外出自粛もなんのその! オンラインで新しい学びを経験
思春期真っ盛りの娘と小学校低学年の息子、2人の子どもを持つママライターの“Lilamica”です。そろそろ子育ては落ち着くかと思いきや、日々勃発するさまざまな問題に振り回されています。今回、新型コロナウイルスが流行し全国的に外出自粛要請が出されたことも、新たに生じた問題の1つでした。
学校もなければ習い事にも行けない。子どもの学習の遅れも心配。運動もさせてあげたいのに…。
そんな不安でいっぱいの私を助けてくれたのは、タブレット学習や動画でした。
突然の休校! 学校も仕事も行けない…
新型コロナウイルスの流行により、2月末から学校が休校になってしまいました。週2日はフルタイムのパートに出ている私は、大焦り。たとえ週2日といえども、思春期の娘や小学校低学年の息子を残して仕事に行くのは気が引けます。
優先すべきは子ども? それともパート?? 迷った結果、仕事を休むことにしました。ここから長いお休みが始まったのです。
学校の休みと同時に、野球やサッカーなど、さまざまな運動を経験できるスクールも中止に。とても楽しみにしていたスクールだったこともあり、息子はすっかり落ち込んでしまいました。私自身も、外出自粛で家から出られなくなってしまうことや、子どもの勉強はどうしたらよいのかなど、さまざまな不安でいっぱいでした。
予想以上に良き先生。タブレット学習!
幸いにも勉強面は、今年から2人とも通信教育のタブレット学習を始めていました。学校から出される課題のほかに、毎日の勉強時間をタブレットに設定して自主学習。たとえ子どもがわからなくても、タブレットは丁寧に教えてくれ、親のようにイライラしません。
また「頑張ったね」と褒め上手で、子どもの学習意欲をかき立てる仕組みが満載です。最初は「タブレットだけで大丈夫なの? 」と不安に思っていましたが、学校の教科書通りに進めてくれるので、子どもが毎日楽しく取り組むことができすっかり安心しました。
運動は動画をお手本に。家でも体は鍛えられる!
息子は、野球やサッカーなどさまざまな運動種目を幅広く体験できるスクールに申し込んでおり、新学期から通うのを楽しみにしていました。しかし、このスクールもコロナ禍が落ち着くまで休止です。体を動かしたい息子が体力を持て余していたところ、週1回の動画が公開されて家で運動ができるようになりました。
本来は、子ども一人ひとりに合わせたレベルでレッスンが行われるのですが、この動画は、見ながら瞬発力を鍛えたりストレッチをしたりするものでした。それでも、見よう見まねで側転をマスターした息子には驚きました。
コロナのおかげ!? 息子がプログラミングに挑戦
勉強に運動、テレビにゲームとひととおりのことをこなしても、息子にとって一日は長く感じたようです。そこで、余った時間はタブレットに入っているプログラミングに挑戦してみることにしました。以前、自分でプログラムを組んで絵を動かしたり、ドローンを飛ばしたりしたことがあった息子にとって、タブレットのプログラミングはわかりやすく、どんどん夢中になったようです。
ついには専門の本を購入し、パソコンで怪獣を動かすプログラミングに挑戦するまでになりました。コロナ禍では普段と違う生活に戸惑うことも多いけれど、息子がプログラミングに興味を持つ機会となったことで、悪いことだけではないと思いました。
戸惑いや不安から始まった自粛生活でしたが、タブレット学習や動画のおかげで、子どもにとって有意義な休校期間の過ごし方となりました。わが家は以前から通信教育や運動スクールに入会していたのですが、自粛期間に入ってから通信教育に申し込んだ友人は、なかなかタブレットが届かず困っていました。今回のような事態が今後も起こり得る可能性を考えて、食料や日用品だけでなく、子どもの学習などについても備えておく必要があると感じました。
[Lilamica*プロフィール]
思春期真っ盛りの娘と小学校低学年の息子の、2児のママ。「家にいてほしい」という子どもたちのリクエストにより、週2日のパートと在宅で事務の仕事をしています。子どもと一緒に笑ったり、歌ったり。毎日楽しく過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。