ちょっと天然な夫が脇にスプレーしていたのは…愛すべき家族のおもしろエピソード
今回のテーマは、「我が家のおもしろエピソード」です。口コミサイト「ウィメンズパーク」のママたちの投稿からとっておきのネタを紹介します。
コラムニスト鳥居りんこさんにも家族のおもしろエピソードを聞いてみました。
家族しか知らないこんな話、あんな話
気分が落ち込みがちなときは笑えることを思い出してみませんか。家族のおもしろエピソードを紹介します。
■空気清浄機に勘違いさせたのは、私のせい?
「エラー点滅が出て動かなくなった空気清浄機を捨てようと出してきて、何気なくコンセントを入れました。そうしたら、正常に動いたんです! やったーー、やってみてよかったーー!
ただ、空気清浄機の前に子どもが立つと静かなのですが、私が立つとゴォーと急にフル稼働して浄化が始まります。間違いなく正常に動いているようです…」
■幼稚園はお迎えが当たり前
「4歳の娘は、幼稚園にいる人は全て、おかあさんが迎えにくると思っていました。
たまたま夜に園の前を通ったら、明かりが灯っていて中に園長先生がいたのですが、『まだ、園長先生のおかあさん、迎えにこないんだね』と、言っていました。
子どもって、とんでもない勘違いしている時がありますよね」
■愛すべき天然な夫
「うちの夫、少し天然です。
ずいぶん前の話ですが、『スプレーの制汗剤を新しいのに変えたんだけど、最近のは3Dで立体的にとか書いてある。しかも、脇毛がガチガチする!』と興奮していました。
よく見たら、女性用のヘアスプレーを脇にシューッとしてた…。2週間も気づかずに。
こんな強烈な夫、ほかにはいません! 自慢の夫です」
子どもとはいえ、あなどれない…でも、かわいい!
爆笑エピソードが集まりましたね。最後に、いつも楽しい発信をし続けているエッセイストの鳥居りんこさんの家族エピソードを紹介します。
「なんて愛すべきご家庭たちでございましょう! 特に、この脇スプレーはわかるような気がします。ワタクシ、何せ老眼でして、シャンプーと信じたのに裏切りに合い、コンディショナーってこと多しですから。
3D脇毛はぜひ見てみたいので、夏になったら、洗面所にトラップを仕掛けてダンナが罠にかかるのを楽しみにしようと思います。サリーちゃんのパパの髪型みたいな脇毛になることを期待します。教えてくれてありがとう!
思い返すに、やっぱり子どもが小さかった時は、かわいい言い間違えなんかが毎日聞けて、楽しかったですね~。
『衣替えをしなくちゃ』と言っただけで、息子がいきなり大泣きするので、どうしたのかと思ったら『子ども替え』と勘違いして、どっかに捨てられると恐怖におののいていたことを思い出します。
娘がシンデレラにハマった時は、これ幸いと『お掃除をおし!』とか『ご飯をお炊き!』などと言って、こき使っていたら3日くらい経った後にこう言われました。
『今度はお母さんがシンデレラね!』
ええ、ええ、敵を討つかのように、こき使われましたとも…。
これも、娘が幼稚園くらいの時のエピソードですが、妹が欲しくなった娘が『おかあさん、赤ちゃん産んで!』と言って来たことがありました。
『赤ちゃんが生まれたら、あなたはお世話係になって大変よ! 困るでしょ? だから産まないの』
『そんなこと言って、ホントは産めないんでしょー?』
『産めないんじゃありませんっ! 産まないんですっ!』との会話の後に一言、娘は『産めないくせに…』とポツリ。
さらに十数分後に再び娘が寄ってきて、母のお腹に触れながら、今度はこう言いました。
『おーい! 赤ちゃん! そろそろ、いーよ! 出ておいで~! こんなに膨らんでいるのに、なんで出てこないんだろうね…』
あれから20年。ワタクシ、今もずっと妊娠中ザマス(号泣)」(鳥居りんこさん)
子どもが小さい時ならではの、ほっこりエピソードはどの家庭にもありそうです。今年はいろいろと不安や心配な出来事が多いですが、笑いは大切にしたいですね!(文・橋本真理子)
鳥居りんこさん
2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。その他、著作として『ノープロブレム答えのない子育て』(学研)、『親の介護をはじめたらお金の話で泣き見てばかり』(ダイヤモンド社)など。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。