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赤ちゃんはどうして人見知りするの?いつからいつまで?対処はどうする?

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家庭で屋内に立って泣いている幼児の女の子と若い家族。
Halfpoint/gettyimages

人見知りが始まると、かかわり方に悩むママやパパも。しかし人見知りは、赤ちゃんの心の発達の表れ。ママ・パパなどいつもそばにいて安心できる人と、そうでない人の見分けができるようになった証しです。
臨床心理士で子どもの発育・発達と乳幼児期からの親子関係に詳しい、日本女子大学人間社会学部心理学科教授 塩崎尚美先生に、人見知りについて教えてもらいました。

関連:かんしゃく持ち、引っ込み思案、泣き虫…子どもの性格って、変えられるの?

人見知りっていつから始まるの? 理由は? ママ・パパのギモンを解決!

人見知りって「なぜするの?」「いつから始まって、いつごろ終わるの?」など、わからないことがいっぱい。ママ・パパのソボクな疑問を解決します!

ギモン1/人見知りって、どうしてするの?

愛着関係ができていて、「記憶力」と「識別力」が備わると人見知りが始まります

赤ちゃんが人見知りをするのは、日ごろお世話をしてくれる、自分を守ってくれるママやパパと違う人だということがわかるからです。この人はいつもお世話をしてくれる人とは違うから警戒をしなくてはならないと思って人見知りの行動をとります。ママやパパの顔を覚える「記憶力」と「この人はママ(パパ)ではない!」ということがわかる「識別力」がついたから人見知りという行動が出てくるので、赤ちゃんの脳が発達した証でもあります。人見知りのしかたや程度には個人差がありますが、多くの子が人見知りをします。

ギモン2/人見知りの時期は?

個人差が大きいのですが、ピークは生後7~8カ月ごろ

人見知りの時期は個人差が大きく、早い子では生後4~5カ月ごろから始まり、ピークは生後7~8カ月ごろ。落ち着く時期も個人差がありますが、1歳6カ月ごろが目安と考えましょう。

ギモン3/人見知りのときの、赤ちゃんの様子は?

泣きわめく子がいる一方で、警戒心からかたまったりする子も

人見知りというと、ママ・パパ以外の人を見ると泣きわめく姿を想像する人もいるのではないでしょうか。しかし、なかには泣かないけれども相手の顔をじっと見つめたり、一瞬、動きが止まって身構えたりする子もいます。これは警戒心の表れで、人見知りのサインです。

ギモン4/人見知りは遺伝する?

遺伝ではなく、環境の影響が大きいでしょう

人見知りのしかたや程度は遺伝というより環境の影響が大きいと思われます。人見知りは、生まれもった気質もありますが、育った環境、その時の赤ちゃんの月齢などのさまざまなな要因が関係して起こります。ママ(パパ)に人見知り傾向があると、ママ(パパ)が初めての人に会ったとき構えてしまい、その不安が一緒にいる赤ちゃんに伝わって、赤ちゃんの人見知りが激しくなる、ということはあるでしょう。

赤ちゃんの警戒心を解く! 人見知りのときの対策法

人見知りに悩むママ・パパは多くいます。そこで、ママ・パパたちの体験談を紹介。対処法のキホンもチェックして!

実録! うちの子の人見知り★困ったエピソード

●人見知りが始まったのか!? 実父を見ただけでギャン泣き。実母は見ているだけなら大丈夫なのですが、抱っこするとギャン泣き! 両親には、週3日くらいの頻度で会っていたのでビックリです。(生後4カ月の子のママ)

●うちは双子なのですが、最近人見知り、場所見知りがはじまって、実家に帰ると2人ともずーっと抱っこじゃないとギャン泣き! あやしたり、動画でオルゴールの音を聞かせても全く効果がなく、途方に暮れてしまいます。(生後6カ月の子のママ)

●うちの子は、極度の人見知りです。健診でも大号泣! みんなは保健師さんの前で、積み木で遊んだり、絵本を指さしたりしているのに、こんなに泣いているのはうちの子だけ。悲しくて途中から早く帰りたくなりました。もちろん個人差はあるでしょうが、一体、いつになったら終わるの?(1歳6カ月の子のママ)

人見知りを和らげる対処法

1.赤ちゃんが安心できる雰囲気を作ろう

人見知りをする赤ちゃんにとって、知らない人と会うのはとても怖いもの。その人の顔を見るだけで不安になったり、警戒心を抱いたりするので、安心させてあげることが第一です。そのためにはママ・パパが笑顔で、その人と接して。そうしたママ・パパの姿を見ることで、「この人は大丈夫なんだ」ということがしだいにわかっていきます。

2.その子が落ち着く方法を見つけよう

人見知りが始まったら、その子がいちばん落ち着く方法で安心させてあげて。「大丈夫だよ」と言葉をかけて抱っこしたり、お気に入りのおもちゃを見せるなど、その子が落ち着ける方法を見つけておくと、ママ・パパもあわてません。

3.周囲の理解を得よう

久しぶりに実家などに行くと、赤ちゃんに大泣きされて困ってしまう場合も。そのため事前に、人見知りすることを伝えておきましょう。事情を知っていれば、泣くからと少し距離をおいても理解を示してくれるのではないでしょうか。

場所見知りって、なあに?

