こんなに大変なのはうちだけ?イヤイヤ期到来で悩む私を救った旦那の一言【夫婦のじかん大貫さんの「ママ芸人日記」#38】
2018年3月に男の子を出産した、お笑いコンビ「夫婦のじかん」の大貫さん。イラストレーター兼漫画家としても活躍中です。よしもと芸人・イラスト業・ママと毎日大忙しの大貫さんによるのコラム連載「ママ芸人日記」第38回です。
【第38回】こんなに大変なのはうちだけ?イヤイヤ期到来で悩む私を救った旦那の一言
1歳8ヶ月の息子。
1歳半くらいから、早めのイヤイヤ期が始まりました。
最初は、「~する?」と聞くと「ヤ!!」と、反抗するという程度だったのですが、ある時期から、何か嫌なことが起きると、突然泣き叫び、物を投げ、抱っこしようものなら叩きまくり、漫画のようにイヤイヤとわめくようになりました。
これが始まるとなかなか泣き止まず、好きなおもちゃや食べ物も目に入らず、どんな言葉も耳に入らず…。
何か体に異常があるのでは…と体調不良を疑うこともあったのですが、体調はいたって良好。
短くて30分、長くて1時間泣き続けることも。
とにかく機嫌が悪くなると手が付けられませんでした。
そしてある程度時間が過ぎると、何事もなかったかのようにケロっとしておもちゃで遊び始めたり、お茶を飲んだりするのです。
とは言っても、何かしてあげられることはないのか、普段の私の育児がダメなのではないか、寂しくさせてしまっているのではないか…いろいろなことを考えてしまいます。
周りの子持ちの友人に相談しても、そもそもイヤイヤ期がなかったというパターンや、おとなしめのイヤイヤ期だったというパターンで、イヤイヤ期が大変ということがあまり理解できないという感じでした。
うちだけ大変なのかな…と思っていたとき、イヤイヤ真っ最中の息子を見ながら旦那が言いました。
「また始まったー!はい、またしばらく続くぞ~!しょうがない、今は『こういう時期』なんだから」
たまたま『こういう時期』だから仕方ない、親がどうしようが『こういう時期』!そう捉えると、なんだか心がとても軽くなりました。
そして1週間もすると、息子の激しいイヤイヤMAX期は終わりをつげ、今は「ダメー」というくらいのかわいらしいイヤイヤ期となりました。
激しいイヤイヤのときは本当に大変でしたが、旦那がそれを「スーパーイヤイヤモード」と呼んでいて、それが始まったらもう仕方ないね!という感じで明るく切り替えられたこともすごく助かりました。
これまでも、何をやっても寝なかった時期、夜中にめちゃくちゃ起きてしまう時期、抱っこしてないと寝なかった時期等々いろいろなことを、『こういう時期』と捉えて乗り切ってきたことがたくさんありました。
育児をしていると、ついつい自分が悪いのではないかと考えてしまうこともあるのですが、家族と育児の喜びや大変さを共有して楽しんでいくことが本当に大事なのだなと実感した出来事でした。
追伸 後日保育園のママで集まった際にイヤイヤの話を聞いてみたら、わが家並み、もしくはそれ以上のイヤイヤ期なのではと想像させるようなスーパーイヤイヤモードのお話を聞くことができ、みんなそうだよね~と、共感できました。イヤイヤ期も十人十色ですが、頑張りましょう!
夫婦のじかん大貫さん プロフィール
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属/夫婦お笑いコンビ「夫婦のじかん」の嫁担当。イラストレーターとしても活動中。相方は元・トンファー山西章博。息子(2018.3生)と夫との3人暮らし。2019年3月にコミックエッセイ「母ハハハ!」(PARCO出版)を発売。