犬山紙子さん「嬉しい姿を見せるのは◎」“また買ったの?”夫に言われた妻の対応法
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家事や育児、仕事をしたご褒美に「ちょっとぐらい、いいよね…?」と、服や靴、コスメなどについ手が出てしまったという経験はありませんか? 夫には内緒の買い物のはずが「また買ったの?」と尋ねられて、ドキッとしたという人も少なくないと思います。そんなとき、すぐに夫を黙らせる妻たちの“決まり台詞”をご紹介します。また、エッセイストの犬山紙子さんに、ご意見とご自身のエピソードをお聞きしました。
「買ったけど?それがなにか?」
かな。ケンカ腰かしら。
「ん? ははは、ふふふ……」
みたいな感じで笑って立ち去ります(笑)。
「去年、シーズンオフにセールで買ったの」
と言うと、毎回「そうなんだ~」で終わります。というか、夫はほとんど気づきません。
最近は娘たちに言われます。こっちのほうがややこしいです……。
「前に買ったやつ~!」
前から持っていたけれど、使ってなかっただけアピール(笑)。
「うん、安かったから」
「え!?前からあるよ?」のどっちか。夫にそんなに気にされてないので気楽です。
「え?これはばあば(実家の母)が買ってくれたんだよ」
もしくは「○○ちゃんに貰った」かな? うちの夫は倹約家なうえに物持ちが良いので、そんなこと言われたら返す言葉がありませーん。なので買ったなんて言う必要なし!
「なんか文句あるの?」
と、ふつうに聞き返しますよ。
買った値段の3割ぐらいの値段を言う
「昔、買ったやつ引っ張り出しただけだよ」「前からあるじゃん」とか言っちゃいます。あとは、買った金額の3割程度の値段を言っておく。ちょっと値段が張るのがバレそうだったら「実家の母と買い物に行ったとき、買ってもらっちゃった」とでも言っておくでしょう。
「おかげで楽しく暮らせるよ。ありがとう」
「うん。すてきでしょう? おかげで楽しく暮らせるよ。ありがとう」ニッコリ笑ってこんな感じです。わが家は自分のためのモノを買ったときには、お互いに報告して「買わせてもらいました。ありがとう」というようになっています。
犬山紙子さん流のコツは「喜びを表現すること」
イラスト・エッセイストとして、そしてコメンテーターとしても活躍中の犬山紙子さん。プライベートではアーティストである劔樹人さんの妻であり、現在は1児のママでもあります。犬山さんならこんな時、なんと切り返しますか?
ーー(犬山さん)
「『おかげで楽しく暮らせるよ。ありがとう』なんて最高ですね! 基本的に、お買い物は堂々としていてよいと思います。買ったのならそのあとに、とことん『嬉しい』『楽しい』という姿を見せるといいですよね。『こんなにも喜んで上機嫌でいてくれるなら買い物もいいものだなあ』と、しみじみする人も多そうです。わが家は夫と財布が別々なのでお互いが買ったものにあまり干渉しないのですが、それでも仕事から家に帰り、届いたオタクグッズが机の上に並べられているのを見ると「やった〜! これこれ! これが欲しかったんだよね〜」と大きめのひとり言を言って上機嫌をアピールしています」
かわいくごまかしたり、反撃したり、しれっと嘘をついたり……。いろんなパターンで、みごとにその場を切り抜けているようですね。家庭によってお金の使い方はさまざま。あまり無駄遣いできないのは重々承知! 家事や育児、仕事をしているご褒美に「たまには大目にみて欲しい」というのが妻たちの本音ですね。
(文・清川優美)
■文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。