パンにたっぷりバターが夢…たまには贅沢したーい!庶民は地味につらいよあるある
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ふだんから無駄遣いに目を光らせている主婦たちは、ちょっとの贅沢にも敏感……! 何かと誘惑の多い買い物の最中、「本当は○○が欲しいけど、ちょっと高いからガマン…」なんてこともしばしば。口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられた、「ほんとは○○が買いた〜い!!」主婦たちの心の叫びを聞いてください! 今回、エッセイストの犬山紙子さんからもコメントをいただきました♪
本当はバラ肉・生ビール・ハーゲンダッツ!
「本当はこま切れ肉じゃなくてバラ肉買いたい。本当は新ジャンルじゃなくてビール買いたい。本当はスーパーカップじゃなくてハーゲンダッツ買いたい。でもね、こま切れ肉も、新ジャンルも、スーパーカップも好きだよ」
パパのバナナは一番安いモノで……
「私は自分で食べるものならちょっと高くても買っちゃいます(笑)。が!バナナです。夫が毎朝バナナを食べるんですが、私はバナナが苦手なので食べません。なので、一番安いのしか買いたくありません。たまにはちょっとお高いのを買ってあげようかなと思いますが、高くておいしいバナナの味を知ったら終わりだな、と思ってやめてしまいます。パパ、ごめんね」
ソフトクリームをねだる子どもに…
「子どもがソフトクリームをねだってくる。うん、食べたいよね。350円か…。350円…。
うまく話を反らしながら、マックまで行き、ソフトツイストをいただきます。ありがとう、マック」
パンにバターをたっぷり塗りたい!
「ファットスプレッドではなく、バターをたっぷり使いたーい!
『108円以外のドーナツもいいよ』ってミスドで子どもに言いたい!」
コンビニで買い物したい!
「コンビニで買い物をしたい。ちょっと何か必要なものがあるとき、コンビニはスルーしてどんなに遠くてもチャリを走らせスーパーやドラッグストアに少しでも安いものを買いに行きます」
昔も今も安いオールインワン化粧品
「『もうアラフォーだから、基礎化粧品は良いモノを…』とか言ってみた〜い。若い頃からアラフォーの今もずっと、安いオールインワンを使っています。これからもずっと安いものだと思います」
高級トイレットペーパー
「トイレットペーパーです。昔、スーパーの開店セールのくじ引きでお高いトイレットペーパーを当てたことがあります。もう肌触りがまったく違う! フッカフカでスッベスベなのです。
でも、8ロールしか入ってないのにおよそ500円は出せません(泣)。18ロール348円の再生紙シングルに手が伸びてしまいます」
エビを思う存分食べたーい!
「エビフライ! エビチリ!思う存分食べたーい!前回いつ食べただろう(遠い目)。エビ大好きなのに高くて買えません。エビーーーー!」
パン、ワイン、ブティック……
「スーパーの安い食パンじゃなく、ベーカリーの400円くらいする(もっと高いのかしら?)食パンを買ってみたい。ベーカリーの1個300円くらいの惣菜パンを躊躇なく買いたい。
700円くらいのワインじゃなく、2000円のワインを『テーブルワインですの』って感じでカゴに入れてみたい……。あと、ファストファッションとかアウトレットじゃなくデパートとか、おしゃれな街のショップで服を買いたい」
本物のメイプルシロップ
「本物のメイプルシロップです。小さな瓶で900円ぐらい。きっとおいしいのだろうな~と思いつつ、手を伸ばすのはメイプルシロップ風の安いやつです。一度本物をドバドバかけてホットケーキを食べてみたいですね」
牛肉を買いたい!
「牛肉が買いたい! ふだんは豚かミンチばっかりで、月に数回の唐揚げのときだけ鶏肉です」
保湿ティッシュを思い切って購入
「保湿ティッシュ!! 質は確かに良い! けど高い!!
でも子どもが風邪をひいて鼻の下が真っ赤になっているのを見たので、思い切って買いました! たぶん自分や夫がそうなっても買わないと思います(笑)」
犬山さん「誰かと分かち合ってからが贅沢なのかな」
イラスト・エッセイストとして多くの雑誌で執筆中の犬山紙子さん。プライベートではベーシストで漫画家でもある劔樹人さんと2014年8月に結婚し、2017年1月に女児を出産した犬山さんは、庶民はつらいよあるあるについてどう思いますか?
ーー(犬山さん)「贅沢……私は仕事柄楽屋に置いてあるお菓子でプチ贅沢をしています。ブルボン、アルフォートからうまい棒まで、小さなカゴにADさんが様々な種類のお菓子を詰めて置いてくれているんです、その気持ちも嬉しい。『女優さんとかは貪り食わないのかな?』と思いながら私は貪り食べ、でもなるべく持って帰らないように頑張ります。いや、正直飴は帰ってるんですが……それ以外は……用意してもらったおやつを持ち帰らないで後の人に回す贅沢……自分がちょっと徳の高い人間になれたような……って貪り食ってるのですが。あとはユニクロや雑誌の付録で良いものを見つけて『ユニクロなんです』『これ実は付録』てな具合で友人に自慢する時がものすごく好きで……。結局友人や家族とそれを分かち合った瞬間に物が贅沢に変わるのかなと思うのでした」
小さな出費もたくさん積み重ねれば大きな出費になります。主婦たちが日々コツコツと倹約しているおかげで、家計が成り立っているのです! ……けれど主婦だっていつも頑張っているご褒美がほしい! ママがひとりでおいしいスイーツや、バターたっぷりトーストを内緒で食べていても、家族には目をつぶっておいてもらいたいですね(笑)。(文・清川優美)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。