生後2~3ケ月ごろの赤ちゃんとどうやって遊ぶ?脳や心の発達を促す遊びとは
生後2~3ケ月はごろの赤ちゃんは、まだあやしても声を出して「キャッキャッ」と笑ったりする時期ではないため「どんなふうに遊んだらいいの?」と悩むママ・パパも多いのではないでしょうか。まだそんなに反応がないようなこのころの赤ちゃんでも、ママ・パパとの触れ合いはだ~い好き。ママ・パパが赤ちゃんの言葉かけをしたり、スキンシップを図ったりすることで愛着関係が築かれます。ぜひ、意識して遊ぶ時間を作りましょう。2~3ケ月の赤ちゃんにおすすめの遊びを紹介します。
まずは、スキンシップで親子の触れ合いからスタート!
赤ちゃんは皮膚の感覚がとっても敏感。ママ・パパに優しくさわられたり、抱っこされたりするだけで心地いいと感じます。そのため「どんなふうに遊んだらいいの?」と悩んだときは、スキンシップ遊びをしてみて。スキンシップ遊びは、赤ちゃんの脳や心の発達を促す効果もあります。スキンシップ遊びのポイントは、次の通りです。
1.語りかけるときは、小さな声で優しく
赤ちゃんは大きな声や音に敏感で、びっくりしてしまうことも。そのため語りかけるときは、なるべく顔を近づけて小さな声で優しく。
2.ゆったりと集中できる雰囲気づくりを
スキンシップしながら、おもちゃを見せたりするときは、おもちゃは1つに。ゆったりと集中できる雰囲気を作ってあげましょう。
3.大きく体を動かす遊びはNG
抱っこでゆらゆら揺らすときは、優しくゆっくりと。大きく揺らすなど激しい動きはNG! たて抱きで遊ぶのは、首がすわってから。
明るい色のおもちゃなどを見せるのもおすすめ!
スキンシップ遊びに慣れたら、ほかの遊びも取り入れてみましょう。赤ちゃんは生まれて間もないうちから大人並の聴力をもっています。また目も約30cm以内のものは見えていると言われています。そのため次のような遊びがおすすめです!
おすすめ1 明るい色のおもちゃ
2~3ケ月ごろは、いろいろなものを見ることで視力が発達していく時期。そのため赤ちゃんが認識しやすいように、明るい色のおもちゃを選んで遊んであげましょう。脳が疲れないように、ゆっくり動かして遊ぶことがポイントです。
おすすめ2 手をにぎにぎ
2~3ケ月ごろは手でたくさんの刺激を感じる時期。手を握って歌を歌ってあげたりすると、脳に心地いい刺激を与えます。
おすすめ3 絵本での語りかけ
絵本の内容はまだ理解できませんが、ママ・パパの読み聞かせの声を聞くだけで、安心したり、楽しい気分になったりします。そのため絵本を読むときは、ゆっくりと語りかけるような口調を意識しましょう。場面に応じて、いろんな声色を出して読んでもOK!
おすすめ4 五感を刺激する
赤ちゃんは口に入れたり、頬に触れたりすることで物の感触を確かめています。触覚はもちろん、聴覚、視覚、嗅覚、味覚の五感を刺激した遊びを取り入れてみて。おもちゃを取り入れたり、お散歩に出かけたりするのもいいでしょう。
赤ちゃんと遊ぶのが苦手と感じてしまっているママ・パパは「遊ばないと!」と構えすぎないで大丈夫! 2~3ケ月ごろは少しずつお散歩を始めたい時期なので、お散歩しながら手をにぎって「いい天気だね」と声かけをしたり、おふろに入りながら「〇〇ちゃん、気持ちいいね~」と話しかけてみるだけでもきっかけとしては十分です。そうした触れ合いに慣れてくると、自然と遊べるようになります。また赤ちゃんが喜ぶおもちゃがあると、あやしやすいですよ!(文・麻生珠恵)
取材協力/こどもちゃれんじ