家族全員在宅に…。夫・両親・親戚を総動員して乗り切る!
2人姉妹を育てるママライターの“愛華”です。夫は普段、会社勤めで日中は家にいない人でした。しかし、新型コロナウイルスの影響により一変。緊急事態宣言を受けて、基本的に在宅勤務となりました。
私はもともと在宅の仕事をしていましたが、緊急事態宣言発令後は、姉妹が通う保育園も臨時休園状態となってしまい、仕事が思うように進まなくなりました。
両親と親戚の力を借りて仕事時間を確保!
我が家は未就学児の子どもが2人いますが、家の間取りは1SDK。この間取りでは、仕事中の大人と、遊んでいる子どもが同じ部屋で過ごすことしかできません。子どもたちがいる状態で仕事をするなんて可能なのだろうか…? 幼い姉妹に「仕事中だからダメ」って言ったところでまだよくわからないだろうし…。
悩んだ末、両親と親戚の力を借りることにしました。平日は、夫が週3日親戚の家で仕事。週2日は私が実家に子どもたちを連れ出し、夫は自宅で仕事。そして、私も実家で少々仕事。そして休日は、夫と私で順番に子どもたちの世話をすることにしました。このサイクルで、我が家は割りと良い感じに切り抜けられたと思っています。
最初は、「両親や親戚に迷惑をかけて悪いな」という気持ちがありました。しかし、思いのほか両親にも親戚にとっても良い効果があったようです。
両親も親戚もキッズパワーで元気に!
両親は、普段からほとんどの時間を家で過ごしています。時間がたくさんあるので、私が子どもたちのお世話を頼むのが嬉しいようでした。いつもはほとんど何もしない父が、ミックスジュースをお手製で作ってくれるようになったことには驚きました。
さらに、これまでは子どもたちを見ているだけだったのが、シャボン玉を一緒にするなどして遊ぶようにもなりました。これには私の母も「あなたたちが子どもだったときは、あんな風に一緒に遊ぶことなんてなかったのに」とビックリ仰天!
一方で、親戚は1人暮らし中。自宅に人が来ることが生活の張りにもなり、お昼ご飯を一緒に食べるのを楽しみにしているようでした。こちらがお礼をする立場なのに「ありがとう」と菓子箱をもらってしまったほどです。
この機会に、パパに家事の練習をしてもらう
緊急事態宣言が解除され日常が戻ったら、私は外勤の仕事を増やす予定にしていました。そのため、時間に余裕がある外出自粛中に、夫には色々な家事の経験を積んでもらおうと思いつきました。
子どもたちのお世話に加え、ごみ捨て、洗濯物干し、お風呂掃除をプラス。最初は失敗をすることもありました。時間がかかって手伝いたくもなりましたが、「今は時間がかかってもいい。自分でやることでコツを覚えて徐々にスピードアップもしてもらおう。練習期間だもの」とグッと我慢しました。
最終的には、私が何も言わなくても全て自分でできるまでになりました。私の外勤が始まったときには、夫は家事の良い戦力となってくれそうだと大いに期待しています。
狭い間取りの自宅で、在宅勤務の夫と共存するのは無理だと早々に諦めた我が家。両親や親戚が嫌な顔一つせず受け入れてくれたおかげで乗り切ることができました。我が家のピンチを救ってくれたことを、一生忘れません。これまで他人に頼ることが苦手で、ついつい自分だけで頑張ってしまう癖があった私。しかし、こうして頼らせてもらうことで思いがけないプラスの効果もあって、困った時には人に頼っても良いのではないかと思えるようになりました。
[愛華*プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立して、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。