1. トップ
  2. 赤ちゃん・育児
  3. 子どもの発達が遅めの“グレーゾーン”。親はどうかかわればいい?

子どもの発達が遅めの“グレーゾーン”。親はどうかかわればいい?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

DGLimages/gettyimages

「うちの子は落ち着きがないけれど、大丈夫?」「1才半を過ぎても言葉が出てこない。もしかして発達に問題があるの?」などと、子どもの発達について悩むママ・パパは多いでしょう。子どもの発達は個人差が大きいのはもちろん、ある程度の年齢にならないとわからないことも多く、早期に白黒の判断が難しい面も…。そこで、健診などで子どもの発達について「様子を見ましょう」と言われたり、まだはっきりと診断がつかない“グレーゾーン”になったりしたときの親のかかわり方について、「ひよこクラブ」の人気連載「すくすく成長日記」の監修でおなじみ、小児科医の若江恵利子先生に聞きました。

関連:子どもの「療育」って何をするの?専門家に聞きました

心配なら、まずかかりつけの小児科医に相談を

最近のママ・パパはわが子の発達が遅い、育てにくいなどと感じると、すぐにネットで検索する傾向があります。そこで「発達障がい」などの病名を見つけては、「うちの子はきっとこれだ」と決めつけて落ち込んでしまいがちです。でも、自己判断は禁物。発達について心配なことがあったら、まずはかかりつけの小児科医に相談しましょう。病気ではなくても、受診して構いません。小児科は子どもの発育・発達に関することも総合的に診ています。それでも受診がためらわれるなら、事前に電話で「子どもの言葉の遅れが心配で…」などと相談してみてください。
 「発達障がい」は、小児科医の中でも小児神経科医という専門医が診断します。けれど、普段からその子を診察しているかかりつけの小児科医であれば、何となく判断はつきます。かかりつけ医で判断が難しい場合は、専門医を紹介します。信頼できるかかりつけの小児科医から、信頼できる専門医を紹介してもらうのが安心でしょう。

子どもの成長とともに経過を見ることが大事

子どもの発達に問題があるかどうかの判断は、初診ではかなり難しいもの。子どもは成長とともに変わっていきます。発達がグレーゾーンの子は、必ずしも黒と確定したわけではありません。ママ・パパは落ち込まないでください。この先、白になる(問題なく発達していく)可能性も大いにあります。たとえば、1歳半健診でひとつも単語が出ていなくても、2歳を過ぎて出始める子もいます。発達には個人差が大きいため、子どもの発達は成長とともに経過を見ていくことがとても大事です。その点、かかりつけの小児科医は、その子の成長過程をいちばん知っている専門家です。子どもは単純に大人を小さくした存在ではなく、体や脳が大人と比べて未発達。小児を専門に診る小児科医とともに、子どもの成長を一緒に見守ってもらいましょう。
なお、自閉症やADHDは5歳ごろなら診断可能といわれています。自治体によっては5歳健診があり、専門医が保育園や幼稚園などに行き、集団に入ったときの子どもの様子から診断することがあります。

不安をためず、専門家のサポートを受けよう

子どもの発達がグレーゾーンと言われると、不安のあまり、笑顔が消えてしまうママ・パパもいます。でも、ママ・パパが笑わなくなると、子どもも笑わなくなってしまいます。「言葉が遅い」「落ち着きがない」など、子どもの様子や行動が気になる、わが子なのにかわいいと思えず育てにくいと感じる場合、絶対に1人で悩まないこと。かかりつけの小児科医はもちろん、自治体の保健センターや子育て支援センターなどに相談して、専門家の適切なサポートを受けましょう。かかわり方についてのアドバイスもしてくれるはずですよ。

関連:発達障がいの子を持つママが語る 「わが子の発達の凹凸を受け入れるまで」

子どもの発達が少し遅くても、成長とともに変わることはよくあります。「成長とともに変わるかもしれない」というスタンスで、長い目で子どもの成長を見守りましょう。信頼できる専門家とともに、経過をていねいに見ていくことが大事です。(取材・文/永井篤美、ひよこクラブ編集部)

監修/若江恵利子先生
医療法人恵徳会あさかクリニック理事長。小児科医。東邦大学大森病院新生児科、愛育病院小児科を経て、栃木県で開業。

■おすすめ記事
おすすめの赤ちゃんとの遊び方<PR>

赤ちゃん・育児

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新着記事

新着記事をもっと見る

赤ちゃん・育児の人気記事ランキング

関連記事