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おうち時間を楽しもう!子どもと一緒に小さな家庭菜園のススメ

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父と息子の若い木を植えること
kukhunthod/gettyimages

新型コロナウイルスの影響で、外出しにくい日々が続きますね。外遊びが減って、自然と触れ合う機会も減っているのではないでしょうか。こんな時だからこそ、家の中に身近な自然を作ってみませんか?ベランダにプランターで野菜を育てれば、小さな家庭菜園に変身です。家庭菜園が子どもにどう影響するのでしょうか?楽しみ方もご紹介します!

相原 里紗
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰
早稲田大学国際教養学部卒。(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」他、親子向けイベントを多数企画・運営している。0歳、2歳の男子育児に奮闘中。

保育園・幼稚園の菜園活動って、どうしてやるの?

子どもの保育園や幼稚園で、園庭・貸農園・プランターなどで野菜を育てていませんか?秋になると芋掘り遠足をしているところも多いですよね。では、なぜ多くの園が菜園活動をしているのでしょうか。

保育園の保育の根拠となっている「保育所保育指針」の解説書内では
「自然との触れ合いにより、子どもの豊かな感性や認識力、思考力及び表現力が培われることを踏まえ、自然との関わりを深めることができるように工夫すること。」という項目に「菜園」が登場しています。
また、食育の項目にも「食と命の関わりなどを実感したり、体験したりできる環境を構成する」ともあります。

菜園は身近な自然として、子どもの生活・学びに密接に関わってきます。だから園の活動の定番となっているんですね。

引用:厚生労働省「保育所保育指針解説書』

今が始めどき!子どもと一緒に野菜を育てるメリット3つ

特に都市部に住んでいると、園での菜園活動を除けば、親子ともに日常の中で野菜が育つ様子を見ることは少ないのではないでしょうか。
だからこそ、家庭菜園を始めれば、今の子どもの成長にいい影響がたくさんありますよ!

小さな自然に毎日触れられる

家庭菜園を始めると、土を触ったり雑草を抜いたり、といった作業で心が安定したり、ミツバチや蝶などがやってくれば生き物にも出会うことができます。
育てる過程で「なんでだろう?」「どうして?」と好奇心を育むことにもつながります。

たとえひと鉢のミニトマトでも子どもにとっては立派な自然。山や川に行けなくても、身近にあるその小さな自然から、たくさんのことを感じ、気づくことができます。

(C)相原 里紗

自分の食べているものに興味をもつ

自分で野菜を作ることを通して、毎日食べているものにも興味が湧きます。
「だれが作ってるのかな?」「どうやって作ってるのかな?」など、自分の食べているものにも作った人がいることを知り、感謝の気持ちや健康への意識が芽生えます。
もちろん、自分が作った野菜だったら、苦手なものでも食べられた、なんてことも!

育てる経験で責任感や自信がつく

生き物を飼うのはハードルが高くても、植物なら手軽に「育てる」を経験することができます。水やりをしたり、草取りをしたりといったお世話を習慣的にすることで責任感がついたり、成長を目の当たりにすることで自信もつくでしょう。
子どもの心の成長にも、家庭菜園が役立ちますよ。

親子で楽しもう!子どもの興味を引き出す菜園のコツ

では、親子で楽しめる家庭菜園のコツを紹介していきます。

家庭菜園をテーマに、絵本や音楽で楽しもう!

家庭菜園を始める前や育てている間、子どもに家庭菜園を意識してもらうために、絵本や手遊びなどを使ってみましょう!
例えば、いろんな野菜の出てくる絵本を見ながら作るものを決めたり、育てている野菜が出てくる歌を歌ったり、野菜でできるお料理の手遊びをしたり…いろんな形で家庭菜園に触れると、興味がぐっと増しますよ。

一緒に、もしくは子どもに作業を任せてみる

やり始めたら親が楽しくなって子どもが置いてきぼりになる、なんてことも。そうならないように、プランター選びから一緒にやってみましょう。3歳くらいからは、水やり・草取りなど簡単な作業をお任せすると、「自分が育てたんだ!」という気持ちにもつながります。

絵、写真、文字…成長を記録してみよう

家庭菜園を始めたらぜひ記録をしてみてください。子どもが小さい間は、子どもが作業をしている様子を親が写真に撮ると、あとで子どもと一緒に振り返ることができます。
4歳くらいからは、種や花、葉っぱを近くで見て絵で描いてもらうと、野菜をしっかり観察することにつながります。また、野菜の名前を文字で書いたり、実の数を数えたりすると、文字や数への興味を引き出すことにもつながります。

(C)相原 里紗

「どうしてだろう?」「なんでかな?」世界を広げる声かけをしよう

野菜が成長する過程で疑問が生まれたら大きなチャンス!
最初に答えを教えてしまうのではなく、考えることを促す声かけを。「こうかな?」「ああかなー?」と、一緒にいろんな可能性を考えることで、考える習慣が身につきます。

疑問に思ったら、調べてみよう

可能性を考えてもらったあとに、図鑑などで調べてもらいましょう。目的としていた答えはもちろん、その周りにある情報からも興味を広げることができます。もちろん、野菜を育てる知識も身につきますね。

家庭菜園で、おうち時間に子どもの育ちの種を蒔こう!

ベランダで小さなプランター1つでも、子どもにとっての育ちの種がつまっています。
親にとっても、小学校の朝顔以来!という人も多いと思いますが、子どもと一緒に試行錯誤しながら育てることで、親子で新しい学びがたくさんあります。ぜひ楽しんでくださいね!

外出自粛が続きますが、長期間家にいるからこそできることを楽しんで乗り切りたいですね。プランターで、ベランダでもできる家庭菜園は、外に出にくい子どもたちにとっては格好のお楽しみ。親子でチャレンジしてみてください!

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