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生え替わり後も子どもの健康な口と歯を保つために今できること

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イラスト/くにともゆかり


永久歯に生え替わってから歯並びやむし歯に気がかりをかかえるお子さんや、小学2年生になっても生え替わらずに心配するおうちの方もいると言います。
健康な口と歯を保つために、生え替わり期の今だからこそ確認しておきたいポイントについて、日本小児歯科学会認定専門医で、多くの保育園や小学校の歯科健診にも携わる鈴木さち代先生に伺いました。

関連:トラブル知らずの口と歯は“くう・ねる・あそぶ”で育つ!

歯磨きの徹底と甘いものの制限だけでは歯は守れない!?

お子さんの口と歯は、体の成長発達とは別の流れで育っている気がしますが、実は、口・歯・体の成長発達はつながっています。
体幹を養う運動を十分にしながら、食べさせ方や生活リズムなどに注意を払うと、かみ取る・すりつぶす・飲み込むといった動きがしっかりできる口と歯に育ちます。
その結果、あごも横に広がっていくので、永久歯の生えるスペースができやすくなり、生え替わりもスムーズに。歯並びの気がかりも低減します。

逆に、口と歯の動きが十分にできていないと、永久歯の生え進みが遅めになったり歯並びに影響が出る※だけでなく、むし歯になりやすくなることも。歯磨きの徹底や甘いもののとりすぎに注意するだけでは、健康な口と歯を守れないとは意外だと思いませんか。
※お子さんの個性や遺伝などの影響がある場合もあります。

健康な口と歯を保つポイントは“くう・ねる・あそぶ”の実践!

永久歯に生え替わったあとも健康な口と歯を保つためには、お子さんが“くう(食べる)・ねる・あそぶ"を存分にバランスよくできるようにサポートすることが大切です。
8つのポイントを見て「たりていないかな」と思うことは積極的に取り入れてみましょう。

【ポイント1】 できるだけ歩く

「歩く」「食べる」の動作はどちらも意識するとうまくいかず、無意識にバランスをとっていくものです。
しっかり歩くことで、筋肉のバランスのとり方がうまくなり、食べることも上手になっていきます。

【ポイント2】 運動遊びをする

体幹を養うバランスボール・トランポリン・ブランコ・平均台歩き、はいはい(ずりばい)なども、口と歯の発達に効果的。食事中の姿勢や発音がよくなるお子さんもいます。

【ポイント3】 おいしく食べる

空腹で食べる食事のおいしさが経験できるように、食事時間に合わせた生活リズムの調整を。
食への関心が高まったり食べる意欲がわくので、栄養の消化・吸収もよくなります。調理のお手伝いや家庭栽培などもおすすめです。

【ポイント4】 いろいろなものを食べる

かたいもの・やわらかいもの・小さいもの・ねばるもの・ドロドロしたもの・ツブツブが入ったものなど、いろいろな食感のもの食べると、あごの使い方が上手になります。
また、食卓に並んだメニューを一品ずつ食べ切るのではなく、いろいろな順番で食べたり、おかずとごはんを口の中で混ぜて食べることも大切です。

【ポイント5】 両頬をいっぱいに膨らませて食べていないか確認

口いっぱいに頬張って食べるお子さんは、一口量を少なくさせてしっかり口を閉じて食べるように促しましょう。
頬が膨らんでいなくてもクチャクチャ音を出して食べていたら、口を閉じて食べるように促して。食事中にお水をたくさん飲まないように注意を。

【ポイント6】 しっかりかんで食べる

しっかりかんで食べる習慣をつけると、あごの成長を促していい歯並びになりやすく、唾液がしっかり出て食べ物の消化・吸収をアップさせます。
よくかまないと、食べているのに細身だったり、逆に太りやすくなる子もいるので注意しましょう。

【ポイント7】 早寝早起きの生活リズムを整える

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、脳も整理されるので、夜ぐっすり眠れるようにサポートを。
夕食時間が遅くなりそうなら、夕食メニューの一部は朝食に回す手も。おうちの方の朝の仕度もラクに!

【ポイント8】 全身をリラックスさせる

とくに5歳児クラスの子は「しっかりしないと!」と緊張しがち。まずは全身をギューと抱きしめてリラックスさせてあげることが重要です。口まわりも緊張してこわばるので、顔・口まわりのマッサージをするといいでしょう。
落ち着いたら、あお向け寝の姿勢で口の中の確認を。永久歯が生えてくる子もいるので、しっかり見ながら歯磨きしましょう。

人間の口は生命を維持するための食べ物を入れる“命の入り口"。体調不良などのシグナルも出す重要な場所でもあります。
3~6ヶ月に一度は歯科医院に行き、お子さんの口と歯の状態を診てもらうと安心ですね。
(取材・文/茶畑美治子 イラスト/くにともゆかり)

関連:ビビりな4歳息子の歯医者デビュー!【なかよし兄妹日記#12】

■監修:さちこども歯科 院長 鈴木さち代 先生

1991年北海道大学歯学部歯学科卒業。鶴見大学歯学部小児歯科学教室助手を経て、2000年橘こども歯科医院開設。2018年 9月に場所を移転し、院名をさちこども歯科に変更。日本小児歯科学会認定専門医。

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