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入園前に知りたい! アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支ぜんそくの子の園生活注意ポイント

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現在、子どものアレルギー疾患で多いのは、「アトピー性皮膚炎」「食物アレルギー」「気管支ぜんそく」の3つです。これらの疾患があるお子さんは、園生活でどのようなことに気をつければいいのでしょう?
快適に日々の生活を送ることができるようにするためのポイントを、国立成育医療研究センター・アレルギーセンター センター長の大矢幸弘先生に教えてもらいました。

食物アレルギーは原因食材の除去法の確認を

食物アレルギーではアレルゲンとなる食材の除去が必要となります。今までの摂取歴や検査結果を医師に伝えて指示をもらい、園の先生方にも伝えましょう。
園によって「詳細な献立表から除去品目を判断する」「弁当を持参する」「除去食給食の配膳」など、可能な対応が異なります。どういう形で協力しあえるか、よく相談することが大切です。

集団生活を送る上で「除去のし過ぎ」では支障があり、反対に「園で試しに食べてみる」のも危険です。医師の許可がある食品は積極的に自宅で食べさせてから、園での除去の解除を依頼します。
ただし、医師から摂取してよい量や加熱状態について制限の指示がある場合は、基本的には給食や外食では完全除去食とします。

万一の備えとして、原因食物を誤食してしまった場合の内服薬や救急受診の目安についても、担当医と確認した内容を園に伝えておくと安心です。

気管支ぜんそくは発作の原因などを先生に伝えて

気管支ぜんそくの子どもでも、十分な治療を受けて無発作を維持している場合には、園生活での制限はほとんどありません。ただし、以下の点には注意が必要です。

●掃除や毛のある動物の世話、砂ボコリのたつ場所で活動をする場合などは、マスクをした方がよいでしょう 。
●最も発作を誘発しやすい刺激は煙です。焚き火や花火などの場面では、煙が出る場所から離れて過ごしましょう。
●エアコンを使う時間に悪化する場合は、エアコンのカビ取り掃除が不十分なことがあります。
●長期管理薬の調整や発作時の対応について、あらかじめ担当医に確認して園の先生方に伝えましょう。

ぜんそく発作は、急な咳き込みや喘鳴(ぜいめい:呼吸をするときにヒューヒュー、ゼーゼーなどと音がすること)で気付きます。
小さな子どもの場合は、どのような時に発作が起こりやすいか、どのような症状が出るかなどをあらかじめ先生方に伝えておきましょう。

アトピー性皮膚炎はプール・日焼け・汗対策を

スキンケアによって良い肌の状態が続いているほど、園生活での悪化も起きにくくなります。アトピー性皮膚炎の子どもに多い「とびひ」や「みずいぼ」なども、普段のケアを継続することで発生を減らすことができます。
ただし、プール、日焼け、汗などについては以下のような対策が必要です。

●プール

プールの水の塩素が刺激となる場合は、水をはじくように白色ワセリンを塗布します。水で滑らないよう足先以外の全身に薄く塗り、プール後には塩素濃度の高いプールの水をシャワーで流します。

●日焼け

日焼け対策で一番簡単で有効なのは「布で覆う」ことです。登園や屋外活動では帽子、そでのある服、タオルでの保護など、実践できることから行いましょう。
日焼け止めを塗る際は、日光の下に出る直前に、露出する部位中心に塗ります。スキンケア後であれば、普段の軟こうの上から塗布します。普段使っている保湿剤やステロイド軟こうは、日光を浴びても支障はありません。

●汗

汗には抗菌物質や皮脂が含まれており、汗をかくこと自体はアトピー性皮膚炎に悪いことではありません。しかし、時間が経つとたんぱく質や塩分による刺激が増え、湿疹が悪化します。
暑い季節や運動の際などは、ぬれタオルで汗を拭き取ったり、蛇口やシャワーで洗い流すようにしましょう。特に汗がたまりやすい首、わきの下、ひじやひざは重点的に。

以上は基本的な日常生活での注意点ですが、お子さんの症状やアレルゲンによっては、さらに加えるべき点もあるでしょう。アレルギー疾患があっても治療をしっかりしていれば、問題なく園生活を送れる場合が多くあります。ただし、対応できることは園によって異なります。
お子さんの治療で重要な事柄は何か、園に協力してもらえることはどこまでか、これらについて医師・園と上手にコミュニケーションを取りながら確認していくことが大切です。

監修:大矢幸弘 先生

国立成育医療研究センター・アレルギーセンター センター長
国立名古屋病院小児科、国立小児病院アレルギー科などを経て、2002年から国立成育医療センター第一専門診療部アレルギー科医長、2015年に国立研究開発法人への改組を経て現在に至ります。小児アレルギー疾患(気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、消化管アレルギー)のガイドライン作成に委員として関わっています。

※記事内容、監修者の肩書、年齢などは2020年1月当時のものです。

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