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パパを戦力化するのは、物事の主語を「私」から「私たち家族」に変えるのがコツ【専門家】

※写真はイメージです。
Lacheev/gettyimages

新型コロナウイルスの影響で、社会全体が大きく変わりつつあります。仕事や育児の環境も変化し、これまでより負担が増えているママも少なくないかもしれません。もちろん積極的に育児をしているパパも大勢いますが、まだまだママまかせという人も少なくありません。
これを機に、そんなパパに子育ての当事者意識を持ってもらい、育児に積極的に参加してもらうにはどうしたらいいでしょうか?仕事と育児の両立に詳しい株式会社グロービス主任研究員で「育児は仕事の役に立つ」著者である浜屋祐子先生に、夫婦で上手に子育てをシェアする方法を聞きました。

主語を「私」から「私たち家族」に変えて、家族というチームで子育てを

まじめなママほど、「私が頑張らなくちゃ!」と、育児も仕事も全部ひとりで抱えこんでしまいがちです。
けれど、社会そのものが変化しつつある今だからこそ、家族のあり方を変えるチャンス。なぜなら、今はパパの意識も変化しつつあるときだから。家にいる時間が増え、これまでよりも家庭に目を向け始めているパパが増えているといいます。

今まで「私は〇〇をしよう」と考えていた人も、これからは「私たち家族(夫婦)は、どうしたらいいだろう」と、主語を「私」から「私たち」に変えていくときです。家族をチームとしてとらえ、協力し合える体制を作っていきましょう。

とはいえ、いざパパに協力してもらおうとしても、「何を協力してもらったらいいかわからない」と、とまどうことも少なくないはずです
パパを育児に巻きこむための具体的な方法として
【1】ママとの情報格差をなくす
【2】普段から少しずつパパに慣れてもらう
【3】時間軸を延ばし、長い目で見る
の3つを意識しましょう。

【1】ママとの情報格差をなくす

子どもに関する情報は、育児にかかわる時間の長いママのほうがどうしても詳しいものです。でも、パパを戦力化するためには、夫婦間の情報格差をなくすことが大切です。大切なことはどんどん共有していきましょう。シェアしたほうがいい情報には次のものが挙げられます。

病院関連の情報を確認

健康保険証や医療証、診察券などはわかりやすい場所にひとつにまとめ、置き場所の共有を。かかりつけ医についても、休診日や場所、休診だった場合、別の小児科の選択肢についても伝えておくと、いざというとき助かります。

学校や保育園の情報を「見える化」する

保育園や小学校のイベントのおしらせなどは、ママだけが確認するのではなく、パパともシェアを。「ママひとりしか知らないことがある」というママ自身の気持ちの負担も軽減できます。
情報は、できるだけ目に見える形にするのがおすすめです。
たとえば、家族全員が毎日必ず目にする場所に大きなホワイトボードを作り、保育園や小学校のおしらせを貼ったり、スマホのアプリで管理したりするなど、アナログでもデジタルでも、さまざまな方法があります。

夫婦間で仕事の状況を共有する

具体的な業務内容まで共有しなくていいので、お互いの働き方や、仕事の状況、プライベートに影響があるスケジュールは把握しておくべきでしょう。
たとえば「時短だけど、日中は電話が取れないくらい忙しい」「仕事の途中で少し抜けることは可能だけど、夜遅くまで働かないといけない」など普段の業務の様子や、季節ごとの繁忙期、出張や残業が続く時期などを共有しておくといいでしょう。

【2】普段から少しずつパパに慣れてもらう

情報共有をしたら、実際にパパを巻きこんで、育児に参加してもらいましょう。
でも、たとえば熱の出た子どもの対処など、いきなり緊急事態をまかせるのはパパの負担も大きいはず。余裕のあるときに少しずつ慣れてもらうことが大切です。

健康診断などにはパパも同行する

比較的予定を立てやすい定期的な健康診断、必ず受ける予防接種などは、できるならば(※)パパに同行してもらうチャンスです。かかりつけの病院に行く際、持っていくものや、どんな交通手段を使うかなどを事前に確認しておくと、いざというとき、パパひとりでも行きやすくなります。

※コロナ禍で、人数に制限がある場合があります

保育園の保護者会に一緒に参加する

保護者会などは、できるならば積極的にパパと参加するようにしましょう。これまで保育園のことにはノータッチだったパパも、実際に足を運んでみると「意外と夫婦で参加している家庭も多いんだ」など、様子がわかるようになります。また、パパ友ができれば親しみがわき、育児を身近に感じられる効果もあります。

保育園の緊急連絡先をあえてパパにする

ママとパパの働き方にもよりますが、保育園の緊急連絡先の1番目をパパにすることを考えてもいいかもしれません。実際に迎えに行けないにしても、子どもが熱を出す頻度や、仕事を途中で切り上げる大変さなどを体感でき、積極的に状況を把握しようという意識が高まるキッカケとなります。

【3】時間軸を延ばし、長い目で考える

忙しい毎日を送っていると、「今をどうするか」という短いスパンで物事を考えがちです。でも、家族で家にいる時間が増えたからこそ、この先どうしていきたいのかを話し合うチャンスです。
たとえば今後、子どもの学費がかかる年齢になったとき、どんな働き方をしていたいのか、将来的にどんな仕事をしたいのかなど、お互いの希望を伝えましょう。数年先のことを視野に入れることで、家事や育児の役割分担の見直しや、キャリアアップやキャリアチェンジための勉強の必要性など、具体的に何をしたらいいかが見えてくるはずです。
それを踏まえ、家族にとっての理想の形を築いていきましょう。

監修/浜屋 祐子先生 取材・文/齋田多恵、ひよこクラブ編集部

新型コロナウイルスの影響で負担が増え、育児と仕事の両立は大変だと感じるママもいるかもしれません。でも、先が見えない今だからこそ、仕事も育児もパパと協力して乗りきれるといいですね。
そして数年後のことも視野に入れながら今後のキャリアのための勉強と「育てる、稼ぐ、学ぶ」をパートナーとチームを組む意識で取り組んでいくと、新しい家族のあり方や、働き方が見えてくるに違いありません。

浜屋 祐子先生(はまやゆうこ)

Profile 
株式会社グロービス主任研究員。「育児は仕事の役に立つ ワンオペ育児からチーム育児へ」(光文社新書)共著者。社会人に向けた経営教育事業(専門はリーダーシップ、人材マネジメント領域)に携わるとともに、出産や育児等のライフイベントを経験しながら働く/働きたいおとなを応援する活動を行っている。

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