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【赤ちゃんのアレルギー最新事情】秋冬は要注意!肌トラブルがリスクを高める?!【アレルギー専門医】

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秋は空気が乾燥してきて、赤ちゃんの肌がカサカサすることも。乾燥・湿疹などの肌トラブルは、食物アレルギーのリスクを高める原因の1つとなります。小児アレルギーの専門家 大矢幸弘先生に、食物アレルギーの原因や対策などを聞きました。

そもそも、食物アレルギーって?

特定の食べ物の成分に、免疫反応が起こり、体に不具合が出る病気を“食物アレルギー”といいます。

免疫システムが害のない食べ物を外敵だと勘違い

人間の体には、ウイルスや細菌などの異物が侵入してきたとき、体内にその「抗体」をつくり、それらの外敵が再び侵入したときにやっつけようとする「免疫」が働くしくみが備わっています。この免疫システムが、害のない食べ物を外敵だと勘違いし、反応することで、さまざまなアレルギー症状を起こします。

症状はさまざま。複数起こることも

主な食物アレルギーの症状は次のとおりです。
これらの症状が同時に複数起こり、意識がなくなるなどショック状態を引き起こすことを“アナフィラキシーショック”といいます。

【皮膚症状】
・じんましん
・発疹
・かゆみ など

【消化器症状】
・下痢
・嘔吐
・腹痛 など

【呼吸器症状】
・せき
・くしゃみ
・呼吸が苦しくなる など

肌トラブルがあると、食物アレルギーのリスクが高まる!

アレルギーを起こす原因となる物質(アレルゲン)は、皮膚のすき間から侵入し、その抗体がつくられます。

抗体がつくられたあと、同じアレルゲンの食べ物を食べると反応が起きやすくなる

最近の研究で、食物アレルゲンは、口からではなく、バリア機能が低下した、皮膚の表面にある角質のすき間から体の中に入ってくると、食物アレルギーになりやすいことが、明らかになってきました。

抗体がつくられ、免疫システムがアレルゲンを敵と認識すると(経皮感作[けいひかんさ]といいます)、そのあと同じアレルゲンを食べ物として食べたとき、アレルギー症状が起こりやすくなるのです。

食物アレルギーのリスクの有無をチェック!

肌トラブルがあると、食物アレルギーがおこりやすくなります。具体的には以下の項目に当てはまるとリスクが高いと判断されます。

□アトピー性皮膚炎と診断されている
□赤ちゃんの皮膚に、かゆみを伴う湿疹があり、下記の3つ以上に当てはまっている

・現在、ひじやひざの裏側などの関節部分、頰、腕や脚の外側のどこかに湿疹がある
・過去に、ひじやひざの裏側などの関節部分、頰、腕や脚の外側のどこかに湿疹ができたことがある
・過去に、皮膚が乾燥したことがある
・ママかパパがアレルギー体質

【アレルギー体質とは…】
・食物アレルギー ・アトピー性皮膚炎
・ぜんそく ・花粉症や鼻炎などがあること

上記でリスクが高いとわかった場合は、離乳食を始める前に、アレルギー専門の小児科を受診しましょう。
(※まずかかりつけ医に相談してもOK)

離乳食開始時期を遅らせることで、食物アレルギーのリスクは減らせない!

最近の研究で、肌トラブルのある赤ちゃんは、離乳食の開始が遅いと、経皮感作を受ける期間が長くなるので、食物アレルギーを起こしやすくなるということがわかってきました。

離乳食を腸から吸収することで、アレルギー反応を抑える働きが生まれる

口から食べ物をとり、腸から吸収されることにより、その食物に対するアレルギー反応を抑える働きが生まれます。そして、その食物に対するアレルギーを防ぐ「制御性T細胞」がつくられます。この細胞により、アレルギー反応を抑える働きが生まれることを“免疫寛容”といいます。

この働きは、離乳食開始の時期を遅らせるほど、効果が働きにくくなるため、適切な時期(5~6カ月ごろ)に開始することが大切です。自己判断で離乳食開始を遅くするのは避けましょう。

肌トラブルがある場合は、スキンケアも行いながら離乳食を開始

肌が乾燥していたり、湿疹があったりすると、角層のすきまから食物アレルゲンが侵入します。肌トラブルがある場合は、スキンケアを行いながら離乳食を進めることが必須です。


監修/大矢幸弘先生 イラスト/えんぴつ座 文/ひよこクラブ編集部

まず、わが子に食物アレルギーのリスクがあるかどうかを知り、肌トラブルがある場合は、正しいスキンケアを行うことが、最初の食物アレルギー対策です。もし、リスクが高いとわかったら、かかりつけ医やアレルギー専門の小児科に、スキンケアの方法、離乳食の進め方を相談しましょう。


参考/『ひよこクラブ』2021年10
月号特集「まんがでスイスイわかる“食物アレルギー”最新情報」

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