新学期スタート、小学生の日傘、ハンディファン持参OKな学校増加、ママたちの声
日傘をもつ小学生が増えています。テレビの特集でも小学生の登下校時の日傘利用について取り上げるなど、子どもの暑さ対策に新しい流れが生まれつつあります。口コミサイト「ウィメンズパーク」でも、日傘やハンディファンの話題がもちきりです。そこには地域差、学校差がくっきり浮き出ました。
登下校に日傘を推奨する学校、禁止する学校
「日傘はOKの小学校ですが、使っている子どもは少ないです」
「クラスで一人いるかな。娘に日傘使ってみる? と、聞いたけど『いらない』と言われました」
日傘OKの小学校でも使っている子どもは少ない、という声が多かったです。しかし積極的に推奨している小学校は、やはり使用者が増えるようです。
「7月から、小学校から何度も何度も日傘を使うよう通達がきています。そのかわりというか、登下校は熱中症予防でマスクを外すようにとも。うちの小学校は、多くの子どもが日傘を使っています」
「日傘があればソーシャルディスタンス保てるし、熱中症予防になるし、一石二鳥」
「7月に、小学校から日傘推奨の通達がきました。最初は雨傘でしたが、私の日傘を使ったら暑さがかなり和らぐと言うので、子ども用に日傘を買いました」
「8月になってから一気に増えました。持っていない子が友だちの日傘を借りて、その良さを知って増えているそうです」
「小1です。忘れたり、トラブルになったりするかなーと思ったけど、今のところまったく問題なし」
肯定的な意見がある一方で、やはり否定的な意見もありました。
「帽子で十分」
「子どもがからかわれるのではと、心配」
「日傘をさすと片手がふさがって、サブバッグが持ちにくくなります。低学年なので日傘は無理」
小学校が日傘を禁止する理由のひとつが、この「片手がふさがって危ない」です。すると、こんな対策をとる小学校がありました。
「サブバックを持たずにすむよう、今はランドセルではなく、リュックサックで登校しています。置き勉も許可されました」
低学年でも安心して日傘が使えるようにという、学校側の配慮がすばらしいです。次はハンディファンOKの小中学校の話題です。
小中学校でも、マイ扇風機を持参する時代に突入
「小学校から、子どものハンディファンの使用を許可します、というお手紙が来てびっくり。時代ですねー」
「だいぶ前に許可が出ました。下校時は強風モードで快適らしいです」
「エアコンのある中学校でコロナ禍前は禁止でした。換気で窓を全開するようになったら外気とほぼ変わらない室温となり、先生が教育委員会にかけあって、ようやく授業中のハンディファンの使用が許可されました」
と、小中学校でのハンディファンの使用許可の声が届きました。しかし、禁止されている小中学校のほうが、まだまだ多いようです。
「羨ましい。エアコン未設置なのに禁止の小学校です。田舎なので、新しい考えは受け入れがたい空気があります」
「エアコンがあるからと禁止されています。が、古いエアコンなので効きが悪く、コロナ禍で窓を開けている状態。しかも娘の席は冷風がまったく届かないので、汗だくで授業を受けているそうです」
「禁止されている中学校です。午前授業のときは、35度越えの炎天下での下校になり、顔を真っ赤にさせて帰宅します。我が子がダメ元で先生にハンディファンの使用許可をお願いしたら『職員会議にかけてみる』と、言われたそう。ぜひ、認めて欲しい」
と、要望する声がある一方で、必要なしという声もありました。
「音がうるさいのでは? 誰かが壊したとか、いろいろトラブルの種になりそう」
「我が子は下敷きパタパタで十分と言ってます」
「なぜ扇風機? 扇子やうちわじゃダメなのかしら」
しかし、ハンディファンの実力はあなどれないようです。
「昔、某テーマパークで流行ったハンディファンは、かわいいけれど全く涼しくなかった。そのイメージだったのですが、ママ友に勧められてヨドバシのオリジナルのハンディファンを使ってみたら、涼しい!!! 想像以上の涼しさにびっくり。これは熱中症対策になると思いました。充電式で長く使えるし、小中学生にも使わせたいと思いました」
実は6月、口コミサイト「ウィメンズパーク」に「今夏、小学生にハンディファンを持たせたい」という書き込みがあったとき、大半が否定的な意見でした。しかしこの酷暑で空気が一変。小中学生の熱中症対策は、新時代の到来を迎えているようです。
文/和兎 尊美
■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿をまとめたものです。