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コロナ禍の2020年に生まれた赤ちゃん 20年後の世界、どうなっている?

更新

新生児
kuppa_rock/gettyimages

コロナ禍の2020年に生まれた赤ちゃんが生きていくこれからの時代は、少子高齢化による人口減少、日本に住む外国人の増加、AIの進化による仕事環境の変化などに伴い、ママやパパがこれまで経験したことのない「変革」が起こるといわれています。赤ちゃんが大人になる20年後を見据えて、パパやママも未来に何が起きるか、予想される世界を取材しました。

2020年のこと(わが子0才)

これまでにも、小、中、高の教育課程で、デジタル教科書を併用可能になったり、主に住民税非課税世帯を対象にした、大学など高等教育の無償化や幼児教育・保育の無償化など、さまざまな政策が行われてきました。

今後は、ほかにどのようなことが行われる予定なのでしょうか? 

小学校での教育が変わる!

・小学校でプログラミング教育が必修化
パソコンを使うスキルを身につけることだけが目的ではなく、プログラミング的思考の育成を目的として、各教科に盛り込まれていくように。


・小学校で英語教育が本格化
これまで小学5年生から行われていた外国語活動が、2020年より、小学3年生から必修教科に。小学5・6年生では「教科」の一つとなり、成績もつくようになります。

Qプログラミング教育って何ですか?

A目標達成のプロセスを「論理的に考える」力を身につけることを目的とした教育です

プログラミング的思考とは、自分の考えを実現するために、どのような動きが必要で、どのように組み合わせたらそれに近づくのかを、論理的に考える力です。これは、学校教育のなかだけでなく、現実社会の課題解決にも応用できる力だといわれています。

2021年~2025年(わが子1~5才)

・シェアリングエコノミーやサブスクリプションの国内市場が拡大

・成人年齢を20才から18才へ引き下げ

・日本の人口の30%が高齢者に
2020年より75才以上の医療費が2割負担へ引き上げられる可能性が。令和4年からの導入を検討中。

・小学校から英語のほかに、中国語を学ぶ子も

Q今後さらなる高齢化が進むと社会にはどのような変化があるの?

Aお金だけに頼りすぎず、視野を広げ、わが子なりの資産を見つけて

高齢者が人口の多数を占めるので、高齢者向けの政策が通りやすくなります。しかしそのままでは社会保障システムが破綻するので、これから生まれる子どもたちが大人になったときには、親世代の社会保障費をカットするという苦渋の決断をせざるを得なくなるでしょう。ただ、生き抜くために必要な資産は、お金だけではないはず。自分のアイデアや人とのつながりを生かすなどして、お金に頼らず生きていくすべを探る必要があります。

2026年~2040年(わが子6~20才)

・日本の労働人口の約49%が人工知能やロボットなどに代替可能になる(従業者数が735万人減少)

Q AIが人間の能力を追い抜くと仕事は減るの?

Aスキルアップしていれば、いつでも仕事はあります

一時的に就職難な時期はあっても、相対的に人手不足が深刻な日本に、みんなが失業する「大失業時代」は訪れません。ただし、「総合職だから大丈夫」という時代ではなくなります。自分の強みを見つけ、スキルアップをしていくことが、これからの子どもたちには大切です。逆に「他人にはない自分だけの強み」を持っていれば、職を変えざるを得ないことはあっても、失うことはないでしょう。

監修/野村総合研究所 上級コンサルタント 上田恵陶奈さん、ベネッセ教育総合研究所 主席研究員 高岡純子さん

文/たまごクラブ編集部
参考/「たまごクラブ」2020年1月号「20年後までの未来、見通し表」

これから親になるママとパパは、わが子が大人になる20年後を見据えて、サポートしていくことが大切かもしれません。新型コロナウイルスによる影響で、企業のリモートワーク化が一気に加速したように、どんどん時代や価値観が変わる中、柔軟な考えと、正しい知識を持って、わが子の成長を見守っていってくださいね。

上田恵陶奈さん
Profile
野村総合研究所上級コンサルタント
東京大学法学部卒業。AI、決済などが融合した事業戦略の構築・実行支援、関連する政策立案に従事。

高岡純子さん
Profile
ベネッセ教育総合研究所主席研究員
東京大学法学部卒業。AI、決済などが融合した事業戦
略の構築・実行支援、関連する政策立案に従事。子ども・保護者・教師の意識や実態の調査研究に取り組む。自治体の子ども子育て会議委員などをつとめる。

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