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[ママ小児科医の”コレが気になる”#2]いざ入園したら呼び出しが多すぎる問題

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LightFieldStudios/gettyimages

1才と3才のお子さんを子育て中のママ小児科医・泰道麗菜先生が、日々の診療の中で、ママ・パパたちに伝えたいさまざまな情報を発信。連載2回目のテーマは、いざ仕事復帰してからの、子どもの病気対策についてです。

関連:[ママ小児科医の”コレが気になる”#1]入園したら体調不良が続きすぎる問題

具合が悪くなったら、親はどうすればいい?

4月に入り、保育園デビューをしたお子さんも多いのではないでしょうか。慣れない保育園生活に疲れがたまりやすい時期ですので、どうぞ無理のない生活を心がけてください。

保育園からの呼び出し電話にドキドキ!

前回 は保育園での感染症についてお話をさせてもらいました。保育園が始まるといよいよ、子どもが熱を出して呼び出される…ということが度々あるかもしれません。私自身も仕事に復帰したばかりのときはもちろん、今でも携帯電話に保育園からの着信があると、ドキッとすることがよくあります。

保育園によって「熱がある」と判断する体温の基準は違うようですが、一般的に小児科では37.5度以上を発熱とすることが多いです。ただし平熱は個人差がありますし、子どもは環境により体温が変化しやすいので、そのことを考慮した上で発熱と判断をすることが大切です。

発熱したら、全身症状を必ずチェック

熱が高いとき、つい体温ばかりが気になってしまいがちですが、大事なのは体温よりも熱に伴う症状や全身状態です。39度の熱があっても機嫌がよくて元気であれば、あわてて病院を受診しなくてもいいでしょう。でも、すごくぐったりしている、吐いている、呼吸が苦しそう…などの症状がある場合は少し心配です。普段と様子が違い、発熱の原因がはっきりしないときには、診療時間外でも早めに受診することをおすすめします。その際は、保育園で流行している感染症がないか、事前に確認しておくと、受診した際に診断に役立つこともあります。

多い病気は? 登園はいつからいいの?

小児科でいちばん多い発熱の原因は、風邪症候群です。元気があり、多少の鼻水やせきを伴って熱が出ている場合は、風邪症候群の可能性が高いです。主にウイルス感染が原因で、熱は数日で自然に下がります。せきや鼻水はその後も1週間前後は持続するかもしれませんが、熱が下がり、元気があれば登園をしても大丈夫です。

熱が出ている間、具合が悪いときはできれば家族がそばにいて、おうちでゆっくりするのがベストですが、登園できるまでの間、どうしても仕事の都合で家族が休めないときなどは、病児保育や病児対応のベビーシッターなどを利用するのも1つの手段です。

熱が下がっても、まだ何となく体調が戻らず安静が必要な回復期には、病後児保育を利用することもできます。

職場への罪悪感はつきもの。だからこそしておきたいこと

仕事復帰したばかりで保育園から呼び出しの電話がかかってきたり、なかなか熱が下がらず保育園に行けないとなると、子どもの心配はもとより、職場の人に迷惑をかけて申し訳ないと思う気持ちとのジレンマに直面するママたちも多いと思います。

ストレスなく子育てと仕事を両立するには、まわりの人の理解や支えなしには難しいものです。職場には事前に状況を理解しておいてもらう、もしもの時に備えて家族と分担を考えておく、あらかじめサポートをお願いできる手段を見つけておく(病児保育やベビーシッターの登録など)といった準備をしておくといいかもしれませんね。

私自身は子どもが熱を出したとき、職場にお願いをして早めに仕事を切り上げさせてもらうこともありますし、仕事が休めないときは、近くに住んでいる実家の母に頼んで見てもらうか、病児保育にお願いをするように決めています。

病気のときこそ、親子の時間をゆっくりと

1才と3才の私の息子は、最近は頻繁には熱を出さなくなりましたが、たまに熱を出すとやはり保育園から呼び出しがかかります。できるだけ早くお迎えに駆けつけると、なんだかホッとした様子で、うれしそうな顔をしながら部屋から出てくる息子たち。仕事をしていると平日はゆっくり子どもたちと過ごす時間がないので、病気とはいえ、たまに早退して家で子どもたちと過ごす時間は、私にとっても子どもたちにとっても、ある意味特別な時間だなと思ったりもします。(構成/ひよこクラブ編集部)

関連:保育園児3000名超なのに病児保育の定員4名…なぜ? ある小児科医の挑戦

■監修・文:泰道麗菜先生
神奈川県小田原市にある横田小児科医院の小児科医。アレルギー疾患を専門に、大学病院の小児科などを経て2018年より現職。2人のお子さんのママという目線からも、地域のママ・パパに寄り添った診療をしています。

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