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元ギャルのカリスマ小脇美里「産後は夫も変わるはず」が、大間違いと気づいてから

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撮影/Misaki Tsujita 

今回は小脇さんのインスタで質問が集中した、ワンオペ育児の秘訣について。高校時代よりギャル雑誌などで読者モデルとして活躍し、大学卒業後、ウエディングドレスのデザイナー、エディター、スタイリストなど多岐にわたり活動。同世代から圧倒的な支持を得ている小脇さんのエッセイ「小脇美里の子育てのホンネ」#5

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「産後は夫も変わるはず」という期待は大間違いだった…

先日、インスタで皆さんに質問を募集したら、「忙しい中、ワンオペでどうやってるんですか?」など“ワンオペ育児”に関する質問をたくさんいただきました。そう、わが家は夫が超多忙のため、“完全ワンオペ”で育児をしています。

出産前から覚悟はしていたものの、「産後は夫も少しは変わるはず…」なんて期待していたのが大間違い。「子どものためにも仕事を頑張る!」という気持ちになったのか、それまで以上に多忙に! でも、私は夫の仕事に対する姿勢を心からリスペクトしているし、本当に仕事しかしていない(ソファに座ってテレビを見る、ゲームする、飲みに行く…という時間もない)ので、ワンオペな状況に納得もしています。

しかし、息子が赤ちゃんのときは、布団に置くと泣くタイプだったため、1才になるまでは24時間ずっと抱っこの生活。歩き始めるととにかく活発で、朝6時に起き、外で遊ぼうと大騒ぎで、イヤイヤ期もすべての“イヤイヤ事例”に当てはまり。まわりからも「すっごい手がかかるね」「私だったら無理かも…」と言われる始末(笑)。さらに、ありがたいことに、産後は私も仕事の幅が広がり、編集のほかにプロデュースの仕事も増え…。と、なんだか、すごく大変なように聞こえますが、振り返るとそこまで「大変!」と感じたことはありませんでした。体力的に疲れた、眠いとかはありましたが、気持ち的には楽しく過ごしてきたと思います。

”ワンオペ“を乗り越えるため、 便利ツールに頼りまくりました!

ワンオペを楽しむには、まずは「ワンオペは大変」という一般的概念を捨てることをおすすめします。“子どもを一人で見なくてはいけない”を、“大切な子どもを独り占めできる”と置き換えると、なんだか仕事で忙しい夫がかわいそうに思えたり。そして、大変だと感じるのはオペレーションの問題なのだからスムーズにする方法を考えればいいんだなと思い、常に解決方法を考えていました。

手始めに、不用品の徹底処分&床に物を置かない部屋づくりに着手。あとは、ルンバとブラーバのスイッチを入れるだけで、床はピカピカに! 食洗機も導入し、ネットスーパーを駆使して買い物時間も短縮。あらゆる便利ツールに頼ることで、息子と向き合える時間は圧倒的に増え、息子も私も満足な環境になりました。また、息子は外で遊ぶのが大好きな子なので、外出のハードルを下げるため、お出かけバッグは前日夜に準備して、朝は持って出るだけに。

子連れにやさしい場所にどんどん足を運んで、快適に過ごせる場所を増やすこともおすすめです。たっぷり外で遊んで帰ると、「今日も楽しかったね〜」なんて言いながら、夜の寝かしつけもスムーズになるので、いいことずくめです! 

もちろん、子育ては夫婦で一緒にできたほうがいいに決まっています。でも、家庭の事情で、そうはいかないことも…。大変だって嘆く、イライラするより、ワンオペを楽しんじゃったほうが幸せ!と思うのです。子どもが楽しんで笑っていれば、私も笑って、ハッピーでいられます。

私のスマホには、息子とのツーショット写真がいっぱい。きっといつかこの写真を見返して、あぁ、こんなに一緒に過ごせて幸せだったなあ、一緒にいられなくて寂しいなと思う日が、あっという間に来るんだなと思うと、今ってすごい幸せじゃん!と、私は思うのです。
(文/小脇美里 構成/ひよこクラブ編集部)

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小脇美里
プロフィール
アパレルプレス&デザイナーを経て、ファッションエディターに。整理収納アドバイザーや商品企画のプロデュースなど多岐にわたり活躍。2015年に第1子、19年8月に第2子を出産。2019年の経済部門ベストマザー賞を受賞。

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