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子どもが誰かにケガをさせてしまった時に使える保険って?

自転車の事故
KatarzynaBialasiewicz/gettyimages

春が来てあたたかくなると、子どもも散歩や公園に出かけたいと思うもの。遊具やアスレチックのある公園まで出かける、自転車に乗って友だちの家に行くなど、子どもの行動範囲も広がるのではないでしょうか。

子どもどうし仲良く遊んでくれるのはありがたい反面「行き帰りに交通事故に遭ったら…」「ケガでもしたら…」といった不安もありますよね。また、万が一自分の子どもが友だちにケガをさせてしまったら、一体どう対処すればよいのでしょうか。

そこで今回は、ファイナンシャル・プランナーの海老原政子さんに、「もし子どもが誰かにケガをさせてしまった場合」の備えとなる保険を紹介してもらいました。

海老原 政子
ファイナンシャル・プランナー/住宅ローンアドバイザー

生命保険募集人の経験から、ライフプランの重要性に目覚めFP資格を取得。結婚や出産など人生の節目におけるお金のアドバイスができる専門家。生命保険の見直しや住宅購入相談、家計改善アドバイスが好評。

自転車事故で高額賠償責任が発生する場合も!?

小学校に入る前から補助輪付き自転車で外遊びに出かける子どもは大勢います。また、将来中学校に入ったときに、通学で毎日自転車に乗る必要があるケースもあるのではないでしょうか。自転車は気軽に使える乗り物ですが下り坂では相当のスピードが出ます。そのため、出会い頭の事故で通行人に重傷を負わせ加害者となったり、小さい子同士競い合って自転車をこぐうちに衝突したり…というような事故が起こらないとも限りません。そのため、万が一の自転車事故が起きたときに備えはしっかりしておきたいものです。

実際の自転車事故の事例として、小学生の男の子が自転車で帰宅する途中で高齢女性と正面衝突し重傷を負わせ、9,521万円の賠償判決が出たケース(神戸地方裁判所、平成25年7月判決)がありました。自転車とはいえ、事故で多額の賠償責任が発生する可能性はあるのです。

こうした状況を踏まえ、自治体独自の条例を制定して自転車保険(自転車損害賠償保険等)への加入義務化に乗り出す動きも進みつつあります。この春、2020年4月から東京都も保険への加入が義務化されました。ご自身や家族が自転車を利用する方は、「住んでいるの市町村名 自転車保険 義務化」といったキーワードでネット検索するなどして、一度調べてみましょう。

最近では、単体で契約できる自転車保険を販売する会社も増えています。自転車保険そのものについて知りたい方は、「自転車保険」でネット検索してみましょう。

参照:日本損害保険協会「自転車事故と保険」


参照:東京都 小平市「自転車を利用する方の保険加入が義務化されます」

「個人賠償責任保険」は子育て世帯の心強い味方

前項で「自転車保険への加入義務化が進んでいます」とご紹介しましたが、誰もが新規に自転車保険に入らなければならないわけではありません。というのも、「自転車事故により、他人にケガをさせてしまった際の損害賠償責任に備える保険」に入っていれば、自転車保険に代替することができるのです。新しく自転車保険への加入を検討する前に、加入中の保険や共済にある特約がついていないか確認してみましょう。

自家用車をお持ちの方であれば自動車保険の特約として、持ち家のある方は火災保険の特約として、「個人賠償特約(個人賠償補償特約)」が付加されているかどうかを調べてみてください。

「個人賠償特約(個人賠償補償特約)」は自転車事故に限らず、日常生活で起こりうる損害賠償責任を負う事故への備えとなります。「補償金額が適正であるか」は確認する必要がありますが、もし既に加入している保険に特約が付加されていれば、契約者だけでなく契約者世帯が補償の対象となります。そのため、当然お子さんが事故を起こした場合も補償されますので安心です。

もし加入中の保険に「個人賠償特約(個人賠償補償特約)」が付加されていない場合は、途中から特約を付けることができます。入院補償や見舞金などの補償がないぶん、自転車保険に比べて特約保険料はそう高くありません。途中付加も検討してみるとよいでしょう。

そのほか「ボランティア保険」や「レジャー保険」もある

旅行先やイベント参加中などにも、子どもがケガをする・ケガをさせてしまうケースもあるでしょう。そうした場合に備える保険もあります。

たとえば、子どもの行事を頻繁に企画・主催する方であれば「ボランティア行事用保険(社会福祉協議会登録が必要です)」があります。団体登録などハードルは高めですが、アスレチックやハイキングなどの屋外行事から炊き出し・子ども食堂といった飲食を伴う行事まで補償対象となるため心強い保険と言えそうです。

また、旅行先でアクティビティー参加や山遊び海遊びをするのであれば、1日単位で手軽に入れる「レジャー保険」へ加入するのもひとつの手です。コンビニで加入できるレジャー保険もあるため、週末旅行などの際にも手軽に加入することが可能です。旅行好きなご家庭は、一度詳しく調べておくことをおすすめします。

参照:ふくしの保険「ボランティア行事用保険」


参照:三井住友海上「1DAYレジャー保険」

子どもの遊び相手のお子さんにケガをさせたり、相手の持ち物を壊してしまったりすることで発生する損害賠償は、親にとって精神的につらい事故ではないでしょうか。金銭面では、今回ご紹介した保険が役立つケースもありますが、損得だけの話ではありません。

保険をかしこく選び、子どもが起こした事故による損害賠償に備えることももちろん大事です。しかし、それに加え「友だちにケガをさせちゃったら…」「○○ちゃんの大切なものを壊してしまったら…」どんな気持ちになるか、事故を防ぐにはどうすればいいか、親子で話し合ってみることも備えのひとつではないでしょうか。

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