を教えてくれることもあります。インフルエンザにかかわらず、何か不安に思ったことを相談できる、かかりつけ医を見つけておくのもおすすめです」
対策2:待ち時間は、人が少ない場所で待ちましょう
「予約をして行っても、急患などで待ち時間が発生することもあります。時間がかかるようだったら、一度外に出るなどほかの患者と接触を少なくするよう、場所を移動してください」
対策3:帰宅後、大人は手洗い・うがいをしっかり行いましょう
「赤ちゃんだけでなく、大人も予防が大事。病院に行く場合には、マスクをし、帰ってきたら手洗い・うがいを忘れずに行いましょう」
ちょっとしたことですが、インフルエンザにかかるリスクを減らすことができます。もちろん赤ちゃんが感染しないことが大事ですが、ママ・パパがダウンしてしまったら元も子もありません。バランスのいい食事、十分な睡眠、適度な運動などを心がけ、家族みんなでインフルエンザシーズンを乗り切りましょう!(取材・文/ひよこクラブ編集部)
初回公開日 2019/2/9
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