1歳の成長を引き出す3つの柱「知性」「感性」「身体」とは!?

1歳は、できることがどんどん増える時期。「バランスよく力を伸ばして、可能性を広げてあげたい」と考えるママやパパも多いと思います。1歳の力を伸ばす、適切なかかわり方について考えてみませんか。
1歳の成長の早さはうれしい反面、悩みも! ママたちのホンネ
1歳は、心身ともに発達が目覚ましい時期。しかし1歳の子をもつママからは、次のような声も聞かれます。
●息子は、1歳過ぎなのに「ママ」「パパ」「もう」「ばあ」ぐらいしか言葉が出ません。上の子は、もう少し話していたので気になってしまって…。
●うちの子は歯磨きが苦手! 前歯が上下4本ずつ生えているのに、歯ブラシを断固拒否します。むし歯にならないか心配です。
●1才4カ月の娘が怒りっぽくって、心配です。気に入らないことがあると、すぐに大きな声を出したり、テーブルや床バンバンたたいたり、持っているスプーンを投げたりします。もう少し上手に、やりとりする力を身につけたいのですが…。
体験談のような悩みは、意外と多いのですが、遊び感覚で楽しくかかわることで、悩みが解決することもあります。
1歳の成長を引き出す3つの柱「知性」「感性」「身体」とは!?
1歳は「まんま」など意味のある言葉が出始めたり、一人歩きができたりするなど、成長が目覚ましい時期です。そのため「知性」「感性」「身体」を意識して、1歳の成長をバランスよく伸ばしてあげましょう。
1. 1歳の知性は、「知育」「言葉」を主体に
1歳の知性は、「知育」「言葉」を中心に伸ばすことを考えます。「知育」は、知育パズルなど、手指を使い試行錯誤して考える遊びのなかで伸ばしていくことができます。また「言葉」は、言葉の発達が目覚ましい“言葉の爆発期”に向けて、ものと言葉を結びつける経験を増やしていきましょう。「もっと知りたい!」という意欲を刺激して、言葉の興味を広げていくことが大切です。
2.豊かな感性をはぐくむには、「好奇心」「人とかかわる力」が大切
1歳は、外の世界に興味が広がり始める時期。「好奇心」「人とかかわる力」を伸ばすことで、豊かな感性がはぐくまれます。たとえば「好奇心」は、季節のお話など、子どもにとって発見がいっぱいの絵本を読んであげて! 「人とかかわる力」は、毎日の生活のなかで「ありがとう」「どうぞ」「大丈夫?」などのやりとりを意識すると、コミュニケーションの土台がはぐくめます。
3. 身体の発達を促すには、「運動・リズム」「生活習慣」がカギ!
1歳の身体の発達は、「運動・リズム」「生活習慣」を意識して促しましょう。 「運動・リズム」は、おうちで楽しく体を動かすリトミック体験などがおすすめ! 「生活習慣」は歯磨き、トイレなどを、自分のことを自分でできる習慣を楽しみながら身につけていくことが大切です。
「バランスよく力を伸ばしてあげたいけれど、忙しくて見てあげる時間がない」というママやパパは多いと思います。長い時間がとれなくても、生活の中でお子さまの成長を引き出す関りをすることもできます。たとえば寝かしつけの前に、絵本を読み聞かせたり、普段遊んでいるおもちゃを見直して、指先を使うような知育玩具を取り入れてみたりするだけでもOK。無理なく継続できることから始めてみませんか。
取材・文/麻生珠恵
取材協力/こどもちゃれんじ
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です