ママたちが悩む離乳食作り、に時短化の流れ「オールインワンメニュー」や、「ベビーフードの活用」も
食材をなめらかにすりつぶしたり、離乳時期に合わせて食べやすいサイズに切ったり、栄養バランスを考えて何品も作ったりなど、とにかく手間と時間がかかる離乳食作り。赤ちゃんの成長のために必要なものだということはわかっていても、ただでさえ忙しい育児の合間に、一から完璧に作るのは本当に大変です。
そこで今回は、離乳食作りの時短をかなえるテクニックとして1品で栄養たっぷりな「オールインワンメニュー」と「ベビーフード」の活用について紹介します。
【時短テク1】1品で栄養バランスが整う! オールインワンメニューってこんなに便利
離乳食作りに苦労するママやパパの声の中でも多いのが「主食・主菜・副菜と毎回3品作るのが大変」「栄養バランスが整った離乳食を毎食作るのが大変」というもの。しかも、せっかく時間をかけて何メニューも作ったのに、赤ちゃんが食べてくれないときは、がっくりしてしまいます。
そこで、おすすめしたいのが「オールインワンメニュー」の活用です。オールインワンメニューとは、1品に主食(炭水化物源)・主菜(タンパク質源)・副菜(ビタミン・ミネラル源)の栄養が含まれた離乳食メニューのことをいいます。
おかゆやうどんなどの主食と、肉や魚・野菜が入ったおかずがワンセットになったもので、大人のごはんでいうと、どんぶりメニューのようなイメージです。
1品で栄養バランスが整うので、3品バラバラに作るときと比べて、調理時間の削減につながったり、洗い物が減ったりなどのメリットがあります。
2回食、3回食など離乳食の回数が増えてきたら、そのうち1~2回はオールインワンメニューにしてもいいですね。
※写真は、そうめんペーストに豆腐・キャベツ・にんじんを合わせた離乳初期のころのオールインワンメニューです。
【時短テク2】面倒な下ごしらえから解放! ベビーフード活用で離乳食調理をラクに
離乳食作りの大変なポイントとして次に挙げられるのが「食材を小さく切ったり、すりつぶしたりなど、調理が面倒」というものです。
とくに、あく抜きが必要なほうれん草や、下処理が大変なレバーなど、食材によってはかなりの手間がかかってしまうものもあります。
そんなとき、活用すると離乳食作りがぐっとラクになるのがベビーフード。
食材がペースト状になっていて下ごしらえの手間が省けるものや、すでに主菜として仕上がっていてそのまま1品で食べさせられるものなど、さまざまな種類があるので、ライフスタイルやその日の忙しさに合わせて取り入れるといいでしょう。
毎日のメニューをすべて一から手作りするのはとても大変なので、ベビーフードを活用できる場合は、どんどん使ってみてはいかがでしょうか。
※写真はベビーフードの野菜ミックスを活用して納豆をあえた離乳中期のころの主菜メニューです
調理/中村美穂先生 写真/武井メグミ スタイリング/露木 藍 取材・文/ひよこクラブ編集部
今回は、離乳食作りを時短する方法として2つのテクニックを紹介しました。どちらの方法も、栄養バランスや安全面はしっかりとクリアしながら、離乳食作りの時短につながるもの。ぜひ毎日の離
乳食作りで活用してください。
『ひよこクラブ』2020年11月号の別冊付録は、毎年ママ・パパから大好評の「カレンダー式離乳食 365日のレシピBOOK」です。
「オールインワンメニュー」や、便利なベビーフードもたくさん紹介しています。
参考/『ひよこクラブ』2020年11月号別冊付録「カレンダー式離乳食 365日のレシピBOOK」