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夜間・休日にお熱!?嘔吐? 「病院が休みの日に具合が悪くなる問題 」ママ小児科医の”コレが気になる

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病気の子供の熱温度を測定するデジタル温度計です。赤ちゃんの発熱のコンセプト
comzeal/gettyimages

今回のテーマは、夜間・休日に具合が悪くなったら?1歳と3歳のお子さんを子育て中のママ小児科医・泰道麗菜先生が、日々の診療の中で、ママ・パパたちに伝えたいさまざまな情報を発信する連載「ママ小児科医の”コレが気になる」#3 どうしたらいいのか。大型連休前に要チェックです!!

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具合が悪くなったら、親はどうすればいい?

新年度初月のあわただしかった日々も少し落ち着き、待ちに待った大型連休を迎えている方が多いのではないでしょうか。今回は大型連休にちなんで、夜間・休日に具合が悪くなった時の受診の目安についてお話しします。

夜間・休日に診てくれる当番医をチェックしよう

長期の連休のときはかかりつけの病院がお休みのことが多く、どのタイミングでどこに受診をすればいいのか困ってしまうと思います。夜間・休日はお住まいの地域の当番医療機関か、休日夜間急患診療所を受診することができます。自治体ホームページや広報誌で調べられるので、休み前にチェックしておきましょう。

軽度の症状であればかかりつけ医に診てもらいたいところ

ただし救急対応になりますので、限られた検査と応急処置しかできませんし、薬も必要最小限しか処方されません。長期のお休みのときには診療所の混雑が予想されますし、とくに夜間の受診は子どもも保護者も体力を消耗しますから、軽度の症状であればかかりつけ医や近隣の医療機関が開くのを待って受診をしたほうが効率がいいです。そんなときは、今すぐ受診したほうがいいか、少し家で様子をみても大丈夫かの判断が必要になります。

具合が悪くなったら、親はどうすればいい?

では、かかりやすい病気の中で、緊急受診を要する症状を紹介していきます。

発熱した場合

急な症状で受診のタイミングに悩むのが、まず発熱だと思います。せきや鼻水を伴う発熱でいちばん多い風邪症候群は、主にウイルス感染が原因で、一般的には数日で解熱します。元気があって、熱が出始めたばかりのときは少し様子をみても大丈夫でしょう。
ただし、小さなお子さんは大人より全身状態が悪くなりやすく、脱水症や呼吸の症状が重症化しやすいです。また子どもでは発熱時にけいれんを起こすことがよくあるので、以下のような症状があるときは、早めの受診が必要になります。以下の症状があるときには、夜間・休日にあいている病院で診てもらいましょう。
・赤ちゃんが3カ月未満の発熱(38度以上)
・発熱が長引いていて水分が取れない
・ぐったりしている
・ゼーゼーしていて苦しそう
・けいれんを起こした
・意識がなく全身がガクガク震えている
・視線が合わない

腹痛・嘔吐を伴う場合

急な腹痛や嘔吐も受診の判断に迷う症状です。下痢を伴うことが多い急性胃腸炎は、子どもによく見られる感染症の一つ。家での対処法としては安静とこまめな水分補給ですが、嘔吐や下痢が頻回で水分が取れない、ぐったりしている、尿が極端に少ない場合には脱水症の心配がありますので早めの受診をおすすめします。そのほか、原因がわからず嘔吐が頻回に続く場合や腹痛の程度が強い(泣き方が激しい、うずくまったまま立てないなど)場合にも早めに受診をしたほうがいいでしょう。

事故やけがをした時の対応は?

また長いお休み中は急な事故やけがも起こりがちです。間違えて何かを飲み込んだ、高いところから落ちた、やけどをした、顔や手足を切ったなど、症状によっては(呼吸や意識状態がおかしい、広範囲のやけど、出血が止まらないなど)急いで受診をしたほうがいいですが、その場合、休日夜間の診療所では対応が難しく、二次病院(緊急処置や入院ができる施設)への受診が必要な場合がありますので受診する前に医療機関に電話して相談をすることをおすすめします。

救急の相談窓口を活用しよう!

救急の相談窓口としては、子ども医療電話相談事業「#8000」や救急安心センター事業「#7119」(一部の都道府県、地域で実施)があり、お子さんの症状に困ったときに電話をすると、医師や看護師、相談員が適切な対処方法や受診する病院を教えてくれます。
また日本小児科学会のホームページにON LINE QQ「こどもの救急」というウェブサイトがあります。気になる症状をチェックすると、受診のタイミングや、受診までの手段などを教えてくれる便利なサイトです。またどこに受診したらいいか困ったときには近くの医療機関を検索できるサイトも掲載されていますので、上手に活用するといいと思います。

関連: [ママ小児科医の”コレが気になる”#1]入園したら体調不良が続きすぎる問題

私自身も長男が歩き始めて間もないころ、夜遅くに家の家具につまづいて顔をぱっくり切ってしまったことがありました。突然の夜中のアクシデントに思わず病院の救急外来に飛び込んでしまいましたが、幸い軽い処置で済みました。今思うと翌日の受診でもよかったように思いますがとっさのときには冷静な判断ができなくなるものです。何かあったときは、親の落ち着いた対応がいちばん大切です。そのためにも、ぜひ知識を身に着けておいてください。

(構成/ひよこクラブ編集部)




■監修・文:泰道麗菜先生
神奈川県小田原市にある横田小児科医院の小児科医。アレルギー疾患を専門に、大学病院の小児科などを経て2018年より現職。2人のお子さんのママという目線からも、地域のママ・パパに寄り添った診療をしています。


※自治体によって救急の相談窓口は受付時間等ことなります。詳しくは各自治体のホームページを見てください。

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