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おっぱい卒業にまつわるママたちの苦悩に、先生がお答えしますpart1

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Thinkstock Images /gettyimages

おっぱいの卒業は、ママと赤ちゃんの関係性とタイミングで決めるのが基本。個人差があるので、やめどきに迷うことも多いですね。そこで、ママの都合できっぱり卒業できた例、意外とすんなり卒業できた例など、いろいろなおっぱい卒業のカタチをご紹介。白百合女子大学教授で子育て支援のエキスパートである秦野悦子先生にアドバイスをいただきました。

関連:“卒乳”はいつ?みんなの卒乳体験談とママの気持ち

我慢や工夫で乗りきったおっぱい卒業の3つのカタチ

「おっぱい卒業の時期は、離乳食で栄養がとれるようになっていて、おっぱい以外で水分補給ができていることが、大前提。おっぱいは栄養補給以外にも母子のスキンシップとしての役割もあるので、赤ちゃんの気持ちを優先してあげたいですね。でも、ママが授乳でつらいときなどは、無理をすることはないでしょう」(秦野先生・以下同)

ママも赤ちゃんもつらかったけど、乗りきった

ママ…「おっぱいをやめたら、薬やお酒も気にせずに飲めるし、朝まで寝てくれるから、と1才6カ月で卒業。やめて3日くらいは、大泣きされるし、私自身も胸が張って痛かったですが、なんとか乗りきりました」

秦野先生…「ママが決めておっぱいをやめる“断乳”で大事なのは、ママの強い意志。しばらく赤ちゃんは泣いて『飲みたい』と訴えることが多いでしょう。それは当然なこと。泣かせるのはかわいそう、と断念したら、いつまでも断乳できませんし、何度も赤ちゃんを泣かせてしまうことに。心を強く持つことが大事なんです。そして、断乳は赤ちゃんだけでなく、実は、ママ自身もつらい。おっぱいが張って、乳房が痛くなりますしね。『やめる!』と決めて、強い気持ちで乗りきったあなたはえらい! よく頑張りましたね」

2人目妊娠で決意したら意外とすんなり卒業

ママ…「2人目を妊娠したため、1才10カ月でおっぱいを卒業。産院で私が先生に『そろそろ、おっぱいをやめましょう』と言われているのを見ていたせいか、娘の抵抗もあまりなく、すんなり卒業できました」

秦野先生…「2人目の妊娠は、おっぱい卒業のひとつのきっかけになりますね。おっぱいは親子のスキンシップとして大事なことですが、お子さんはおっぱい以外のスキンシップで満たされていたんだと思います。興味や関心もどんどん広がっていく時期だから、おっぱいにあまりこだわりがなかったかもしれませんね。ママにとってもお子さんにとっても、ベストなタイミングだったと思います」

おっぱいにキャラクターのばんそうこうを貼ってみた

ママ…「うちの子は、おっぱいが大好きだったので、やめるのは大変だろうと覚悟していたんです。だから、2才になったときに、アンパンマンのイラストのばんそうこうをおっぱいに貼って、『アンパンマンになっちゃった!』と見せたら、ぽかーん…。そして、大笑い。でも、さすがに次の日は笑ってくれず、大泣きでしたが、結局3日後ぐらいに卒業できました」

秦野先生…「昔から、おっぱいに鬼の絵を描いたり、唐辛子を塗ったりして、赤ちゃんを驚かせて卒業させることはあったようです。でも、あなたが実践したのは、赤ちゃんが思わず楽しくなる作戦! 『おっぱいが飲みたい』という赤ちゃんの欲求をママのアイデアで上手に気分転換させることができましたね。でも、赤ちゃんも何度もだまされないので、3日間は大泣きされても強い気持ちで乗りきったママは、えらいです! それに、ばんそうこうをおっぱいからはがすとき、痛かったと思いますよ。それにも耐えたのもえらい!」

関連:卒乳の見極めポイントはいつごろ?先輩ママの始めどきは?

親子の数だけ、おっぱい卒業のカタチがあります。大事なことは、ママと子どもの関係性とタイミングで決めるということ。そして、一度、やめると決めたら、強い気持ちで乗りきることが大事なんですね。Part2では、パパが非協力的でおっぱいをやめられない例などを紹介します。
(取材・文/白鳥紀久子、ひよこクラブ編集部)

■文中の体験談はすべて、『ウィメンズパーク』の投稿からの抜粋です。

■監修:秦野悦子先生
臨床発達心理士。白百合女子大学教授。専門は発達心理学(言語発達、障害児のコンサルテーション、子育て支援)。わかふじ幼稚園園長。著書に「心と体が育つ親子遊び」「最新しつけ大百科」(ベネッセコーポレーション)

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