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「液体ミルク」赤ちゃん家族の防災備蓄品として定着か? 国産3メーカーに聞く

赤ちゃんがいるママ・パパが防災用備蓄としてここ数年でにわかに注目しているのが「液体ミルク」。普段は、母乳をあげているママも被災時に母乳が出にくくなったり、母子で離れて避難せざるえない場合もあるため、「気になる」という声もあります。調乳要らずで、容器を開けたら常温ですぐに飲ませることができるのが液体ミルクの長所。2019年春の国産の発売以来、備蓄リストに加える家庭も増えているようです。
現在国産の液体ミルクは3つのメーカーから発売されています。3社に聞きました。

自治体などでも備蓄がすすむ液体ミルク。子育てファミリーの必需品に!?

(左から)「江崎グリコ アイクレオ赤ちゃんミルク」(125ml/200円)「明治ほほえみ らくらくミルク」(240ml/215円 「ビーンスターク 液体ミルク すこやかM1」(200ml/215円)

やはり気になるのは、被災してしまったときに「液体ミルク」がどのくらい便利なのか、という点。
「液体ミルクの開発で防災の観点から工夫した点」それぞれのメーカーに聞きました(五十音順)。



「廃棄時にコンパクトになり、手軽である紙パックを採用しています。捨てやすく、軽くて持ち歩きやすいのが特徴です。また、『チュチュ 紙パック用乳首』を使用することで、哺乳びんに移し替えることなく、装着してすぐに飲むことができます。紙パック用乳首と一緒に備蓄しておけば、自宅外に持ち出すのも簡単で、さっと飲ませることができます」(江崎グリコベビー・育児マーケティング部 増田さん)

「防災の観点では、地震などで物が壊れたりした時でも中身の品質を守ることができるようにスチール缶を採用しています。赤ちゃんがいつも使っている乳首で飲むことができるように、と考えて日本の哺乳びん売り上げのNO.1のピジョン『母乳実感』の乳首がつけられるアタッチメントを開発しました」(明治 栄養マーケティング一部 江原さん)

「容器は丈夫なスチール缶を採用。日本で初めて配合したオステオポンチンのように、赤ちゃんの発育と成長に大切な成分を育児用粉ミルクと同様に配合することにこだわりました。賞味期間(1年間)の確保等にさまざまな工夫を重ねました」(雪印ビーンスターク商品開発部 山本さん)

災害時では、ママ・パパの不安まで解消する存在になる液体ミルク、いざというとき、日常での使用感は?

2019年、そして今年も各地でさまざまな自然災害が発生しています。いざというときはもちろん、普段液体ミルクを使っている人の声も気になります。
そこで、現在、使用しているママやパパたちからどのような声が届いているか聞きました。

「『断水停電の中、衛生的なものがあげられる安心感、母乳が出なくなってしまったらどうしようという不安に悩まされることがなかった』というお便りをいただきました」(江崎グリコ)

各社に寄せられている声のなかで多いのが、断水や衛生環境がよくないときに粉ミルクより即戦力になり得るという期待感です。

「20年4月にアタッチメントつきの商品を発売しましたが、外出時の荷物を軽減することができたり、調乳や移し替えの手間が省けることに好評いただいています」(明治)

また、平常時、粉ミルクに必要な調乳グッズよりも、荷物が極端に減るということも液体ミルクのメリットと考える人も。同様の声は編集部にも多く届きます。

「『200mlの容量がちょうどよかったから』『母乳に含まれる赤ちゃんの発育に大切な成分を配合しているから』と魅力に感じていただいています」(雪印ビーンスターク)

成分や容量もママやパパたちが気になるところ。

ほかにも、多くのママ・パパから「常温でいいの?」という声、「いつも飲んでいるものと違ったら、うちの子いざという時大丈夫か?」という声も。

災害時だけでなく、普段使いしながら備蓄を

災害時にとっても役立つアイテムだと徐々に広まりつつある液体ミルク。開発した3社に、今育児中のママ・パパたちに液体ミルクをどのように活用してほしいかを聞いたところ、同様の返答が。まとめて紹介します。

災害時にいざ液体ミルクを使って授乳しようとしても、普段飲み慣れないものを赤ちゃんが受けつけるかどうかは、その子によるとしか言えないということ。

そのため、日常のなかで、夜中の授乳時や忙しいとき、ママやパパの外出時に赤ちゃんをだれかに赤ちゃんを預けるときなどに、まずは試してみることを検討してはどうか、というものでした。

ひよこクラブ編集部ではここ数年、赤ちゃん家族の防災についての特集を組んでいます。東日本大震災、熊本地震など被災した方の生の声を聞くと、「いざというときに役立つかも」と思える物やことは、「実際に役立つ」ということを実感します。
何もなかったからといって、無駄ということはなく、お守りとしてでも防災への備えを少しだけでも考えてみてください。

取材・文/乾 瞳、ひよこクラブ編集部

被災時は水やお湯、衛生的な容器も手に入りにくくなります。いつ起こるかわからない災害に備えて、ママ・パパ・赤ちゃんにとって液体ミルクは心強い味方になりつつあるようです。その時になってあわてないためにも、今、しっかり考えて、備えることを始めませんか。

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