場所見知りとは、赤ちゃんが初めての場所やいつもと雰囲気の違う場所などに行くと、泣いたりして警戒心を示すことです。なじみがないものに不安を感じるという点では人見知りと一緒と考えて。ママ・パパに心がけてほしい点をまとめます。

1.時間がたつと慣れるので、ゆったり構えて

場所見知りをするからといって、必要以上に構えなくて大丈夫。赤ちゃんは場所見知りをしても、その場にいるうちにしだいに慣れていくので、ママ・パパはゆったり構えて慣れるまで待ちましょう。

2.おっぱい・ミルクをまったく飲まないときは、無理強いは禁物

場所見知りをして、おっぱい・ミルクを受けつけなくなる子もいます。心配な場合は、無理に場所見知りしそうなところに連れて行かなくてもOK。

ママ・パパのギモンを解決! 人見知りQ&A

人見知りに関する、ママ・パパたちのさまざまなギモンについて塩崎先生に聞いてみました。

Q 一緒に住んでいるのに、パパ見知りをするのはなぜ?

A かかわる時間が短いと、パパ見知りすることも
一緒に住んでいても、赤ちゃんが起きているときにかかわる時間が短かったりするとパパ見知りすることがあります。だからといって寝ている赤ちゃんを起こしたりして、無理にかかわるのはNG! 赤ちゃんのペースに合わせながら、ゆったりかかわることでパパ見知りは解消していきます。

Q 男の人がダメみたい。なぜですか?

A 男性特有の声や雰囲気が苦手なのでしょう
いつも一緒にいるママと比べて、男性特有の低い声や体の大きさ、雰囲気など赤ちゃんにとって怖いと感じる要素があるのでしょう。同様の理由で、ばあば・じいじなど年配の人を怖がったり、メガネの人を怖がったりする赤ちゃんもいます。

Q 人見知りをしないので不安です

A ママに甘える様子があれば心配いりません
なかには気質や育った環境などによって、人見知りをしない子もいます。しかし普段からママに甘えたり、赤ちゃんが体調を崩したときママを求めて来たりするならば心配はいりません。

Q 人見知りは、練習して克服したほうがいい?

A 自然に克服できるので、無理は禁物!
他人に慣れることは必要ですが、無理強いは禁物。赤ちゃんは、自然に人とかかわっていく中で、他人との接し方を学んでいきます。そのため無理に、人とかかわる機会を増やしたりしなくて大丈夫! ゆとりを持って見守ってあげましょう。

Q 人見知りが激しいので、家にいたいのですが…

A 構え過ぎずに、適度にお散歩などに行って
人見知りが激しいからと、ずっと家にいるのは考えもの。赤ちゃんは外に出て外気に触れたり、景色を見たりするだけでもいい刺激を受けます。そのため構え過ぎずに、お散歩や公園遊びなど適度に外に行きましょう。公園などで人に会って泣くときは、ママがそばについて不安を和らげてあげて。

Q 専門家に相談したほうがいい、人見知りってある?

A 3歳で気になる様子があるときは健診で相談を
人見知りの程度や落ち着く時期には個人差がありますが、3歳になっても人見知りが激しかったり、お友だちと交わろうとしないなど気になる様子があるときは、念のため乳幼児健診(3才児健診)で相談するといいでしょう。

関連:人見知り、泣かせて慣らすもの?

人見知りが激しいと、ママ・パパは疲れてしまうこともあるでしょう。塩崎先生にうかがったところ、人に慣れる練習としておすすめなのが、抱っこするときはママ・パパと対面式ではなく、赤ちゃんをなるべく外に向けることだそう。外を向くと自然と人の顔が見えて慣れていきます。また赤ちゃんは敏感なので、ママ・パパが「泣いたらどうしよう…」と構えていると赤ちゃんも不安に。そのため、ママ・パパ自身も構えないことが大切とのことです。
(取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部)

■監修/塩崎尚美先生
日本女子大学人間社会学部心理学科 教授。臨床心理士、公認心理師。専門は発達臨床心理学、乳幼児期からの親子関係、子育て支援。一男一女のママでもあります。

※文中のコメントは「ウィメンズパーク」からの抜粋です。

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