幼稚園では遅い!?生活習慣づけの始めどきは1歳代がおすすめの理由
「あいさつや歯磨きなどの生活習慣を教え始める」というと、何歳ごろからのスタートをイメージしますか? なかには「幼稚園入園のときまでに、できるようになっていればいいのでは?」と考えるママ・パパもいるのではないでしょうか。
しかし生活習慣を教え始めるのは、実は1歳がベターといわれています。その理由をまとめました。
1歳から生活習慣を教えたほうがいい理由って!?
先輩ママに生活習慣づけいつごろから始めたか、始めたいと思っているかについてリサーチしたところ
「本格的なイヤイヤ期に入る前の1歳のうちに、歯磨きなどできることから生活習慣を身につけておいたほうがいい」*1と回答した方は94.1%でした。
「イヤイヤ期に入ってしまうと生活習慣を身につけるのが大変だから」が主な理由です。
また「2歳のイヤイヤ期に入る前はスムーズにできていた生活習慣が、イヤイヤ期に入ってからうまくいかなくなったことはある」*2と回答した方は75.2%にも!
生活習慣を教えるとき、出てくるキーワードが「イヤイヤ期」。イヤイヤ期に入ってしまうとやりにくくなってしまうということがわかりますね。
*1 2019年6月実施調査より。1歳半から3歳の<こどもちゃれんじ会員>495名が回答。「とてもそう思う」「まあそう思う」の回答。
*2 2019年6月実施調査より。1歳半から3歳の<こどもちゃれんじ会員>495名が回答。
本格的“イヤイヤ期”で、生活習慣を教えた!”ママたちの「やっぱり大変だった」体験談
●靴下も、靴も自分ではいたり脱いだりしていたのに、イヤイヤ期になったらすべて「やってー」になってしまいました。
●これまではスプーン&フォークを使って、自分で食べていたのに、イヤイヤ期になったら食事中に遊び始め、まったく自分で食べようとしてくれません!
●以前は、準備していた服をスムーズに着てくれていたのに、イヤイヤが始まると「コレはイヤ!」「アレはイヤ!」ばかりで先に進みません。
●イヤイヤ期に入ったら「おふろに入るのがイヤ!」って言うし、やっとおふろに入ったと思ったら、今度は「あがるのがイヤ!」。入浴後の保湿や着替えもイヤイヤで、ホント大変っ!
イヤイヤ期は、自我が芽生え始めた証しで成長過程には必要なことですが、イヤイヤ期で生活習慣が定着しないのは考えもの。そのため1歳になったら、まずは「歯磨き」「食事」「あいさつ」の3大生活習慣を教え始めてみませんか。とくに歯磨きは、むし歯予防のためにも早い時期から歯磨き習慣を定着させたいですね!「うまくいかない」など困ったときは子どもの興味を引く教材を使って、楽しく教えてみてください。(文・麻生珠恵)
取材協力/こどもちゃれんじ